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- / ISBN・EAN: 4988102554538
感想・レビュー・書評
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アングラ臭のする演出は少し食傷気味だが、夫婦2人の関係性が目まぐるしく変化していく様は秀逸。
すぐ行動に期待や意味を求めてしまう人間の性、見栄を張る滑稽さ、生活自体そもそも地味そして生きることのカッコ悪さなどが描かれていると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若松孝二監督流の反戦映画。
とにかく寺島しのぶ祭り。
衝撃だったのはたまご爆弾。
妻は、夫が出兵した時点で、
戦死することを望んでいたのではないだろうか。 -
戦争というものの悲惨さを ここまで 描くとは
みながら せつな過ぎるほど・・・・
寺島しのぶの 表情の変化が 実にたくみ。
戦争に送り出すときの表情・・・・
芋虫になって 戻ってきたときの表情。
芋虫が シッコ をしたいといって シッコをさせたときの表情。
次第に 寺島しのぶが 優位となっていく
そして 軍神として・・・そとにつれだし
自分が 軍神のように振舞っていく・・・
戦争が終わったときの その晴れやかさ。
戦争 が 家庭の中に深く根ざしている。
大西信満 の 四肢をとられて
それだけで 演技するのは 難しいだろうに
よくぞ 演じきった。
この二人の 演技だけで 戦争が 語ることが 出来るとは
すごいこと である。
若松孝二が 監督らしい 仕事をしている
とおもった 作品だ。
ただ 戦争を 説明しすぎる感もあった。
それを抜いても よかったと思う。 -
□ 1125.
<観た日>
H23/11/8 -
2010
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なんだかスゴイものを観てしまった。
「単騎、千里を走る。」(2006) での寺島しのぶの役どころに若干不満を感じ、「彼女の本気を観てみたい」とリストをあたってたどり着いたのが本作。後になって気づいたのが彼女こそが本作において左幸子、田中絹代につづいて35年ぶりにベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したその人だった。いやぁ、いきなり本気をみ過ぎたしまった感もあり。
「軍神」を演じる大西信満という俳優はその特殊メイクのせいもあってか二度目のお目見えだったにもかかわらずあっさりスルー。前作は「祖谷物語~おくのひと~」(2014) にて。まだ映画界では10年そこそこのキャリアとのことであるがどちらも迫真の演技で今後の活躍が楽しみ。他出演作も是非近いうちに観せてもらいたい。。
戦争が人間というものをいかに内側から壊していくかを垣間見せてもらうのに最適な作品。 -
どのサイトでも低評価ですが、なかなかよかったです。
戦争に対する痛烈な風刺もので、それ自体珍しくはないですが、戦った人たち誰もが日本のためを思っていたわけではないといったメッセージが、とても斬新でした。 -
GYAOで視聴。
若松監督らしい映画。タイトル「キャタピラ」は秀逸。寺島しのぶの表情の演技はすごい。伝えたいことをあまりにも見せすぎのため、奥行きがないのが残念。戦争フィルムはいらないと思う。密室の2人芝居で十分見応えあると思うけどなあ。演出が残念。 -
時間があれば
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2018/8/21 GYAO