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- / ISBN・EAN: 4988135902450
感想・レビュー・書評
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ガス・ヴァン・サント監督。といえば『エレファント』や『ラスト・デイズ』の印象が強いので、こういうドラマも撮るんだ、と思った。ら、『小説家を見つけたら』も同じ監督だった。この振れ幅が面白い。
本作はたぶん再見。
本作はいわば、「天才の悲しみ」と「凡人の悲しみ」をともに描いたドラマ。脚本は何と当時無名だったマット・デイモンとベン・アフレック!
ウィル・ハンティング(マット・デイモン)は大学で清掃の仕事をしながら、教室の外のボードに書かれた数学の問題を解く天才。
彼は悪友とつるんで問題行動を繰り返す。彼の才能に気づいたフィールズ賞受賞者のランボー教授(ステラン・スカルスガルド)は、ウィルを保釈させる代わりに、自分のもとで数学を学ぶようにさせる。また、カウンセリングを受けることも条件。
何人もカウンセラーを代えたあげくに出会ったのが、ランボー教授との間に確執のあるショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)。彼は凡人の部類に入るが、しかし人間らしさを、そして何が自分にとって大切かを知る人。
しかしウィルとはいくらか共通点を持つことが次第にわかってくる。ウィルは頭はいいが人と心を通わせることがとても苦手。ショーンは自身の経験を語ることを通じて、ウィルの理論武装にまったく意味がないと、またみずからの意志で生きることの大切さを伝えようとするのだが。
……脚本は図式的すぎて未熟だと思った一方、そのストレートな展開に泣かされたのも事実。それが良いのか悪いのかはわからないけど。
それにしてもロビン・ウィリアムズが画面に現れるだけで幸福な気分になる。そのオーラにウィルが包まれる瞬間、涙腺がやばかった。
(エンドロールに、ウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバーグの思い出に、とあったのはどういうことだろう。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(Wikipediaより)
天才的な頭脳を持ちながらも幼い頃に負ったトラウマから逃れられない一人の青年と、最愛の妻に先立たれて失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマである。
1997年12月のワールドプレミアでは当時は無名の俳優であったマット・デイモンが執筆した脚本の完成度の高さに注目が集まり、最終的にアカデミー賞やゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞するなど高い評価を受けた。
これはマット・デイモンが執筆した作品なんですね。
ウィルとショーンが出逢えたことが この2人にとっての転機だったんだなぁ。
ウィルが徐々に成長していく様がとても伝わってきます。 -
実はウィルには深い心の闇がありました。孤児で養父母を転々としてきた彼には虐待された記憶はあっても愛したり愛された記憶はありません。自分を愛せないから、彼女から「愛してる」と告白されても、その愛が続くと思える自信がないのです。ショーン先生はその闇に気づき、寄り添うように心を解放させていきます。しかし、その行為は愛する妻を亡くし、過去に縛られていた先生の心を解放することでもありました。セラピーを終えた時、先生はウィルのことをson と呼んでいます。深い絆ができていたのですね。親友役のベン・アフレックもいい演技を見せていました。
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1997年アメリカ
ロビン・ウィリアムズ、 マット・デイモン、 ベン・アフレック
マット・デイモンとベン・アフレックが一躍有名になった作品、、、ですよね?
ストーリーとしては、、、やはり若い子が書いた脚本かなぁ?って感じです、ひねりが足りなかったかな?
でも清々しい気分にさせてくれる映画です♪ -
ウィルも、ウィルの親友のチャッキーも、ウィルを見初めた教授のランボーも、ランボーの助手も、そしてウィルを診たショーンも、味のあるキャラクター。観て良かった。チャッキーの人柄、素敵すぎる。
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言葉にできない大切なことをたくさんたくさん教えてくれた作品。ラストのあの苦しいほどの感動のために、自分も生きたいと思った。
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何回でも観たい映画。
ステイタスとかお金とかに価値を置かないで、自分の頭で考えて、自分の価値観で生きてくウィルの姿がかっこいい。
親友のチャックの、『お前が20年後もここで働いていたら許さない』みたいに言うシーンは感動もの。
『1番のスリルは、車を降りてお前の家の玄関に行く10秒前。ノックしてもお前は出てこない。何の挨拶もなくお前は消えている。そうなればいい。』って言ったのが本当になるシーンも。チャックの、驚きとショックと切なさみたいなのが入り混じった表情はなんとも言えない。
ショーンの、人を愛するとは、みたいな話も良かった。ウィルとショーンが心を通じ合わせて泣き合うシーンも素敵。 -
もっと早くに出会うべきだった(出会いたかった)作品。
そうすればもうちょっと早くに視野を大きく広げて見ることを知れたかもしれない。
序盤から涙が滲んで仕方なかった。
今いる場所から出ることを恐れ、このままでいいのかと。
人はやっぱり何だかんだで、あるべきところへ進んで行くものなのかもしれない。
「知識で作品を語ることはできても実物を目にしなければその匂いまで語ることはできない」という言葉にはとても心を打たれた。
「沈黙は話したくないという意思表示だ」というのも。
自分も一緒にカウンセリングを受けている気分になりました。
観終わった後にはとてもすっきりしていた。
誕生日プレゼントのオンボロ車を彼女に向かって走らせるエンドロールがお気に入り。
彼の新しい一歩を踏み出せてよかった。 -
星5個じゃ足らない傑作映画。とても感動した。心に傷を負っている天才青年が心を開いていく。役柄それぞれに人間味があって、思いやりがある。とってもいいですよー