- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4988061863412
感想・レビュー・書評
-
《収録内容》
01.I
02.擬態
03.HOWL
04.I'm talking about Lovin'
05.365日
06.ロックンロールは生きている
07.ロザリータ
08.蒼
09.fanfare
10.ハル
11.Prelude
12.Forever
全体的にポップスとロックのバランス良くアレンジしながらも、荒々しい初期衝動を秘めた名曲ばかりで、「重力と呼吸」など最近のアルバムにあるMr.Childrenのロックの根っこを感じられる「シフクノオト」に並ぶ名盤。
「Prelude」「HOWL」「擬態」などブチ上がるナンバーも、「365日」のようなバラードも好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いちばん好きなのは、
9. fanfare
です。
冒険に旅立つ雰囲気が好きです。 -
CMでいつも聞いていた大好きな『365日』は、やっぱり何回きいてもいい!
昔みたいなミスチルの軽やかなサウンドもあれば、ヒサビサのロックもあり、めずらしくねちねちした失恋ソングもあり。
シングルのCDリリースがひとつもなかった、珍しいアルバム★ -
SENSE
Mr.Children
前作のSUPERMARKET FANTASYから約2年くらいになるのかな?今回は前作とは違い、1曲もシングル曲がない(配信はあるけどね)。だからどんなアルバムになるのか凄く期待してた。前作のSUPERMARKET FANTASYはミスチルのメッセージがシングル曲とアルバム収録曲で極端に違っていた。シングル曲は、優しさや労りを歌いどの曲も心が和やかになる曲ばかり。一方で、アルバム収録曲は、消費者に対するメッセージ。つまりミスチル(俺たち)は、コレを望んでるんだ!ただの消費じゃない、そこには批判めいたこともあった。そこのバランスが非常にとれている作品で自分としても「次」というのがすごくどうなるのか気になっていた。
その当時は、ミスチルはもう行くところまで行ってしまったんじゃないかという終焉に近い印象があった。だから「次」のアルバムに対する期待も強かったが不安もあった。どういう風に楽曲を構成するのか?
このSENSEというアルバムは、SUPERMARKETにはない人の優しさや大切にしないといけない何かを歌って希望に満ちたものと、SUPERMARKETに売られている消費物に対するアンチテーゼとの融合をうまくぶちこわした作品だと思う。
「おいおい、お前言い訳ばっかしてねーか?そりゃ、優しさや大切にすることはあるよ。夢だってあるはずだ。でもちゃんと自分を見ているのかい?」という問いかけがなされていた。一曲目の「I」から「HOWL」あたりまではそういう曲。
そして、「365日」や「fanfare」といった希望に満ちた曲もおり混ざっている。つまり、「それでも、自分を鼓舞してがんばろうよ」といったメッセージが込められている。
全体を通してSUPERMARKET FANTASYのようなすごく大衆向けの曲とは言い難いかもしれない。それはシングル曲がないから。
しかし、そのハンデをものともせずに作り上げたミスチルの力と小林武史のプロデュースはすごく連携がとれている。
ミスチルの進化を垣間みたアルバムである。 -
終盤の「ハル」「prelude」「forever」の流れが大好きです。特に「prelude」は個人的に終わりなき旅、口笛、HANABIなどに並ぶ最高級の神曲だと思います!読むと元気が出る歌詞、そしてサビの出だしのメロディとかが本当に素晴らしい。この曲があまり知られていない(シングルじゃない)とは…。周りに教えてあげたいですね。
-
「蒼」を聞くとかなしくなる
-
一曲目の「I」
CDを回していきなりの、「もう いいでしょう、これで終わりにしよう・・・」という出だしには本当に何か「やられた!」という感じを覚えた。
自分を責めるふりをして、他人を振り回して、心を病んで、どうしようもない行き場所を見事にいい当てられ、さらに前に行けない、誰も責められない現実を描かれたような気がした。
いちばんこのアルバムを代表しているのではないかと思った曲が二曲目の「擬態」。
「目じゃないとこ
耳じゃないどこかを使って見聞きしなければ
見落としてしまう
何かに擬態したものばかり」
バックラウンドのウキウキさせるような音楽にのせて、「アスファルトを飛び跳ねるトビウオ」のように、もう一歩前へ・・・。
「365日」は本当に歌詞も曲も美しい。
真剣な恋をした人なら分かると思うが、毎日、一日も欠かさず「君」との関係を丁寧に心をこめてやり取りをしていきたいと願うものだ。それが本当の紡いでいく愛なのだろうと思う。
「フーっと」風が吹くあたりの微妙なやさしさが好き。 -
『SENSE』(センス)は、Mr.Childrenの16作目のオリジナルアルバム。2010年12月1日にトイズファクトリーより発売された。
1.I
2.擬態
3.HOWL
4.I'm talking about Lovin'
5.365日 NTT東日本・NTT西日本CMソング。
6.ロックンロールは生きている
7.ロザリータ
8.蒼
9.fanfare 2作目の配信限定曲。
10.ハル
11.Prelude
12.Forever ドキュメンタリー映画『Split The Difference』のエンディング曲。セルフタイアップ。
全曲作詞・作曲:桜井和寿 編曲:小林武史 & Mr.Children -
初聴時からすんなり入っていけるMr.Children久々の良作アルバム。正式にシングルカットされた曲が入っていないからか、全曲通して聴いても違和感や雰囲気を壊してることはない。ただ、所謂スルメ的要素は無いように思う。
-
ミスチルのアルバムってのは一つの作品として、決してイイってものが多い方ではなくて、むしろスキがありすぎというか、アクがありすぎ、というか。僕ならば、こういう組み立てにはしないし、こういうサウンドディレクションにはしないけどなぁ、て思ったりするのだけど、それが彼らのスタイルなのだから、それはそれでいいかと思う。むしろPhishみたいに、ライブアルバムばっかり出すような、そういうふうにやっていった方がよっぽど自分らの良さが出るんじゃないかしら、とか思うんだけどなぁ。このアルバムも、作品としては、決して、良くないです。少なくとも僕好みではないです。ええ。(11/1/25)