八日目の蝉 通常版 [DVD]

監督 : 成島出 
出演 : 井上真央  永作博美  小池栄子  森口瑤子 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.77
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本棚登録 : 2461
感想 : 552
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427649347

感想・レビュー・書評

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  • 私は、原作が良い場合、映画版は大抵★一つは下がるのだが、本作は、私が原作で物足りないとしていた所を補っていた点で正直驚いた。

    例えば…
    名古屋の地上げ空き家の部分は全く要らない。
    千草の描き方は映画の方が良かった(小池栄子の演技力も見直した)。
    宮田京子と薫が別れるシーンが大きく長く、且つ最も重要なモノとなっている。

    過去と現実を交互に描写した点は与しないが、それを除けば文句はない。
    ※平成邦画にありがちな、うるさい位の音楽でお涙頂戴的な演出もないし…

  • 角田光代の原作小説を読んだのは、だいぶ昔になるんですが、、、うむ。映画観て、思いました。やっぱ俺は、角田光代の小説が好きなんだな!って事を、再認識。

    この映画版も、勿論いい。良い。いいんですが、、、うーむ。あの、もう結構昔ですが、角田さんの小説版を読んだ時の感動には、及ばないなあ、というのが正直な感想でした。

    この映画を見て思う感想でもないんですが、
    「八日目の蝉」「ひそやかな花園」「予定日はジミー・ペイジ」あたりは、ああ、全部繋がってるなあ、ってね、角田光代作品の繋がりをシミジミと感じられたのが、なんかね、凄く嬉しかった。母性の強さと美しさと、氏より育ちを重んじる、みたいなんと、なんか、そんな角田さんの哲学みたいなんを、この映画で改めて感じられた、ような、気がする。自分の勘違いかもしれませんが。

    そういう意味では、これ、この映画を見た感想としては大変にズレていると思うのですが、、、小説版「八日目の蝉」を、久々に読み返そう!ってね、思いましたね、ええ。なんじゃ、この感想は。映画の感想に、全くなっていない、、、すみません。

    小池栄子は、良かったなあ。いわゆるコミュ障のオトコ経験のない女性を、極端なくらいの演技で良く表していた気がします。お、スゲエな小池栄子、って思った。ちょっと極端なくらいの演技だったと思うんですが、あのぐらいの極端さが、ええ塩梅だったと思います。

    あと、永作博美は、やっぱスゲエな、って思いましたね。ちょっとなんだか、良い意味で、うーむ、ぶっ飛んでる女優さんだなあ。ってね、思いましたね。永作博美の他の作品もガンガン見てみたい。そう思わせる、なんらかのキャラは、間違いなく持っている。おっとろしい女優さんだな、って思いましたね。「人のセックスを笑うな」を見てみたいなあ、って思いましたね。

  • 場面構成が小説と違いすぎて、映画だけの人と小説も読んだ人とでは、印象が変わるのではないかと思った。
    私が小説を先に読んだからそう思うだけなのかもしれないし、小説の中で印象的だった点が映画では反映されていなかったから余計にそう感じるのかもしれない。

    それでもエッセンスは引き継がれているし、
    何より演技が素晴らしいので、小説とは違った良さがあるなと思った。

  • 原作は読んでいないですが、
    うーむ

    ドラマ「Mother」の方が泣けたかな。

    エンジェルの家ってなんなんね?そうゆうのあるのかなあ?

    けど女優陣はやっぱり日本アカデミー受賞したのもあり
    "表情"が違いました。さすがです。うまいです。顔で雰囲気が読み取れる。

    けどもしもう一回観るならMotherだな自分は

  • 図らずも、宗教2世の苦悩が世の中に表出しつつある令和に再鑑賞することができました。
    もちろん宗教がテーマの映画ではありませんが、小池栄子が演じる苦悩が身につまされて、この頃から演者として味を出していたんだなと再確認させられました。
    前半は淀んだ世界観で、後半は美しい世界観で、この物語のテーマと思われる「母性」を描いています。女性が避けて通れない「母性」が、如何に強く、美しく、輝くものであるか、それ故に反転するとどれほどの狂気になるのか、登場人物のすべてを通じて描き切っている栄田がと思いました。

  • ◯日本語
    ◯視覚障害者よう字幕



    なんとも言えない気持ちが渦巻く。
    感動ではないな。
    確かにあの時間は親子だった。
    あの時間は愛されてた。今も愛されてる。
    それを自覚して人格が定まった。
    揺らぎが消えてこの子に自分が教えてもらったことを伝えようと思った。
    誰視点で観るかでかなり違うよね。
    親子だった幸せの裏には絶望がある。
    奪われた母の気持ちを思うとやるせない。
    結論浮気は不幸しかうまないよ。

  • 最初から最後までずーっと同じ抑揚のない感じ。でもずっと見てられる惹き。

  • 映画館で観ました。

    原作の小説では『希和子が物語の中心』(2/3を占める)と聞いてますが、映画では『成人後の恵理菜を中心』に展開されてます。それはやはり、成人後の恵理菜役が井上真央(主役)だからでしょうか(笑)

    とまれ、永作博美(希和子役)がかなり良いですね。この役にピッタリかと。

    顔の造りとして、永作博美(偽母親=希和子)と井上真央(恵理菜)・渡邉このみ(恵理菜の子供時代役)の3人が似ていて、実母役の森口瑤子だけが似ていません。実母役なのにこの人だけ似てません。偶然か意図的な配役かは分かりませんけれど、意識はしたでしょうね。もっとも、そもそも映画ストーリー全体として、希和子に同情的に描かれているので、その意味では効果的な配役ですね。

  • ・出演者陣の演技力が光る・なかなかのシリアスドラマ
    ・おそろしいけどみてしまう。そんな映画

  • 金曜ロードショーにて。

    もっと警察に見つかるかハラハラする感じかと思ってたけど、それよりも内面が丁寧に描かれていて良かったと思う。

    あと、小池栄子が良い味を出していた。

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