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- / ISBN・EAN: 4523215058643
感想・レビュー・書評
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2008年のアメリカのドキュメンタリー映画。アカデミー賞にノミネートされたり、実際にアメリカ国内の映画の賞を受賞したりした、評価の高いものであったようだ。
テーマはアメリカ国内の食品問題。農薬やO-157等の細菌汚染の問題、遺伝子組み換えの問題、大企業による食品産業支配の問題、食肉加工場の労働環境問題、ファストフードの問題など、扱われているテーマ・問題は幅広い。
例えばファストフードの問題で言えば、ファストフードは、普通の食材を買って自宅で調理するのに比べて安いので、あまり裕福でない人たちは大量に摂取する。高カロリーのため、アメリカでは糖尿病発症のリスクを持つ人が増えており、実際に、2000年以降に生まれたアメリカ人の1/3は糖尿病予備軍であるという調査もある。マイノリティに限れば、その割合は1/2になるという。そのような問題を映像で明らかにしていこうとい意図の映画。
私自身の感想は「驚いた」というもの。このような問題について、あまりにも何も知らなさ過ぎて、この映画で取り上げられているような内容に驚き、ショックを受けた。2008年の映画なので、15年前のもの。今はどうなのだろう、ということと、日本はどうなのだろう、と思いながら観た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハンバーグのパテなどの食肉に、家畜の糞尿が混じってるって話は
ファーストフードネイションで知ってた。
食品加工工場は、人間を含めて命を扱ってるって感じではなくて、
生きたまま逆さに吊るされた排泄物まみれの牛が、
壁に打ち付けられながら運ばれたり、
ブタが圧死させられたりするシーンは直視できなかった。
企業を取り締まらずに、労働者を取り締まったり、
工場のレーンが止まらないように、逮捕できる人数まで
打ち合わせてるのは、なんだかな~。
手作業で鶏を捌いてたおっちゃんが一番好印象だったな。 -
Amazonから引用。
食品の安全や業界の裏側に鋭く切り込んだフードドキュメンタリー。大規模で飼育・加工される米国の食肉産業の実態や遺伝子組換え食品が及ぼす影響などを明らかにしていく。安価な食品の危険性を訴え、巨大食品会社を真っ向から否定した問題作。
幼少期からお肉が苦手で自分から進んで食べることはあまりしてこなかったが、機械の製造のように、流れ作業で屠殺〜食肉加工されていく様がとても辛く、余計に「食べられない、、、、」と感じてしまった。
このドキュメンタリーを観て、毎日口にするものを値段だけで判断するのはやめようと思った。
地産地消のものをなるべく選ぶようにする。 -
営利追及、資本主義的競争、経済合理主義を突き詰めたら、こうなる。本来、行き過ぎを監督すべき監督官庁も、その圧倒的な力に呑み込まれる。
こういうのを見ると、フリーメイソンの陰謀論もあながち否定できなくなる。人間の愚かしさに、苦笑せざるを得ない。
まあ、そうなるよなという感想。 -
食料の工業化の話。マイケル・ムーアを思い出した。
みんなが知らない間に食べ物はメジャーに支配されてるって話。マジで恐ろしいよ。 -
私たちは、普段自分が食べている物についてもっと知らなければなりませんね。