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感想・レビュー・書評
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PSV版でクリア済。
好評なようですが、やはり自分にはどうも合わないらしい作品…。
声優さんは豪華なのに、メインキャラクター陣が全員微妙で掴めない感(汗)
現実世界と幻想設定も、肝心な部分はふわっとファンタジーで暈されている印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【お勧めポイント】
しっとりした世界観と、それに合う素晴らしい音楽と絵!
うっすら怖く、とにかく切ないお話に涙が止まらない!幻想?現実?の不思議体験。
夏帆ちゃん、兄。
【残念ポイント】たまに音が飛んでしまうとこ、漢字が難しい
このゲームは、周回していくと、
あのシーンはこういう意味だったのかと、謎が解けて、
え?じゃぁあれはどういう意味なんだぁ・・?と、
謎が増えていく、するめゲーム?でした。
血が噴出す等の表現は全く無いのに、
ぞわぞわっとくる精神的な怖さが多かったです。
【特典+限定版】公式特典:しおり、カスタムテーマ、文庫本、チラシ?
公式特典文庫本:ゲームの中にでてくる死神と少女を本にしたもの
中身はゲーム中に出てくる物とほとんと代わらない。
遠野十夜によるあとがきが興味深かった。もちろんコンプ後に見るのがいいですよ!
公式おなじみ?のチラシ:ヴぃるへるむと日生からのメッセージが書いてある
すごくほんわかした。
【メモ】
オススメ攻略順
日生光→桐島七葵→隠し二名→遠野十夜→蒼
【キャラ別感想(攻略した順)】
日生 光(ひなせ みつる)
びっくり設定のセクシー担当。
とにかく頭が良く、なにかを達観しちゃってる感じ。
たまに見せる妖しい笑顔からフェロモンがどんどこ出ている。
ルートでは、驚きでポカーンと開いた口が塞がらなくなる展開多し。
桐島 七葵(きりしま ななき)
びっくり設定のお父さんキャラ。
ハイスペックで優しい桐島先輩に癒されっぱなし。
しかし、ルートでは、涙で画面が見えねぇ・・!状態。
びっくり設定は全てが終わった後に明かされ、ナンダッテー!となる。
遠野 十夜(とおの とーや)
びっくり設定の優しい優しいお兄ちゃん。
蒼とのやりとりがとても面白い。
ラブラブ過ぎる兄妹に、最初は驚くが、
ルートで、まさかまさかの真実・・・・号泣。ライフ0。
蒼(あお)
びっくり設定のぶっきらぼう。
言い方はぶっきらぼうだけども、
一言一言が深い。特に食への深い疑問が爆笑必須。
物語の核心だけあって、全ての謎が解けていく。
そして、幻想世界の集大成でもある。号泣。
隠し二名
十夜や蒼よりも先にやっておけば良かった・・! -
二周目プレイ中。フルコン済み。
やっぱり面白いなと思う。二周目やるとすっ飛ばしてた共通ルートに細やかな伏線が張られているのを見つけたりして、また楽しい。
私の死神セリフが好き -
まさに「美しい幻想物語」。解釈はプレイした人の数だけありますが作品としての完成度はものすごく高いです。そして「乙女ゲーム」の枠組みからは外れてるようにも思います。ですが死神と少女の旅に同行し色々なことをうんうん考えました(笑)
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【あらすじ】
空が蒼く染まるころ、主人公は「死神」と出会う。
「自分が死神であること」以外の全てを忘れた青年に、主人公は「自分は美しい言葉を探している。あなたも、私と一緒に”美しい言葉”を探さないか」と伝える。
自分が何をするべきか忘れた青年は、主人公の手をとり、一緒に”美しい言葉”を探す旅(物語)に出る。
それは死神と少女の物語。
【主人公】
美しい顔を授かり、裕福な家に生まれ育った”お姫様”ながら、常に孤独を抱き、家庭環境に悩みを抱える高校生。
現在は実家を飛び出し、兄と二人で暮らしている。
本と兄が何よりも大切で、兄に関しては依存気味(兄も同じくらい依存しているので傍から見ていて病んでいるよう)。
また、幼少期に孤独を感じていた所為か自分を取り繕い、極力他者から嫌われないように過ごしている節がある。
ただし、根っこは頑固で意外に気性も激しい。
他乙女ゲームでありふれた”イイ子ちゃん”ではなく、黒い感情や劣等感、プライドの高さや打算など、一般的な女性と同じものを持っていて、それだけであればかなりユーザーに近い存在だけれども、それらを取り繕い”イイ子ちゃん”を演じているために胡散臭く、女性に好まれそうにない女の子に仕上がっている。
あまり自分自身と重ねたくない存在になってしまっているので、「主人公=私」派には向かないし、共感することも難しい。
【攻略対象】
「死神と少女」を構成する登場人物であり、それぞれに物語を抱える人たち。
物語があり、「普通の人」ではないにせよ、乙女ゲームらしい”キャラ付け(オレサマとかツンデレとかドSとか)”はされていないのでキャラ萌えはし辛いし地味めな印象。
【システム】
ノベルゲーム。
1章~6章、黒の章、蒼の章から構成。
黒の章は十夜ルート、蒼の章は蒼ルートで物語の根幹。
日生/七葵ルートは1~5章のうちに分岐する。
全エンディングを見ると章選択画面に「あとがき」が追加。「死神と少女」の作者から物語について語る様子が描かれる。
1章1章が物語を題材にした内容であり、実際の出来ごとが物語とリンクして綴られている。
【ストーリー】
<<主軸>>
とても幻想的で美しい物語。読み応えはバッチリ。
1~3章までは”短編”のようで、前後の繋がりが曖昧であり、目立った面白さを見出すことは難しい。けれど、続く4章・5章で物語の世界と攻略対象らとの話とがリンクし出し、次第に内容に引き込まれるように。
全てを見終わると、最初からこれは「死神と少女」という一冊の本であり、その全ての”短編”が物語を構成する一部なのだと気付かされる構成になっています。
物語としての完成度は高いと思うし、丁寧に張られた伏線やそれらが回収されていく様は見事。
一方で、独特の”小説感”というか、物語の目的が終盤までハッキリとしないし、作品としての意味合いや山場も「黒の章」「蒼の章」を見るまでは曖昧なので、忍耐が必要な作風かなぁ、とは思います。
また、内容が小難しいので、普段から小説を読み慣れており、かつ行間を読むというか、あれこれ考察して独自の理論を組み立て、伏線を発見し、回答を見つけることに喜びを覚える人間でないとこの作品をフルに楽しむことは難しそう。
完成度の高いストーリーですが、万人には完成度の高さが伝わらない「人を選ぶ」作品だと思います。
<<恋愛>>
乙女ゲームらしい恋愛要素はほとんど見当たりません。
キャラから特別口説かれることはなく(優しい嘘を付くフェミニスト・日生先輩は別)、主人公が彼らに惹かれてときめく様子もない。
紗夜が体験する物語を通して彼らを求め、一緒に過ごし、最終的には連れそう要素はあれど、そこに”恋”の感情があるのか、描かれているのか、と問われると微妙。
ここでは彼らは「物語の上で主人公を救う存在」に過ぎず、決して彼らとの「恋物語」を描いた物語ではないのだという認識。
”乙女ゲーム”として、彼らと恋をすることを目的に遊ぶと物足りなさを感じるかと思います。
【感想】
久々に乙女ゲームでバッチリ読み応えのある作品を遊んだな、という感慨はあれど、
「乙女ゲームとして」遊ぶのは絶対にお勧めしない作品だなぁ、と思いました。
いうなれば女性向けサウンドノベルというか、あくまでこれは紗夜と彼らとの幻想物語なのだ、という前提でストーリーを噛み締めつつ楽しむのが良いかと。
進めるときの考え方(心構え?)は「AMNESIA」と似ていますが、「AMNESIA」以上に乙女要素を削ぎ落している上に小難しいので、安易に手を出すと火傷必至。
「シナリオ」の部分でも書きましたが、
●小説(或いはライトノベルでも。ただし、質が高いものに限る)を読み慣れている
●作品に”乙女ゲーム要素”を求めていない
●行間を読み、展開を予想し、推測・考察することができる、そしてその工程を「楽しい」と思える
人に限って強くお勧め致します。
私は、あまり頭の良い人間でもなければ、考察・推測することに喜びを感じる人間でもないのでストーリーを何とか自身に落とし込んで、「理解しようとする」ことが精一杯でした(笑)
伏線の張り方や回収を考えるととても完成度の高い、美しい物語だとは思うけれど、じゃあ楽しかったのか、と言われると、私個人はもう少し分かりやすくてドラマチックなお話の方が好きかもしれません。 -
クリア済み。
乙女ゲーというよりかは、幻想小説。
ある程度、読者に想像の余地を残した、あるいは託した作品なのかなと思っています。
どう読むかは、読者次第。 -
【ストーリー】
明るい話や、キュンとくるような物を求めている人にはオススメできません。
ずっと暗い、というか闇というか。
私は主人公に感情移入するタイプですが、この子にはしない方がいいなーというかしなくないなーと思いました。
シナリオはオトメイトなんかに比べたらとても長いです。
だけど共通シナリオはどんどん飛ばしたいのに、選択肢が多すぎてなかなか飛ばないのは辛い。
フルコンプしたい派としては、色々と苦しい。
攻略順は公式がオススメしている順番で。
個人的には桐島先輩ルート以外はハマらなかったので★は3つ。
3章と桐島ルートは泣きました。夏帆ちゃんは可愛い。
【システム】
TAKUYOゲームは始めてだったので、こんな感じなのか~と少し慣れない感じもありつつ、右手でも左手でもストーリーを進める事ができるのはとてもいい!!
慣れてしまえば、他会社のシステムよりも使いやすいかもしれない。
RとLのスキップ方法だけは変えて欲しいかな。 -
ちょっと分かりづらくて結局最後までプレイできずまま売ってしまいました。タクヨーゲーは合わないのかなぁ?
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幻想物語。夢と現実と向き合わなければならない未来の話。
曲がよすぎて泣ける。シナリオもいい。長すぎるかもしれないけれども、ひとを選ぶかもしれないけれども、それでも評価はMAXです。