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- / ISBN・EAN: 4527427649347
感想・レビュー・書評
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私は、原作が良い場合、映画版は大抵★一つは下がるのだが、本作は、私が原作で物足りないとしていた所を補っていた点で正直驚いた。
例えば…
名古屋の地上げ空き家の部分は全く要らない。
千草の描き方は映画の方が良かった(小池栄子の演技力も見直した)。
宮田京子と薫が別れるシーンが大きく長く、且つ最も重要なモノとなっている。
過去と現実を交互に描写した点は与しないが、それを除けば文句はない。
※平成邦画にありがちな、うるさい位の音楽でお涙頂戴的な演出もないし…
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場面構成が小説と違いすぎて、映画だけの人と小説も読んだ人とでは、印象が変わるのではないかと思った。
私が小説を先に読んだからそう思うだけなのかもしれないし、小説の中で印象的だった点が映画では反映されていなかったから余計にそう感じるのかもしれない。
それでもエッセンスは引き継がれているし、
何より演技が素晴らしいので、小説とは違った良さがあるなと思った。 -
原作は読んでいないですが、
うーむ
ドラマ「Mother」の方が泣けたかな。
エンジェルの家ってなんなんね?そうゆうのあるのかなあ?
けど女優陣はやっぱり日本アカデミー受賞したのもあり
"表情"が違いました。さすがです。うまいです。顔で雰囲気が読み取れる。
けどもしもう一回観るならMotherだな自分は -
図らずも、宗教2世の苦悩が世の中に表出しつつある令和に再鑑賞することができました。
もちろん宗教がテーマの映画ではありませんが、小池栄子が演じる苦悩が身につまされて、この頃から演者として味を出していたんだなと再確認させられました。
前半は淀んだ世界観で、後半は美しい世界観で、この物語のテーマと思われる「母性」を描いています。女性が避けて通れない「母性」が、如何に強く、美しく、輝くものであるか、それ故に反転するとどれほどの狂気になるのか、登場人物のすべてを通じて描き切っている栄田がと思いました。 -
最初から最後までずーっと同じ抑揚のない感じ。でもずっと見てられる惹き。
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映画館で観ました。
原作の小説では『希和子が物語の中心』(2/3を占める)と聞いてますが、映画では『成人後の恵理菜を中心』に展開されてます。それはやはり、成人後の恵理菜役が井上真央(主役)だからでしょうか(笑)
とまれ、永作博美(希和子役)がかなり良いですね。この役にピッタリかと。
顔の造りとして、永作博美(偽母親=希和子)と井上真央(恵理菜)・渡邉このみ(恵理菜の子供時代役)の3人が似ていて、実母役の森口瑤子だけが似ていません。実母役なのにこの人だけ似てません。偶然か意図的な配役かは分かりませんけれど、意識はしたでしょうね。もっとも、そもそも映画ストーリー全体として、希和子に同情的に描かれているので、その意味では効果的な配役ですね。 -
・出演者陣の演技力が光る・なかなかのシリアスドラマ
・おそろしいけどみてしまう。そんな映画 -
金曜ロードショーにて。
もっと警察に見つかるかハラハラする感じかと思ってたけど、それよりも内面が丁寧に描かれていて良かったと思う。
あと、小池栄子が良い味を出していた。