ハロウィン Extended ED [DVD]

監督 : ジョン・カーペンター 
出演 : ドナルド・プレザンス  ジェイミー・リー・カーティス  ナンシー・キーズ  チャールズ・サイファーズ  トニー・モラン  P・J・ソールズ  カイル・リチャーズ  ピーター・グリフィス 
  • JVD (2012年2月9日発売)
3.45
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本棚登録 : 70
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988159294593

感想・レビュー・書評

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  • すばらしくかっこいい映画。
    あのテーマ曲を聞くと、ワクワク嬉しくなる。
    スプラッターホラーの原点だとか聞いたことがあったけど、全編通してかなり物静かで抑制が効いている。
    映画はクールだけど、マイケルが運転練習してるのとか(イメトレ?)、俊敏にかくれんぼしてるのとか想像すると、ちょっと笑っちゃう。終盤で剥がされたマスクの下の顔がチラッと映ったとき、子供時代の要素がひとかけらもなかったのも、ちょっとツボ。
    でもごく普通の平和な町で、あんな何考えてるかわからないわりに執念深そうな奴がかくれんぼしてるかと思うとやっぱりゾクゾクするかも。

  • 観光地の何大がっかりのよう。有名だけど見たらがっかり。ジェイミー・リー・カーティスが20歳に見えない。どうでもいいが。

  • 再鑑賞。やっぱりいいね。
    100分のうちの九割は背景の語りに徹する。
    六歳にして姉を殺したとびっきりのサイコパス。
    かたやビッチ、ビッチ、生真面目の三人娘がご近所で、親のいないハロウィンの夜にセックスに期待しつつ、殺人鬼に襲われたり怯えたり。
    ここに緊迫感があるからこそ、ラストが際立つ。

  • 素晴らしき古典ホラー。カメラワークの絶妙さ。

  • なんの変哲もない昔の米国ホラー
    退屈だよー

  • 後半になるにつれて静かに盛り上がってきて、雰囲気が出て怖かった。ケレン味とリアルさとの組み合わせが巧妙な作品に見えた。でも以前見た通常版でも盛り上がりは遅いと思ったけど、今回の長いバージョンではその遅さはもっと感じた。

  •  前情報を一切消し去り、まっさらな状態で映画を観ると、この作品が複数の恐怖で構成されている、と思いました。
     序盤は視聴者の理解の範疇を超えている“精神異常者”に対する恐怖。
     中盤までは、静かに、そして確実に標的に近づいていく“ストーカー”に対する恐怖。女友達が運転する車にピッタリ付け追尾するマイケルと、話に夢中でそれに最後まで気付かないローリーたち。あのシーンにはかなり厭な粘っこさがあり、人によってはかなり嫌悪感を感じると思います。
     後半は、ついにマイケルがローリーの友達を屠っていく場面。単純に“殺されること”に対する恐怖ですが、これは殺害方法や演出は至ってシンプルで、それらに対する生理的な恐怖はあまりありません。むしろ怖いのはその先、殺害が終わり、不審に思ったローリーが友達の家に行こうとしてからです。
     まず、家から家までの距離が思っているより長い。つまり遠い。向かいの家に行くだけなのに、都会から郊外の一軒家に向かっているような雰囲気なのです。
     次に、マイケルに襲われて逃げるローリーは外に脱出し、明かりが灯っている家に助けを求めます。しかし住人はハロウィンの悪戯かと思ったのか、関わりを避けたいと思ったのか、彼女の助けを無視してブラインドを閉め、明かりを消してしまうのです。一度窓から彼女の姿を確認しているにもかかわらず、です! これは“住宅地で襲われる”という恐怖に他なりません。実感がわかない人は、住宅地をマンションやアパートのような集合住宅に置き換えてみてはどうでしょう。自分と同じ場所に住んでいる人が緊急時に助けてくれない。これはかなりの恐怖感と絶望感があります。
     終盤、ローリーとマイケルは取っ組み合いになり、はずみでローリーはマイケルがかぶっているマスクを剥がすのですが、現れた素顔はごく普通の顔。奇形でもなく、火傷も傷跡もなく、どこにでもいる、ごく普通の青年の顔です。見たこともない、だがどこにでもいるようなごく普通の人間に付きまとわれ、理由もわからず殺されようとしている。ここでは再び“精神異常者”そして“ストーカー”に対する恐怖が出ているのです。
     そして、マイケルがローリーをしつこく狙う理由は最後まで明かされません。彼女がマイケルの姉または妹であるということを仄めかす描写も一切ありません。病室に残した文字から、マイケルが「姉を殺す」という妄想に駆られ、半裸の状態で家の中をうろついたり男とセックスしたりする女性、または姉に特徴が似た女性を殺す事に執着するという想像もできますが、はっきりと明示されることはありません。
     続編が作られていく内に「実はローリーはマイケルの妹である」など、設定も後付けされていきますが、一作目だけ観れば、人間でありながら理解不能な人外であるマイケルに対する、「何故そんなことをするのか」という“わけのわからなさ”に対する恐怖が全体にあるのです。
     この映画、一人暮らしの若い女性が観ると、他人ごととは思えない、かなり生々しい恐怖を感じると思います。

     最後に、静かな、しかしこれから惨劇が起きる予感をはっきりとさせるような、美と恐怖、双方のイメージを併せ持った印象的なオープニング曲もまた良かったです、と付け加えておきます。

  • 一回観たらもういいやな作品。

    こういう殺人鬼ってどこまでもしつこいよねw

  • <私的ホラー映画祭㊵>
    この映画は、冒頭のPOVが最も怖い。ヒッチコックのサイコばりの忍びよりなのだが、違うのは長回し。仮面をかぶり、浴室のカーテンをあけるまで、息詰まる画面の連続になっている。そして、刺さるかと思った瞬間、グニョっとナイフが曲がる。おもちゃと分かり、全裸の姉ちゃん(児童ポルノに引っかからないのか…)が追いかけてきて、事なきを得る。大変、怖かったと同時にその解放感がすばらしい。そして、相変わらず、遺体への演出がうまい。ブラブラ揺れる男の遺体…怖い。

    ところで、マイケルの不死身ぐあいは、まるで13日の金曜日のジェイソンのようだ…。

    トビーフーパーに通じるかのような、鉄棒による肉体の串刺しもあり、大変おもしろい。


    【ストーリー】
    1963年のイリノイ州。10月31日は子供たちの祭りの日。6歳のマイケル(ウィル・サンディン)は、両親が外出している時、姉がボーイフレンドを自分の部屋へ連れていくのをじっとみていた。そして、男が出ていった後、上半身裸の姉を、肉切り包丁で襲った。それはハロウィンと呼ばれる夜であった。
    1978年、ハロウィンの前夜。雨の中を、医者のルーミス(ドナルド・プレザンス)の車が疾走していた。彼はマイケルの担当医であるためにマイケルを精神病院から裁判所へ移送するために使わされたのだが、ルーミスには、マイケルが精神異常という理由で無罪になることがわかっていた。ルーミスが病院に着いた時、しかし、マイケルは素早く柵を越え、闇の中へと消えていった。マイケルは逃亡したのだ。ルーミスは、マイケルを殺す決意をした。マイケルは精神異常なのではなくて、悪霊の化身でハロウィンの夜に現れる伝説のブギーマンなのだと、ルーミスは断定していたのだ。
    ハドンフィールドのマイケルの生家マイヤー家は、風雨にさらされ、今や肝試しの場となっていた。ハロウィンの日、ルーミスの知人で警官であるブラケット(チャールズ・サイファース)と共にマイヤー家を訪れたルーミスは、犬が絞め殺されているのを発見し、マイケルが15年前の悪夢を再現する為にこの地に戻ったのを確信した。
    ブラケットの娘アニー(ナンシー・ルーミス)が同級生のローリー(ジャミー・リー・カーティス)に子守を頼み、ボーイフレンドを迎えに行こうと車に乗った時、背後からデスマスクをつけたマイケルに襲われて絶命した。アニーが子守を頼まれていた子供の家では、そこをホテル代わりにしようと考えたアニーの友達リンダ(P・J・ソーレス)と、ボーイフレンドのボブ(ジョン・マイケル・グレアム)が、誰もいないのを幸いにベッドインしていた。ボブは台所ヘビールを取りに行った時、肉切り包丁で突き刺され、部屋でボブを待っていたリンダが、電話コードを巻きつけられて殺された。
    その頃、何となく胸騒ぎを感じたローリーは、預かった子供たちを寝かせて、リンダ達のいる筈の家に向かった。家の中に入ったローリーは、その様子を見て愕然とした。アニーはベッドの上で目をむき、ボブの死体がブランコのように揺れ、そしてリンダも…。
    涙を流し、夢遊病者のように階段に向かうローリーをデスマスクのマイケルが包丁で襲った。必死に自分の家に逃げた彼女は、電話で助けを求めようとするが、コードは切られていた。イスの下の袋にあった編み棒を握りしめたローリーは、包丁で襲われた時、咄嗟に、編み棒をマイケルの首に刺した。2階に上り、子供たちを抱きしめている時、倒れたはずのマイケルが再び襲ってきた。ローリーは、マイケルから包丁を奪い取ってマイケルの心臓に突き刺した。そのころ、通りかかったルーミスが、拳銃をもって家にかけつけて来た。呼吸が停止したはずのマイケルが、朦朧としているローリーの首を絞めようとしているところをルーミスが撃った。2階から地上に叩きつけられたマイケル。しかし、死体は消えた。まるで来年のハロウィンに又、ブギーマンが現われることを暗示するかのようだった。
    イリノイ州の小さな町を舞台に、ある殺人事件を発端に起こる怪奇な事件を描く恐怖映画。製作総指揮はアーウィン・ヤブランス、製作はデブラ・ヒル、監督・音楽はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンターとデブラ・ヒル、撮影はレイ・ステラが各々担当。出演はドナルド・プレザンス、ジャミー・リー・カーティス、ナンシー・ルーミス、P・J・ソーレス、チャールズ・サイファース、カイル・リチャーズ、ブライアン・アンドリュース、ジョン・マイケル・グレアム、トニー・モラン、ウィル・サンディン、サンディ・ジョンソンなど。

  • レンタルで鑑賞。

    やはり70年代ホラーは素晴らしい。
    映像的なトリックは単純そのものであるものの、怖がらせるタイミング、間の取り方、現れては消えるマイケルの登場の仕方、恐怖を煽る演出が素晴らしい。
    また、始終無言で巨体の殺人鬼に理由なく(ないようにも思えるが)追われるのも非常に不気味である。
    流石、ホラー映画の金字塔と呼ばれるだけある作品。よりクリアになった画面に感動する。

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