ビー・デビル [DVD]

監督 : チャン・チョルス 
出演 : ソ・ヨンヒ  チ・ソンウォン 
  • キングレコード (2011年10月4日発売)
3.62
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本棚登録 : 101
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003807733

感想・レビュー・書評

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  • ザ・コリアン映画。
    直接的な、どストレートな暴力シーンは好物ですが…
    生首シーンは怖いというより笑けてくる…

    後半の畳みかけにもうちょい期待したが…
    てっきり船に這い上がってきて銀行員の女と取っ組み合いの殺戮劇を繰り広げるんだと思ったら…拍子抜け。

    味噌を塗りたくるシーンはいいですね。あれは本作一の名場面。

  • 男に虐げられた女性がブチ切れる話。色々グロいけどそんだけw


  • 韓国のバイオレンスホラー。
    チャン・チョルス監督の長編デビュー作。
    これも見る人を選ぶ映画だと思いますが、結構面白かったです。

  • なんて分かりやすい女性軽視w

    あの島なんなのw みんな小汚すぎ。

  • “太陽を見てたら 答えが出たよ”

    ラスト40分あたりからもう行ったれ行ったれという気持ちに。ひぇ。この映画にうっっとなった人は武富健治の漫画『惨殺半島赤目村』もぐっっと来るんじゃないかとおもいました。全員!死ね!!!

  • 厄介事には関わりたくない他人に無関心な現代人を象徴化した主人公その1、ヘウォン。
    閉鎖的前時代的田舎である孤島で、暴力を受け続け、娘まで奪われ、ヘウォンにも裏切られた主人公その2、ボンナム。
    色々なものを見て見ぬふりをした経験のある人には、ボンナムの振りかざす鎌が心にぐさっと刺さることだろう。
    韓国映画はパンチの効いた映画が多いなぁ。

  • 制作年:2010年
    監 督:チャン・チョルス
    主 演:ソ・ヨンヒ、チ・ソンウォン、パク・チョンハク
    時 間:115分
    音 声:韓:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーステレオ


    ソウルの銀行に勤める独身女性ヘウォン、トラブルとストレスだらけの都会生活から逃れるように、子供の頃に暮らした思い出の島を訪れる。
    そこは、たった9人の住民が暮らす絶海の孤島。
    彼女を出迎えたのは、生まれてから一度も島から離れたことがない幼馴染みのキム・ボンナムだった。
    人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶボンナムだったが、明るい表情の陰には、地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。
    昼は村の老人たちに奴隷のようにこき使われ、夜は男たちの慰み者。
    さらに、夫からの暴力も日常茶飯事。
    人としての価値も尊厳も踏みにじられながら、たったひとつの希望を胸に、地を這うように生きてきたのだった。
    神にすがるような思いで、自分をソウルに連れて行ってくれるよう、ヘウォンに懇願するボンナム。
    だが、面倒事から逃れようと島を訪れたヘウォンにとって、それはボンナムのわがままであり、彼女にとってはただ煩わしいだけだった。
    そんなある日、ついに取り返しのつかない悲劇がボンナムを襲う。
    その瞬間、この美しい島を地獄絵図に変える惨劇の幕が開いた…。

  • これは強烈だった。

  • 韓国映画。チェイサーを教えてくれた人からまたもや教えてもらいました。

    残虐なシーンは見ていてつらくなってきますが、監督のチャン・チョルスが「残虐なシーンがあっても目をそらさないで」と言うとおり、最後まで見ました。

    後半、ソ・ヨンヒが演じるボンナムが孤島に住んでいた人々を次々と殺していきます。
    これらのシーンよりも前半から中盤にかけての孤島に住む人たちの「女は男に従うべき」という古い人間の価値観や、妻以外の女と関係を持つ夫の行動に対してのほうが強い抵抗を覚えました。

    暴力以前に価値観や考え方の大きなずれがあって、暴力という形となって現れるだけなのだと感じます。

    ボンナムは最後死んでしまいますが、あの孤島の中で価値観の違いに苦しんでずっと生きていくよりは炎天下でジャガイモを植えているときに「太陽を見ていて気がついた」と自らが言ったように、誤りに気付いて行動に移せたことで救われたのだと思います。

    何度もいいますが残虐な映画は苦手です。

  • ホラーものをなんとなく借りただけだったけど、けっこうガッツリ観てしまった。
    殺戮が始まるまでの緊張感がすごい。
    その後の展開は、まあ、普通のスプラッタ映画かなぁって感じだったけど。

    主人公の一人である(というより狂言回し的存在かな)ヘウォンの「見て見ぬふり」がひとつの問題提起であるらしい。
    何度もそういうシーンが繰り返されてるし。

    まず冒頭。ソウルで女の人を襲った犯人たちを目撃するけど、はっきりと証言しないヘウォン。そして犯人に脅されれ、会社で失態をおかしたこともあって無島へ行く。
    次に、ボンナムの娘が父親に蹴られて死ぬ現場を目撃するけど、寝ていたから知らないと言う。
    そして回想シーン。
    まだ小学生くらいの年の頃、ボンナムとヘウォンの二人で笛を吹いてじゃれあっていたら、島の男の子たちがからんできて、ボンナムが追い払うとするのだけど逆に倒されていたずらされる(多分。島の男たちがボンナムに手を出し始めたきっかけかな?)。
    ヘウォンはひとり逃げて、戻ってきてそれを目撃するが、この時も何もしない。
    というか、臆病ゆえに冷淡で事なかれ主義という彼女の人格形成の基盤がここなんだろうなぁと思う。
    けれどボンナムは違って、一服盛られて島の男に犯されそうになったヘウォンを助ける。
    彼女が娘の死を目撃していたにもかかわらず証言をしなかったことに絶望した直後でありながら。
    …個人的にここがけっこうじーん、としてしまった。
    最後のべたなシーンよりもずっとボンナムがヘウォンのことを好きなんだなぁと思った。

    ええっと、「見て見ぬふり」についてだけど、これは人間にとってあたり前のことだと思う。
    島の人たちのように罪悪感もなく被害者を加害者にしたてあげるのはさすがにどうかと思うけど、ヘウォンのように「見ていない」と言う嘘はついてしまうのはしょうがないところもあると思う。
    自己防御は本能だし。
    「見て見ぬふり」は自分の現状維持にもっとも有効な手段なことは確かだけど、でもそれは一部だけで一時的なもの。
    それを続けた結果、どんな大きな問題を引き起してきたかは、世界中の歴史が知るところである。
    この映画は実に分かりやすく、その警告をしている。

    …それでも人間、怖いものや嫌なものは見えないふりをしてしまうんだよな。
    そして、そのうちほんとうに見えなくなる。
    それこそヘウォンのような強烈な体験でもしないと、私にはこの自己防衛本能を打ち破るだけの意思を持つのは難しいだろうな…。

    …てなことを思いつつ、印象深いところについて。
    やっぱり、ボンナムが一心不乱にジャガイモを掘るシーンから、突然太陽を見上げて静止するところが一番インパクトある。
    殺戮劇の始まりを告げる場面なんだけど、島の女たちが後ろで「アリアリラン スリスリラン」とパンソリ(だっけ?)を踊りながら謡っていて、これを見てようやく「恨(ハン)」という言葉に思い当たった。
    日本語の怨みとは違うこの複雑そうで混沌とした感情。
    文化的にこういう概念を持っている人たちが作る映画はやっぱ何かが違うなぁ、と思った。

    あと、ボケたおじいさんがひとり生き残ったところ。
    こういう殺戮モノで私の注意どころは、最後に生き残る人物である。
    特に主人公まで死んでしまう場合、けっこうな確率で「無用の者」が生き残る気がする…と前々から思っていたのだけど、この映画の場合はまさしくそう。
    インド神話か何かで、英雄豪傑が皆死んでしまって、後に犬が一匹生き残るという話を読んだ覚えがあるのだけど、一種のパターンなんですかね。

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