ちいさな哲学者たち [DVD]

  • 198人登録
  • 3.75評価
    • (22)
    • (31)
    • (28)
    • (5)
    • (2)
  • 37レビュー
監督 : ジャン=ピエール・ポッツィ  ピエール・バルジエ 
出演 : ジャック・プレヴェール幼稚園の園児たち、先生たち 
  • アミューズソフトエンタテインメント (2012年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427649880

ちいさな哲学者たち [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 人種もいろいろ、家庭環境もいろいろなフランスの4・5歳の幼稚園生を集めて、いろいろなテーマで思ったことを話し合う。はじめはなかなか言葉に出さなかった子供達も少しずつ、テーマに沿って
    話はじめる。テーマは生きるために大切なことばかり。子供たちは思ったこと、身近なこと、自分に置き換えて、そのままを言葉にする。人種のことについてのテーマでも目の前にいる人がどう思うか
    を気遣うということではなく、そのまま感じているままを表現する。ドキッとすることもあるし、日本人にはない宗教観のようなものも強く感じた。この哲学教室を始めて、子供達も変わっていったが、それと同時に家庭での会話も変わっていく。
    2年間哲学教室に関わっても、子供達を二つに分けたことといえば
    考えることが好きか嫌いか。
    これは、少しずつ子供に成長に影響され、結果的に大きな違いを産むことになることではないかと思った。
    最後に女の子が『友達と砂場で愛と死について話をしたわ』と言った。二十歳を過ぎた『大人』といわれる者たちでも、本気で他人と
    語りあったことがないテーマではないだろうか。
    哲学教室にこの年齢の子供というのは、納得してしまった。

  • フランスの幼稚園での哲学の授業を追ったドキュメンタリー。
    子供たちは愛、リーダー、富、死、自由などについて話し合い、考えを深めていく。

    子供達の考えは、ニコッと笑えながらも、( ゚o゚)ハッとする新鮮な驚きがある。
    今度甥っ子クンに会ったら、こんな質問投げかけてみるかな。

  • 自分で考え、他者と話し合うことが大切。それが哲学。

  • 小さな子ども達でも、話しやすい環境を整えてあげれば、自分たちの言葉で語り始める。
    それぞれの家庭やメディア、街で見聞きする全てを材料にして、子ども達は自分自身の信念や世界観を作り上げている。

    二年間の哲学の授業を通して、考えるのが好きになって、卒園して小学校に入っても考え続けたいと言う子たちがいる一方で、考えることを強要されるのが嫌で、自分と違う意見の子を殴る子もいる。そのシーンで、人間は基本的に怠け者で、必要に迫られることしかしたがらないんだと再確認した。

    違いを許して、その違いがどこから来るのかを考えたり、対話したりするよりも、違う存在を排除する方がずっと楽だ。歴史を見ても、社会を成立させるために差別を必要としてきたり、自分たちとは違う存在を排除するのが善とされてきた時間の方がずっと長い。

    人間は差別したがる生き物なんだ。そのことは誰でも頭の片隅に置いておいた方が良い。差別を望まない自分だって、いつの間にか差別する側に回っているのもあり得ると。
    その可能性を少しでも減らせるのは教育だ。

    私は割と物を考える方の人間だとは思っているけど、このドキュメンタリーを見て、一度よく考えて結論づけたことも、何度でも取り出して吟味しないのは思考停止だったかも、と反省した。

    何度でも観たい、刺激的な映画だ。ずっと一カ所で話してるタイプのドキュメンタリーは、字幕無しだと全然わからないので今回は字幕ありで観た。フランス語教材って結構見つけやすそう。一年後にはこれくらいの映画が字幕無しで観られるようになっていたいな。

    ヨーロッパの映画は印象的な画の作り方をするので、観ていて楽しい。地味なドキュメンタリーでも凝ったカメラワークが観られる。

    教育優先地区って何だろう?

    移民の多い社会だと、幼稚園の時から様々な背景を持つ子が身近にいる。それが軋轢の原因にもなっているけれど、こういう社会で暮らしてみたいと思う。そう思うのは、一般的な日本人にだけ囲まれる生活に退屈しているだけ?

    幼稚園でもうカップルが成立しているのに驚いた。フランスだからか、どこの国でもこんなもんなのか。でも、やっぱり女の子の方が早熟だ。愛をはねつけられた時の表情が…これ恋愛を扱うドラマや映画で見たことある表情だ、とおののいた。

  • CE N'EST QU'UN DEBUT/JUST A BEGINNING
    2010年 102分 フランス

  • オトナになったつもりの人に
    このプログラムを行いたい。

    コドモほど、真理に近づかないはずだ。
    小さい頃は大切な事を知っていて
    人はなぜ、忘れていくのか。

    例えば、隔離した世界で
    同年代とだけ一生を共にする空間でいきたらどうなるのだろう。
    それが、何層にも連なる世界。

    それでも忘れるのかな。
    忘れることが真理であるということか。

    そう。
    常に考えるのだ。
    それしか、対処する術はないのだ。

  • 子供だからってあなどってはいけない。
    考えることは年齢が小さいうちだってできることを、このDVDでは表してくれている。思考することは何も大人だけの持ち物ではないのだ。

    日本でもこういうことしてみて欲しいなぁ。

  • 子供は、大人が思っているよりずっと沢山の物を見て・感じ。
    醜い物も儚い物も…それでも小さな瞳はそこに目を背ける事なく。
    時に生々しく、痛々しくもあり。

    授業中に寝てしまったり。
    隣のコと小競り合いをしたり。
    でも、無垢で純粋な彼等なりに受け止め自分の考えを持っている姿に。
    哲学=誰にでもある身近な疑問符であり。
    そこを掘り下げるか否かに尽きるのではないかと。

    子供らしさの中にある、無限に広がる世界への小さな一歩は力強く。
    自分以外の人の考えている事に耳をそばだて。
    そこには恐れ等なく、向き合いセッションをする彼等。

    彼等はこの授業を通して、私達大人に沢山の課題を残してくれたと思いました。
    一人の人として。
    生きるという事。
    何かに疑問符を持つ事の重要性。
    そこから何を思い。何を考え。
    頭で考えるという事は、本当は何かを掴み取る時の様にがむしゃらで。
    未知の世界の扉を開く様に、少し不安な気持ちを持ち合わせつつドキドキ・ワクワクする物でもあると。

  • ある子が、「大人は子どもは何にも分かってないと思っているけど、そんなことない、僕らだって分かっている」と話したシーンがとても印象的だった。

    大人だって自分が子どもの頃はそう思っただろうに、いつしかそれを忘れてしまう。それって恐ろしいなと思った。

    人は自分の経験によって判断し生きているものだと思っていたけど、それってわたしたちが思うほど効力がなく、むしろ社会から期待される役割や環境によって振る舞いが規定されてしまうものなんだなー。と思った。

    それってちょっぴり悲しい。ひとりの人間がとっても素晴らしい経験をしても、その衝撃はいつしか時の流れと共に薄ーく引き伸ばされてしまう。そう考えると、自分の経験ってどんな意味があるんだろう。だから、人は忘却に対抗するために、他人や社会と関わろうとするのかな。ま、わたしはそう思いながら関わったことはないけど。

  • 子供たちが哲学する様子を描いたドキュメンタリー
    ただ単純にその場面が流れているだけなんだけど、子供たちのそのままの様子、率直な意見に見入ってしまった。
    "考えるとは”という基本を改めて考えさせられた。
    こういう環境があるのは素晴らしいと思う。

    しっかり考えないと!と思う自分がいながらも、どうしても途中でやめてしまったり、他へ逃げてしまう自分に反省した。

全37件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ちいさな哲学者たち [DVD]に関連するまとめ

外部サイトの商品情報・レビュー

ちいさな哲学者たち [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする