Get Together ~LIVE IN TOKYO~(初回限定盤)(DVD付)
- ユニバーサルミュージック (2011年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4988005690302
感想・レビュー・書評
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天才の掛け算。恐ろしくて思わず笑ってしまう。
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なんでこんなに優しいのだろう
悔しい 恐い 嬉しい 楽しい 悲しい やる瀬ない 情けない
そこにぜんぶがあるんだ。“感動”と名のつく。その世界は何で構成されているのだろう、彼女たちを構築しているものは何なのだろう。知りたい 聴きたい もっと見たい
その場にいられたことを、ただただ幸運に思う。
彼女の音楽を聴くといつもそうだ。うわっとすべてが飛んでゆく。どんな言葉も的確に表せはしない。そこにある空気の振動だけが本物。この世界に浸って救われる人がどれほどいると言う。ささいなことも大きなことも押し並べて小さく見えなくなって、目の前の光景に吸い込まれてゆく。そう、わたしはもうその一部となっている。
最高のものを創り上げようとする不純物がまったくない固い意思。そこに携われて心からわたしは救われた。そのことがわたしを強くした。
あっこちゃんの詞にあった。
“すごく新しい 愛を作ってる”
そうなのだ。ともに愛を作って、その愛を蓄えて、愛する人に返してゆくのだ。
DVD観てSONGS観てCD聴いて、もうずっと泣いてる。
感情が爆発するとき。
ありがとう。愛が洩れすぎの感想。
(20111124) -
東京・昭和女子大学人見記念講堂でのライヴ・レコーディング。日本が世界に誇る2人の天才の夢の共演である。
もっとも、これまでにも2人は互いのアルバム収録曲やコンサートで共演を重ねてきたのだが(※)、アルバム1枚丸ごとの共演はこれが初。
※たとえば、『はじめてのやのあきこ』の「そこのアイロンに告ぐ」、『プレイス・トゥ・ビー』(上原のソロ)の「グリーン・ティー・ファーム」で共演している。
ジャズを基盤にしつつもジャンルを超えた音楽活動を重ねてきた2人だけに、このアルバムもジャンル分け不可能な内容になっている。
たとえば、収録曲の中にはジャズのスタンダードや童謡、昭和流行歌のカヴァーがあるのだが、どんなジャンルの曲も矢野・上原カラーに染められ、全体には見事な統一感がある。
本作のアーティスト名表記が「矢野顕子×上原ひろみ」となっているのは、2人のピアノ・セッションによって、“掛け算の化学反応”が生じたことを示しているのだろう。
その好例が、オープニングの「CHILDREN IN THE SUMMER」と、ラストを飾る「ラーメンたべたい」。
2曲とも矢野の有名なオリジナルだが、上原が編曲を手がけ、きらめく奔流のような2人のピアノで染め上げることによって、原曲とは異なる魅力を放つ作品に生まれ変わっている。2台のピアノと矢野のヴォーカルだけで構成されているにもかかわらず、なんと色彩感豊かな、なんと豊饒な音空間が構築されていることか。
全曲矢野のヴォーカル入りの本作には、やや矢野寄りな印象もある。次はもっと上原寄りで、全曲インストの共演アルバムを出してほしい。 -
過去記録。ライブで購入。会場特典(?)で付いていたポスターは、引越しの時に泣く泣く処分してしまった…。購入して5年半、未だに何度も聴く。2作目を聴いてブクログに記録したので、ついでに記録。
上原ひろみ目当てで行ったこのライブで、矢野顕子の演奏が大好きになった。このライブがきっかけで矢野顕子の過去のCDを聴くようになったが、ピアノ弾き語りがすごく好き。電子音のバックのときは、いまいち好みではない。彼女の踊るようなピアノが好き。耳コピを試みたり、スコアを購入してピアノを真似てみたりするが、頭で鳴るアッコちゃんの音と自分の音とのギャップよ。2人のようにピアノが弾けたなら…楽しすぎる。努力のたまものなんだな。2017/6/3 -
SONGSで聴いた『月と太陽』。
まるく光る音が心地良く、今も時々観返している。
2012年1月購入。
他のも聴いた。
音が生き生きしてる。鮮明に響く。
ライブアルバムならではだなーとおもった。 -
購入しました。
CDは1時間程度です。
内容の濃いすばらしい作品だと思います。
ひろみさんの超絶ピアノは、本作品でも炸裂しています!!
「ラーメンたべたい」は必聴です!
ボーナスDVDには「ラーメンたべたい」の映像が収録されています。 -
矢野顕子の「はじめてのやのあきこ」、上原ひろみの "Place to be"等で共演を重ねていた二人のライブでの共演を収めたアルバム。双方のアルバムで二人の共演曲を聴いてもっとじっくり聞きたいと思っていたので、嬉しいリリースだ。全曲歌入りなので、歌が始めると矢野顕子の歌声が雰囲気を支配する傾向はあるものの、イントロや間奏でピアノの魅せ場もふんだんにあり、聴き応えは十分。2台のピアノが左右のチャネルに定位するようにミキシングされていて、上原がピアノ演奏をリードしつつ、矢野の歌を含めて二人が呼応しあっている様子が良く分かる。録音時間があまり長くないのでもう少し聴きたい気持ちもするが、中身の濃い演奏を切り取られていて好感が持てる。