サイコ [DVD]

監督 : アルフレッド・ヒッチコック 
出演 : アンソニー・パーキンス  ジャネット・リー  ヴェラ・マイルズ  ジョン・ギャヴィン  マーティン・バルサム  ジョン・マッキンタイア 
  • ジェネオン・ユニバーサル
3.66
  • (36)
  • (87)
  • (76)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 420
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102051068

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん昔に観た。
    懐かしくなってもう一度。
    物語は昼下がりのオフィスラブから始まる、こんなスタートだったんだ〜ッ!

  • 言わずと知れたヒッチコックの名作。
    前に何度か見たのだが、いつもシャワーのシーンでドキドキMAXになり見ていられなかった。でも今回は目を閉じはしたものの、なんとか最後まで見れた(*`ω´*) …悲鳴だけで怖いよ(つД`)
    全体にわたって、これは危ないぞ、次はどうなる??と緊張感が半端なく続き、ラストにはぐったり。あんな終わり方をするのかと呆然としました(´д`;) 途中主人公が変わってしまったのにもびっくりだったなあ。
    夜中真っ暗な中で見ると更に凄味があります(´д`;) 深夜に見る場合は、シャワーのシーンの悲鳴のところの音量にお気をつけくださいませ。

  • PSYCHO
    1960年 アメリカ 108分
    監督:アルフレッド・ヒッチコック
    出演:アンソニー・パーキンス/ジャネット・リー/ヴェラ・マイルズ/ジョン・ギャヴィン

    不動産屋で働くマリオン(ジャネット・リー)には恋人サム(ジョン・ギャヴィン)がいるが、サムの父親の借金返済など経済的な理由で結婚できずにいた。ある日、家を買った金持ちの客から現金で4万ドルを支払われ、それを銀行に預けるように言われたマリオンは出来心からそれを持ち逃げ、車でサムのいるカリフォルニアに向かおうとするが、途中で豪雨にあい、近くにあったベイツ・モーテルに泊まることに。モーテルはノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)という青年が一人で切り盛りしており、すぐ傍の自宅に彼は病気の母親と住んでいるという。しかしその晩、マリオンがシャワーを浴びていると母親が包丁を持って現れ…。

    名作を見直すシリーズ。たぶんテレビか何かで随分昔に見たはず。それ以前に、あまりにも有名すぎて、オチをすでに知っていて見たので、この作品はできればなんの予備知識もなく真っ白な状態で見てみたかったなとしみじみ思いました。無理なんだけどね。何も知らずにいきなりこれを見たら、かなりの衝撃作だと思う。驚けないのが損した気分。あの有名なシャワーで殺害されるシーンも、知っていて見ると音楽含め「これこれ!きたきた!」みたいな気持ち。まあそれはそれで楽しいのだけれど。

    さてこうしてヒロインと思われた人物が早々に退場、中盤からは、マリオンの妹ライラ(ヴェラ・マイルズ)が新たなヒロインとして登場し、姉の恋人サムに失踪した姉の行方を尋ねに行きます。しかしサムは何も知らない。そこへお金さえ返せば警察沙汰にはしないという不動産屋(マリオンの職場)から依頼された探偵アーボガストも登場。探偵は、マリオンがベイツ・モーテルに泊まったことをつきとめ、どうもノーマンとその母親が怪しいと睨む。調査を続ける探偵はしかしノーマンに殺害されてしまう。

    探偵からの連絡が途絶えたことを不審に思った二人は保安官を訪ねるが、取り合ってもらえない。さらに保安官夫妻は、ノーマンの母親は10年前に死んでおり、死因は裏切った愛人を毒殺後の服毒自殺、第一発見者はノーマンだと言う。探偵も、ライラ&サムもノーマンの母親のシルエットを見ており、不審を募らせた二人は夫婦を装ってベイツ・モーテルに宿泊することに。そしてサムがノーマンに話しかけてひきつけている間に、ライラがサムの自宅を探ることにする。ライラは地下室でついに母親らしき人物を発見するが、それはすでに骸骨で…。

    前半、母親が本当に存在し、息子のほうはその殺人を隠蔽しているだけのように思わせるのがとても上手い。まさか二重人格とは、という衝撃の展開なわけだけど、その明かされ方が、逮捕後ノーマンを診察した精神科医が彼の不幸な生い立ちと彼が二重人格であるということを滔々と述べるだけとなっており、そこはちょっと物足りなかったかも。サイコホラーの出尽くした現代に同じネタをやっても、それほど衝撃は受けなさそうだし、むしろ二重人格オチなんてちょっと卑怯なくらいだけど、1960年代の作品というのがやはりすごい。

  • (1)主題
    芸術

    (2)示唆
     サイコサスペンスという分野を切り拓いた作品。シャワー中のジャネット・リーが殺害されるシーンはあまりにも有名で、一度観たら忘れられない。映画に関する本でも頻出する。
     
    完成度が高い作品で、よく撮影手法が取りあげられるようだが、私が一番驚いたのは、主人公と思っていた人物が作品半ばで死んでしまうこと。恋人と一緒になるために会社から金を盗んで逃亡するというスリリングな過程が描かれていて、この状況が続くと思いきや、途中で立ち寄ったモーテルで殺されてしまう。後半はサイコパスの青年に主役をバトンタッチという展開で、前後半で違った緊迫感を楽しめる。

    中でも一番緊迫感を感じるのは、逃亡過程でも殺害の瞬間でもなく、二人が座して向かい合い雑談するシーン。母を想う心優しい青年が、豹変する二三歩手前の表情をして、こいつはヤバそうという雰囲気を醸し出す。アンソニー・パーキンスの演技もさることながら、バックの鳥のはく製でヤバさを強調する小細工もさすがで、こうしたウォームアップを経て殺害シーンに移行する。

    なぜ、こんな展開ができるのか。あくまで推測だが、この時代の大監督は、スポンサーや芸能事務所などのあらゆる縛りにあることなく、自分が撮りたい作品を追究できたのではないかと踏んでいる。商業的な成功は当然重要だが、それだけでは芸術は生まれないということだろうか。

  • 1960年米。原作ロバート・ブロック、アンソニー・パーキンス主演。
    会社の金を盗もうとした秘書が、泊まったホテルで殺される。調べに入った私立探偵も消息を絶つ。ここから出てくるホテルの若オーナーが主人公、死んだはずの母親と同居という。ただし病気で誰も会えない。
    しかし実は若オーナーの多重人格だった。最後、一気にミステリーが迫ってくる。音楽も緊張感を高める秀逸な作品だった。

  • 2018年最初にコレを観てしまった。初ヒッチコック。

    不動産会社に勤めるマリオンは、顧客から預かった4万ドルを持ち逃げして恋人の所に向かおうとする途中、BATES MOTELに立ち寄ってから行方が分からなくなる。更にその後を追っていた私立探偵も姿を消すが、マリオンの妹に「BATES MOTELのオーナーの母親がなにかを知っている」と告げていた。マリオンと探偵の後を追う妹とマリオンの恋人は、やがてBATES MOTELにたどり着く…。

    元々BATES MOTELのシリーズを観ていたので、主役のフレディ・ハイモアがいかにアンソニー・パーキンスのノーマンベイツを勉強したのかよく分かってゾッとした。パーキンスが彼の中で生きてるみたい。何十年前の映画だからもちろんCGなんてないんだけど、カメラワークだけで観ている者の想像を掻き立てる。シリーズの方のモーテルと家の再現度も高くてびっくりした!

  • 不動産会社で働くマリオン(ジャネット・リー)は、金に困った恋人と結婚したいがため、突発的に会社の金4万ドルを横領。車で逃走する際に豪雨に会い、旧道沿いにあるさびれたモーテルに飛び込んだ。そこは人の良さそうな青年が経営するベイツ・モーテル。経営者のノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)は日が暮れてからやってきたマリオンを夕食に誘う。が、彼の母親は彼女を自宅に呼ぶのは嫌だと言う。結局モーテルの応接室で食事をとることになった。しかし、その応接室は鳥の剥製が並ぶ不気味なところであった…。

    白黒映像ではありますが、アンソニー・パーキンスの名演、見せるのではなく想像させるカメラワークや効果音で緊張感を最大限に高めています。何が起こるのか、どこに向かっているのか解らないストーリーも相まって非常にサスペンスフルです。半世紀以上も前の作品ですが、今でも色褪せない名作です。

  • 結末が予想できた感が否めないけど、この年代にこのサスペンスをやり遂げたというところにヒッチコックが巨匠と呼ばれる理由があると思う。どの人物が主人公か断言できないような、中立の立場から観る映画というのも斬新だよなー。

  • 有名なヒッチコック監督の作品。
    会社のお金を横領した当時としてはハイミスの女性事務員さんが、愛人の住む街に逃亡する途中で寄ったモーテルのサイコな青年に殺されるお話。

    すっごく単純なお話で、すっごくシンプルなオチでした。
    そして、すっごくまっとうな上映時間。
    モノクロだし、こういうわかりやすいお話のほうが作品としては印象に残るね。

    事務員さんが襲われるシャワーシーンが有名と聞いていたけれど、今となっては「だから何?」ってレベルの内容です。
    おそらくヒッチコック監督が編み出した演出とかなのですかね。
    古典として観るには長くないし、ちょうど良い作品だと思いました。

  • 前半面白いんだけど、後半ダレるなぁ

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