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- / ISBN・EAN: 4988102053505
感想・レビュー・書評
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何故か見に行った。意外に楽しめたはず。
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黒人の町・自動車斜陽の町 デトロイト 白人と黒人を分ける分割ラインが8mileロードと呼ばれる。
貧民街に暮らすエミレムは、貧しい母子家庭の育ち。自動車板金工場でオートメーションの様な仕事をしている。
ラッパーとして生計を立てる目標は有るが、度胸が無い。
黒人が圧倒的に有利なフリーラップバトルで見事優勝を勝ち取る。
仲間も、敵方も底辺で暮らしている寂しさが有る。
ラップが相手を汚く罵る音楽だったとは恥ずかしながら初めて知った。 -
エミネムの孤独の目がかっこよすぎる。
人の夢が差別で邪魔にされるなんてあってはならない。
Lose Yourselfが流れるラスト素晴らしいです。。 -
2017/07/30
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まさにアメリカ民主主義の(あくまで)理想を体現したような映画。その理想を揺るがす象徴的存在として女性がいる。その意味で本作は女性差別的映画とも言える。
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アメリカのラッパー、エミネムの半自伝的な映画。
デトロイトのさびれた黒人街に住む白人のラビットが主人公。
彼はラッパーとして成功することを夢見ながら、地元の工場で(上司にバカにされながら)働きつつ、ライブハウスなどで出演し、ラップの腕は確かだが(「黒人音楽に顔突っ込む白人」という意味で)「エルヴィス野郎」などと言われてバカにされたりしている。
私生活はしがないホワイトトラッシュ(「白人のクズ」)。彼女と別れたのを契機にシングルマザーである母親のトレーラーハウスに帰ってくるが、母親はろくでもない男を連れ込んで、ファックとギャンブルで暮らしている。幼い妹は、ジミーと母親の連れ込んだ男の殴り合いを見て暮らしている。悲惨。
基本的に暗い映画だなと思った。エミネム演じる主人公が、さびれたスラムから一発逆転で、勝ち上がり、成り上がるような映画かと思うと、決してそうではない。ラストの場面を除いて、パッとしない生活をしている男が、なさけない連中とつるんで、たまにラップでいい顔しながらも、他では打ちのめされているだけの映画とも言える。
ラストの場面で、自分をバカにしている、敵グループをラップでボコボコにするのは痛快だが、しかしそこから何かが変わるということでもなく、一人寂しく工場での作業に戻るシーンで映画は幕を閉じる。
当時かなり話題になった映画ではあるけれど、中身としてはミニシアター系に近いんじゃないのかしら、と思ったのが素直な感想。
(ちなみに僕は、邦画の「サイタマノラッパー」が好きだが、今回「8マイル」を観て「ああなるほど」と思った。サイタマノラッパーは、日本のホワイトトラッシュの映画、というような感じで、明らかに「8マイル」を意識しているのだ)
ところで、英語でラップを聞いても、字幕で見ても
それがどのように韻を踏んでいるのか、どう上手いこと言っているのかわからないのが残念だった。
あと、何かというと「カマ野郎」みたいなこと言ってて、ヒップホップのこういうマチスモは本当になんとかならないのかと思った。別に冗談として面白くない。 -
[アメリカ2002]
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エミネムの自伝的というには少し盛ってるけど、ヒストリー的作品。エミネムは好きではないけどhipHopが好きだから当時映画館で観た。Rapやバトルを知らなくてもわかりやすくなってると思う。