かいじゅうたちのいるところ [DVD]

監督 : スパイク・ジョーンズ 
出演 : マックス・レコーズ  キャサリン・キーナー  マーク・ラファロ  ジェームズ・ガンドルフィーニ  ローレン・アンブローズ 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.23
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本棚登録 : 1236
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135832122

感想・レビュー・書評

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  • 自分自身、ひとりぼっちの寂しさをごまかすために、
    空想に耽っていた子供だったので、
    かなり共感できました。


    子供向けと思われがちだけど、
    大人たからこそ
    深く理解できる硬派な作品で、

    かいじゅうたちとの楽しい暮らしを予想していると
    大いに裏切られます。


    原作にはない
    少年が逃げ出さなければならなかった
    ツラい日常の話から始まる物語。

    ここで言う「かいじゅう」とは、
    危険なものや、
    ネガティブなものや、
    嫉妬深さやエゴなんかの
    子供の心の中に潜む闇。


    自分の中にある醜い部分や
    自らの心に潜むモンスターと、
    どう向き合っていくかが
    大きなテーマで、

    怪獣たちとの交流を通して
    自分自身との
    折り合いの付け方を学んでいく、
    監督お得意の
    自分探しのストーリーです(^_^)v


    マックスの分身であるキャロルや
    穴掘りが得意なアイラ、
    気分屋のジュディス、
    目立ちたがり屋の
    アレキサンダーなど、
    着ぐるみとCGを融合した
    この怪獣たちのビジュアルがまた
    よくできてるし、

    着ぐるみだからこその
    愛嬌やあたたかさが可愛いんです(笑)


    説明的ではないし
    感覚的な作りに徹しているので、
    観る者を選ぶ作品だけど、
    大事なメッセージが込められています。


    それは
    誰の心の中にも
    「かいじゅう」たちはいるということ。

    自分の心の闇に気付き、
    母親を理解した
    主人公のマックスのように、

    自分自身と向き合い
    自分自身を好きになれて初めて、
    他者への理解に繋がるということを

    ダークでファンタジックな
    映像の力と

    心躍る音楽の力を持って
    改めて気付かせてくれる
    秀逸な作品です。


    ダークだから
    子供には向かないという意見もあるけど、
    そこから何を学ぶかは
    子供が決めること。

    大人になれば
    観ていて良かったと必ず思えだろうし、何かが心に残る作品ですよ☆

  • 映画好きに薦めたい

  • 可愛さや癒しを求めて観る映画じゃない、と気付いてからは楽しめた感あり
    かいじゅうが着ぐるみにしか見えないのは否めないけど

  • 自分だけを見て欲しい。
    自分だけを愛して欲しい。
    それが通らなければ暴れて相手を傷つける。
    そして自分の心を持て余す。
    どんなに愛されても孤独は消えず心の中は荒れていく。
    幼い頃は「愛」とは与えられるだけのものである。
    だが人は成長とともに他者との出会いとともに
    愛というもののもつ法則を理解していく。
    愛は与えられるだけものではなく相手を想い愛することで
    初めて自分の中の孤独は消える。
    そしてその想いが伝わりあい循環することで
    絆というものが生まれる。
    人間はその段階をひとつひとつ経て大人へと成長していくのだ。

  • 子供はばかだから、親に愛されてるなんて、なかなかわかんないんだよ。あったかい映画だなー。

  • なんでもないシーンでなんか妙に泣きたくなる。
    最初の方の主人公の気持ちが妙にわかる。
    ダグラスをもふもふしたい。

  • 8歳の少年マックスは姉にかまってもらえず、シングルマザーの母の恋人に嫉妬し、母と喧嘩して家出。ボートで海に漕ぎ出し「かいじゅう」達の住む島に辿り着く。マックスを食べようとするかいじゅうに対して、自分は王様だと宣言するマックス。かいじゅうたちと一緒に理想の王国作りを始める。
    ベストセラー絵本を映画化。子どもの自分勝手で他愛もない空想の世界がそのま映像になっている。かいじゅうが着ぐるみ感たっぷりで可愛らしい。

  • なかなか凝ったデザイン。
    ちょっとダークで子供向けじゃない。

    視聴後に図書館で原作の絵本を読んでみる。

    原作に沿っているといえば、沿っているのだが
    リアルであの大きさのかいじゅうが出てくると
    だんだん不気味で怖くなる。

    なんか不思議な映画。

  • 何だか 今頃観るなんてって感じだけど、気になってた映画…主役のマックス演じる男の子が青年になってた映画を最近観たとこだったから 借りてみました。
    大人になってみるのは 理解するのは難しいテーマのような気がするのは 子供の時の感情や気持ちを忘れてきてるから…とても懐かしい気分 子供の頃に想像してた世界があった。もう今は こんな想像の世界さえなくなってしまってるけど、普通の少年マックスと怪獣のキャロルのやんちゃでさみしがり屋の感情がマッチしてることが 少年の中で教訓になったりする訳だけど…自分の置かれてる世界とかいじゅうたちのいるところの世界もみんな それぞれに問題を抱えてて不安な気持ちになる少年がキャロルLOVEの枝を作って、それを見たキャロルが泣き出したところでは淡々と観てた私自身も泣きそうになった。子供の想像力豊かな時代に戻ってみたくなる そして そんなふうに 子供達を見つめる事が出来たら最高ですね。

  • 原作が大好きで、映画化はがっかりしそうだと思いながら観たけれど、かいじゅうやマックスの心の動きに焦点が当てられてて、違った良さがあった

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