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- / ISBN・EAN: 4562205580481
感想・レビュー・書評
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「人類の進歩なんかくそくらえ!」昭和42年、「大阪万博」のプロデューサーに就任した岡本太郎(松尾スズキ)は真っ向からテーマに異を唱え、一大国家イベントと戦う決意を表明する。
それは、太郎を育んだ岡本家の反骨精神でもあった。
歌人の母・かの子(寺島しのぶ)、漫画家の父・一平(田辺誠一)、生涯のパートナーとなった秘書の敏子(常盤貴子)の4人が織り成す破天荒な家族模様を軸に、「太陽の塔」をつくるまでの岡本太郎の闘いを描く。
伝説の芸術家・岡本太郎の知られざる全貌、初のドラマ化!
絵画を志したけど、日本の硬直化した美術界に収まらず、パリで人種差別に負けず修行し、帰国後そのエネルギッシュな作風で日本の美術界に風穴を開けた岡本太郎の生涯を描いたドラマ。
岡本太郎を演じた松尾スズキと濱田岳、岡本太郎の母・かの子を演じた寺島しのぶの演技が、印象的。
美輪明宏がカバーした「水に流して」は、魂を揺さぶる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岡本太郎の作品は、絵画等のアートと、彼の言動がセットになって岡本太郎の作品だと思う。
受け継いだ才能は画家である父からより、小説家である母の影響が大きいようだ。
ドラマで知った母かの子は、激しくエキセントリックで、太郎は少年時代からずっと孤独だったわけだけど、自分自身をさらに孤独へ追い込んでいたフシがあるのは、芸術家は孤独でなくてはならない、という母の教えだろう。
太郎の言葉を記録し続けるパートナーの敏子。
書籍も何冊も出ている。
母に絵を描かせられなければ、小説家になっていたのだろうか?
彼の言葉、もっと言えば生き様がなければ、100年経った現在でも若者を中心に人気があるだろうか?
ドラマの中の母と太郎の言葉は、駄文しか思い浮かばない私ら一般人、「ヤバイヤバイ」「かわいいかわいい」言ってるような人間は、初めて聞く日本語ばかりだ。
一方で、彼の作品を見ていると、これが明治時代の人の作品なのかと思い至る。
激ヤバでめっちゃかわいい。
ところで、ドラマでは俳優と実際の人物達の写真が交互に出て、どの役も本人に良く似ている。
常盤貴子だけ全然似てなかった。
ま、別にいいけど。 -
常盤貴子って、こんなに可愛いかったんだ笑
岡本敏子さんと似てないけど、
作品と一緒の敏子さんの笑顔もホント可愛い。
それが、まさかのシンクロしていた。
ドラマだし、岡本太郎は誰がやっても
難しいと思うけど、まさかの常盤貴子。
やられました。やばい。ファンになりそう笑
プリオール! -
岡本太郎の力強さ、生きづらさが心のど真ん中に直球で伝わってくる意欲作。秘書との共依存のような奇妙な関係に、へぇーって。常盤貴子が本当に素晴らしい。
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傑作ですね。NHKはやっぱり質のいい映像を撮る。
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久々にいいと思ったドラマだったのに、放送時はテロップだらけで落ち着いて観れなかったのでDVD欲しい。
特典映像も気になるなー。