ウォッチメン [Blu-ray]

監督 : ザック・スナイダー 
出演 : マリン・アッカーマン  ビリー・クラダップ  マシュー・グード  カーラ・グギーノ  ジャッキー・アール・ヘイリー 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.56
  • (9)
  • (29)
  • (16)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 156
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113744881

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スペイン語版。R-15指定。

    原作を知っている人の意見は様々だったけど(映画化不可能とか言われてたらしい)、知らないまま観た側から言わせてもらうと、割と面白かったと思う。序盤がちょっとダラダラしているから、じれったいと思う人もいると思うが、舞台設定やキャラクターたちも全員それぞれ個性があったと思うし、ファッションデザインも80年代っぽくて(レトロでオシャレなんだけどどこかダサイ)、BGMもきちんと80sだったから、戦争やアクションとのギャップが利いてて世界観は個人的にGOOD.

    ストーリーは実際の歴史的事件をベースにしつつ、ヒーローたちの信念や苦悩なども描写され、最終的には果たしてそれが正解だったのかと少し悩まされる。キャラたちも身勝手な部分があるのだけど、まあ人間の数ほど考え方があるわけだしね。まどかマギカみたいな、英雄たちにも色々あるわけで。

    あと個人的にロールシャッハがかっこいい(てかロールシャッハテスト懐かしい。入社前にやったなー)。他のヒーローたちがレトロな中、彼だけトレンチコートにマスクとハットっていう外見や、固い意思を持ち迷いなく貫いている様が好きだった。マスクの下は決してイケメンではないのだけど、なんだろう、それでも彼になら抱かれたいって思ってしまった。

  • ものすごい力作だが、原作のアメコミを知らないのと、アメリカ現代史に詳しくないので、映画の表現するものを十分受け止めきれないのが残念。

    だが、原作が非常な傑作らしいということは伝わってきた。

    文化の違いだから、これは仕方ないね。

  • 1980年代、冷戦で世界情勢が緊迫する中、アメリカで一人のヒーロー「コメディアン」が殺害する。その事件を追うロールシャッハ、そこから見える「ヒーローが実在する世界の在り方」。

    コメディアン殺害で始まったヒーロー狩り、自警団反対者による犯行かと思われたが、実はオジマンディアス、つまりヒーロー自身による犯行だった。彼は戦争を回避するために戦争を世界に対して仕掛けたのだ、自分以外のヒーローに反対されるのを防ぐ為、彼らを排除して。「私が作る平和な世界にヒーローは不要だ」(ラストのダニエルとオジマンディアスの攻防の中で)

    1人の少女に起きた悲劇に対する正義の為に人間性を捨て、ヒーローになったロールシャッハ。ヒーローである前に人間であったダニエル。
    ロールシャッハ「妥協はしない。たとえ世界が滅びようとも。そこが俺とおまえ(ダニエル)の違いだ」。「平和」を追求する為に犠牲止む無し、過程よりも結果が必要とする超能力者「ジョン」(力の象徴)と企業家「オジマンディアス」(知と財力の象徴)。

    平和が実現した瞬間、平和の為に戦ったヒーローの生き方は岐路に立つ。
    妥協せず平和の為には殺されるしかなかったロールシャッハ、ロールシャッハやダニエルが言う「歪められた世界」で生きるダニエル自身とローリー(アーチーを改良したと最後にダニエルが言うので、恐らく、彼と彼女は必要であればまたヒーローとして戦うのだおろう)。命の価値を認識したが、新しい命を創造する為に他の星へ旅立つジョン(核戦争を止める世界的犯罪者となっている)。犠牲になった人々を追悼して生きるとするオジマンディアス。
    小さな正義か大きな正義か(この比喩は正確性に欠くが、対比を抽象的に考えるとこのような表現になるかと)。平和の為に、何十億の人の為に、1500万人以上が蒸発した。

    しかし、平和な世界は、平和じゃ商売あがったりだ!と嘆く小さな新聞社「ニューフロンティアズマン」の記者(彼が着る服にあるニコチャンマークにケチャップが落ちるが、これは第二のコメディアン、つまり陰謀に気づく者になる暗喩)が、そこに投函されたロールシャッハの手記を記事のネタにすることで陰謀が明るみに出ようとしている。明るみに出ると当然自警団による世界への介入は糾弾され、作られた平和は一瞬にして崩壊するかもしれない(ジョンの抑止力が顕在している以上難しいが不安定になるのは必至だろう)。それは欲求を欠くことのできない人間(ジョンが一度失望した人間でもある)、そして、正義を追求し続けたロールシャッハ、二つの存在が平和を揺るがしてしまうことになる。
    平和のための犠牲、
    劇中ラスト、平和になってしまった世界ではソ連のアフガニスタン侵攻が「再開」し 始めている。
    ジョンは言う「終わりなどない」と、そして「暴露すれば世界は再び核戦争に向かう」(ラストの攻防にて)と。

    オジマンディアス「理解してくれるね?」
    ジョン「許しも非難もしない、理解はできる」
    ロールシャッハ「最初から人間を心配してりゃこうはならなかった」
    ジョン「私は全てを変えられる、、、人間の心は変えられない」
    ロールシャッハ「もう一人殺すといい、なにをためらう、やれよ。、、、、やるんだ!!!!」


    私たちは広島に落ちた原爆、それによる被害者という犠牲を経て実現した平和を容認出来るか?本当に平和は実現できたのか?継続できたのか?継続できないとしたら何が原因か?

  • 原作コミックを読んでいる
    よく映像化したなあ
    ロールシャッハのシミが動くのにはびっくり

    ストーリーはカタルシスがない
    まあ原作も同じ

  • ロールシャッハ萌え。

    でもなあ!そのためだけに2時間40分も観てられるかバカモン!ふざけんなてめえ!なげえんだよ!

    みんなはダークナイト観なさい?ね?

  • 漫画が全然読み進められないから映画を観てみた。最後まで観たけど面白くはなかった気がする。

  • 2回目視聴。

  • いやー、変な映画だった。
    視点が新しいと言って良いのかどうか。。。
    でも上映時間が長い割には釘付けだった(笑)

  • アメコミの原作をよくぞ1本の映画にまとめたとは思えども
    元のアメコミが濃いいのでお腹いっぱい。
    レトロアメリカンの世界観をずっと見させられてお腹いっぱい。
    見事な映像手法も長すぎてお腹いっぱい・・・なかんじ。

    アメコミ&アメリカが大好きな人ならいいんじゃないでしょうか。
    しかし私にとっては何か薄くて軽いもので口直ししないと
    胃もたれしそうな映画でした(+_+)

  • すっげー面白いって訳ではなかったが地味にいい映画だな。 ただ舞台が冷戦時代なので感情移入が微妙だった。現代っぽい舞台でリメイクして欲しい。
    あと最初の企画当時のキャスティングで見たかった感がハンパない。

全27件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×