軽蔑 ディレクターズ・カット [DVD]

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監督 : 廣木隆一 
出演 : 高良健吾  鈴木杏  大森南朋  小林薫  蒼井そら 
  • 角川書店 (2011年11月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111241047

軽蔑 ディレクターズ・カット [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 恋愛を中心に扱った映画が一般から受ける評価は、その恋愛にリアリティを感じることができるかだと思う。今回すごいと思ったのは、高良健吾に感じたリアリティだ。例えば最初の10分以内に、ヒロインの真知子にちゃんと誘って?と言われてしまうような欲望と行動の境目のなさ。田舎の甘やかされた坊ちゃんという背景や両親との関係の中で生まれて来ただろう彼の性格や、彼を取り巻く田舎の「悪」友たちとの関係。最後に大森さんが「何故お前だけ愛されるんだ?」と聞いたけれど、何故高良健吾の役に惹かれるか、それを分かった人にだけ、この映画自体の魅力が理解されると思う。

    圧倒的に嵌り役と感じた高良健吾に対して、ヒロイン役の鈴木杏ちゃんには最初どうしても違和感があって、元々は違う女優さんに配役がされていたんじゃないかと思っていた。今までの役柄からも考えても女優鈴木杏は、もっと天真爛漫だったり、おとぼけだったり、純情で明るく振る舞う中に少し影を隠し持つようなイメージだったから。あまりシリアスな役やセクシーな役は似合わないと思ったし、正直最後まで、実際に彼女みたいなダンサーがいるとは思えなかった。身体付きや、顔つきも役のイメージからは外れているのだ。

    けれど観進めるうちに、彼女がいることでこのストーリーの持つ掬いようのない感じや典型的とも言える堕落の過程を、陳腐でそれっぽい映画表現から救いだしたんじゃないかなと思った。もしかしたらもともとこういう効果を期待して杏ちゃんにしたか、もしくは彼女になったことで結果的にストーリーに厚みをもたらせることになったんじゃないかとすら思った。むしろ、イメージも顔も身体も明らかに役にはあっていないのに、最後までなりきって魅せた鈴木杏はすごいと思った。

    映画としては、いくつか冗長と思える長回しが気になった。最初の杏ちゃんのダンスシーン(彼女のダンサーとしての演技を観客が精査する役割になってしまっていると思う)や初めてのベッドシーン(バックからの撮り方が長く、もう少し丁寧に優しく撮ってほしかった)など、ちょっと気になる部分があって、おそらくこの映画を批判する人はこういう部分でつまんない!杏ちゃん似合わない!と思ってしまうのではないか。できれば2時間でおさめたほうが、興行的にもよかったと思う。また、最後の音楽も微妙だった。

    それでも良かったのは、熊野というロケーションの圧倒的な美しさや撮影された場所のセットがみなよく作り込まれていて見応えがあったこと。熊野での素晴らしい自然と町並みの間に作り込まれた世界と、てかてかした光の中の雑然とした歌舞伎町とのコントラストは見事だった。

    とにかく理由も分からないまま誰かを愛してしまうことに迷いがでたら、もう一度観たいと思う。

  • あまりにも単純に衝動的なだけのこのかたちを純愛としか呼べないのは確か。

  • 「軽蔑」というタイトルが出た時点で、ああこれは駄作だなと思った。
    役者もしょぼいし。が、音楽がちょっと面白くて見ているうちに、熊野の風景が入ってきて、熊野の方言が聞こえてきて、けっきょくつまらないながらも最後まで一気に見てしまった。
    見ているうちに、この役者のしょぼさは意図的なんじゃないかと思えて来た。それよりも土地の精霊が主人公なんじゃないかと。だから、熊野の風景を撮った時点で勝ちなんじゃないかと。
    主人公が刺されたあと、商店街をふらふらとさ迷うシーンが印象的だった。まさにこの映画のストーリーは、土着の人間関係が「カネ」によって浸食されていく過程を描いたものだ。都市と田舎、カネと人間関係、暴力と愛、本音と建前。いずれにしても、とても悲しい映画。けれども、現在から見れば、まだノスタルジーが感じられる分希望がある。

  • なんだかすべてがちぐはぐなまま終わってしまった。
    いったい誰が悪いんだこれ。
    そもそも原作はつまらなかったんだけど、もしかして映画化にあたってすごく大胆な料理の仕方をしてくれるのではないかと期待していたのに、あっさり(というか予想をはるかに超えて)裏切られました。そもそも登場人物の誰にも魅力がない。熱演ではあったが役者に魅力がない。鈴木杏ちゃん無駄に脱がせすぎ。ハンディカメラ使いすぎ。顔面アップ使いすぎ。音楽センス無さすぎ。ロケーションひどすぎ。雨のシーンが意味なさすぎ。大団円は確かに大胆な脚色があってちょっと面白かったが、全体をカバーするまでには至らなかった。
    大黒星。いったい誰が悪いんだこれ。

  • レンタル・高良君目当てで…>う~~~ん。。何とも。。イマイチでした。。すみません。話の盛り上がりに欠ける,2人が何故そこまで惹かれ合うのか謎,間延びした感じで無駄に長い!セリフが終始何言ってるんだか解らない!後半早送りで。杏ちゃんの貧乳…やっぱりポールダンスは本場のお姉さま達には叶わない。体当たりで頑張ったのだろうけど、どうもムリがある感は否めない。高良君顔小さ過ぎ笑、杏ちゃんとアップで並ぶとやばい笑。うぉ!また忍成君が微妙な役笑。

  • 鈴木杏なぜこれに出た。

  • デュマ・フィスさんの『椿姫』をモチーフにしているお話。
    顔は良いけどだらしなさ天井知らずの田舎の名家のダメ男に新宿歌舞伎町一のセクスィーダンサーのカップル。
    鈴木杏ちゃんが脱ぎまくって頑張っている割には、全然歌舞伎町の女王様に見えなくて残念…。
    高良くんの演技でなんとか最後まで持ってった感じのお話でした。

    最後は『ロミオとジュリエット』みたくなってた。
    『椿姫』は最後に椿姫のほうが死ぬけれど、このお話はどうしようもないおバカという病に侵されて、最後は僕のほうが死にました。

    絵の撮り方とか音楽とかけっこうオシャレなのに、ヒロインでどうも安っぽくなっちゃった感じだなぁ。
    頑張った杏ちゃんには本当に申し訳ない感想なのだけれど…。

  • 2011年 日本
    監督:廣木隆一
    原作:中上健次『軽蔑』
    出演:高良健吾/鈴木杏/大森南朋/緑魔子

    う-ん………正直に言っていいですか。…………つまんなかった。すっげえつまんなかった!どこにも誰にも共感できなかった。言いたくないけど、鈴木杏ちゃんがどうにもこうにもミスキャストすぎました。

    一応断っておくと、鈴木杏ちゃん自体は、とても好きな女優さんです。彼女の演技力には何の不満も不安も抱いていません。しかし今回に限り、もうほんと申し訳ないけど単純に「ビジュアル」の問題が一番大きかった。演技力だけでカバーできない最大のもの、やっぱりそれって「容姿」だと思うのです。同じ女性なのであまり容姿云々言いたくないですが、同じ女性だからこそ単刀直入に言わせてもらうと、彼女には色気がなさすぎる。ポールダンスのシーンでも、数度にわたるベッドシーンでも、潔く全部脱いだ女優魂は認めてあげたいですが、いかんせん、それが見せられて魅力的な裸体でなければ、どうすればいいのか。

    基本のストーリーは「恋愛もの」です。しかも「ふたりが恋に落ちる過程」はすっ飛ばして、いきなり逃避行から始まる熱烈な恋愛もの。ヒロインには有無を言わせない強烈な魅力がないと成立しない物語です。彼女のために一人の男が破滅するんだよ?その巻き添えを食って何人も罪のない人間も罪のある人間も死ぬ。それほどの破滅を齎すだけの美と魅力が、正直彼女にはなかったです。

    高良くんのカズさんがさすがのかっこよさだっただけに、え、ほんとにこの女のために身を滅ぼしていいの?どこがそんなに好きなの?っていう疑問点ばかりで共感できない。大森南朋が借金のカタに真知子をよこせと言ってもそこまでの価値を真知子に見出せない。これ致命的だと思う。

    だから終盤、憂歌団の名曲「胸が痛い」をバックに、鼻水垂らして高良くんが号泣の熱演をしていても、全く感動できないし、同様に真知子側の気持ちもピンと来ない。清純派から脱皮して演技の幅を広げたいという熱意はわかりますが、正直時期尚早、そしてミスキャストだったと思う。ヒロインに魅力がない、その一点で、この映画は失敗だと思いました。ごめん。
    (2011.10.28)

  • キャストはいいのに、薄っぺらな印象しか残らない。

  • どう考えても憂歌団がずるい…。クライマックスのあのタイミングで流されたらそれだけで泣かざるを得ない。

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