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感想・レビュー・書評
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2013年10月〜2014年9月までの1年間に出版された絵本の中から書店員さんのおすすめをアンケートして選出する「MOE絵本屋さん大賞」ベスト30の発表、MOEらしいラインアップ。
座談などでも話題になっているように、ヨシタケシンスケや高野文子、松本大洋といった違う世界からよい刺激があり、人気シリーズの新刊が根強く売れていて、30作品の9割近くまでが国内作家の作品というのはある意味日本の絵本の世界が充実している証拠だと感じた。でも、海外の波をキャッチするアンテナがあまり働いていないのではないか、という気もする。
絵本売り場担当者のイチオシと実際に売れている作品がかなり重なっているのは、一般読者の目が肥えてきて専門家と感性が近づいている証拠と思える一方で、売りたい本しか売れてない=おすすめされた本しか買えない、の結果かなぁという気もしてしまう。
派手にしかけたりもせず、こういうところにはランクインしないけれど、細く長く売れていく作品というのも別にあるのだろうなぁ。
連載「名作絵本が生まれた日」は「しろいうさぎとくろいうさぎ」で翻訳家デビューした松岡享子さんのお話。思いがけないロングセラーになったけれど、たまたま手がけた作品がこんなに愛され続けてありがたい、という最後まで謙虚なインタビューだった。
連載「児童文学は大人になってから」はウェブスター「あしながおじさん正・続」の話。あらためて読み返したくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵本屋さん大賞。初めて知りました。もう7回目なんですね。MOEずっと続いて欲しいです。
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先月号に続き人気で品薄気味?
今年の人気の絵本が紹介されていて、
どれも手にとってみたくなる紹介で困ります(笑)
新刊とロングセラーがいい具合に共存している
絵本の世界も広いなぁと実感しました。
ヒグチユウコさんのカレンダーがおまけです。