道をひらく [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 国内売上部数「窓際のトットちゃん」に続く第2位1968年初版から555万部以上ビジネスNO.1本「道をひらく」ブックオフ110円購入やっと読んでみました。経営の神様松下幸之助さんが雑誌PHPに掲載していたエッセイを書籍化。他の人に頼るのでなく自ら人生を切り拓くことの大事さを読みやすく書かれてますが今の自分に役立つかは微妙。

  • ・人から命じられた事をするとき。やって終わりじゃなくて終わった事を報告までして終わり。その方が命じた側が安心するから。そんななんでもない心ががけがすごい大事で信頼を生む。難しいことができるかじゃなくて、そういう基礎的な些細なことができるかが仕事では大事。その上に自分の知識と経験を積み重ねていく。

    ・「平凡は非凡に通ずる」
    →上の文にもある通り、平凡なことを確実に積み上げていく力はセンスとか才能にも匹敵する。センスがない自分にはこういう当たり前のことを積み上げていくしかない。

    ・工夫する生活
    とにかく考えてみること。やってみること。工夫してみること。同じことの繰り返しじゃ成長はないけれど、昨日と同じことを繰り返さないように工夫してみれば新たな道が見つかるし成長があるかもしれない。同じことの繰り返しを恐れろ。

    ・悪いと思ったことが実は良くて、良いと思ったことが実は悪い。人生はそんなことが多々ある。だから何かにぶつかったときその表面的なものだけ捉えて心を閉ざすんじゃなくて、素直に謙虚に捉えることが大切だと。

    ・人間100%正解の判断なんかできなくて、せいぜい60%がいいところ。60%合ってると判断した上で後は勇気と実行力があれば100%の成果を獲れる。

    ・むかし、武士はいわゆるトドメを指すときに作法を重んじた。しかし、今の仕事ぶりを見るとトドメを怠ることが多い。99%の成果を出してもトドメを刺さないことで失敗になることも多々ある。だから最後でしっかりやり切ることを重んじるべき。

    ・自分や会社のファンを大切にすること
    ファンはそのモノの良さに共感してくれる人だから、その良さを伸ばすことが大切

  • 日本人として心に響く本。

    道をひらくには、「素直に、謙虚に、自分に与えられた道を歩む」
    これに尽きるのかもしれない。

    以下は、引用。

    ===
    ■いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。

    ■その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。

    ■視野を広く。どんなに広げても広すぎることはない。

    ■いつも〝なぜ〟と問わねばならぬ。

    ■大切なことは、うろたえないことである。あわてないことである。

    ■修練に修練をつみ重ねたところから生まれるカンというものは、科学でも及ばぬほどの正確性、適確性を持っているのである。

    ■人より一時間、よけいに働くことは尊い。努力である。勤勉である。だが、今までよりも一時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることも、また尊い。そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。
     それは創意がなくてはできない。くふうがなくてはできない。働くことは尊いが、その働きにくふうがほしいのである。創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。怠けろというのではない。楽をするくふうをしろというのである。楽々と働いて、なおすばらしい成果があげられる働き方を、おたがいにもっとくふうしたいというのである。

    ■たとえ知識乏しく、才能が劣っていても、なんとかしてこの仕事をやりとげよう、なんとしてでもこの仕事をやりとげたい、そういう誠実な熱意にあふれていたならば、そこから必ずよい仕事が生まれてくる。
     その人の手によって直接にできなくとも、その人の誠実な熱意が目に見えない力となって、自然に周囲の人を引きつける。

    ■何ごともゆきづまれば、まず自分のものの見方を変えることである。

    ■朗らかに語り合い、黙々として働く

  • 素直に、謙虚に、という一貫したメッセージ。無策の策という言葉が好き。あやふやな情報しかないならば、ふと思い出して一息つきたい。

  • すごくいい

  • 渋すぎて深すぎて、あまりひっかからず。
    メンタル落ちてる時は逆にひびかないかも。
    これは、バリバリがんばれてる人がさらにバリバリいくための内容かな。

  • ちょっと気分的な問題もあって心に響かなかった。仕事のモチベーションが高いタイミングで再読してみたい。

  • 人生に迷った時におススメの本。
    人間の生き方、仕事の仕方、人との付き合い方、人間形成の仕方、日々の生活からの気づきのレベルが段違い。日本の国の事まで考えているその思考力がすごい。

  • 息子が新人研修で学んだ本の第二弾。
    文句なしの名著。「日々是新(p34)」「覚悟はよいか(p250)」など、暗記するくらい読み深めたい。そして、「謙虚」に「熱意」をもって、行動に繋げなければ。

  • ■ひとことで言うと
     素直な心で、使命を持って真剣に日々の人生を送る

    ■キーワード
     ・自分の道=自分の人生を懸命に歩む
     ・謙虚な心を持って素直に生きる、何事からも素直に学ぶ
     ・日々是新=毎日新たな気持ちで生きる
     ・「なぜ?」を忘れない→一生懸命考え、本質を問う心構えを
     ・完全無欠なものはない→人間も完全無欠ではないことが「自然」→自分の本領を最大限に生かすこと
     ・何事も自分の責任ととらえる
     ・人を助け、人に助けられて生きている→お互いを生かす心構えを
     ・いかなる時もうろたえず、慌てず、自らの使命を全うすること
     ・勇気と実行力を持つ→60%の確度があれば決断する勇気を(謙虚に、真剣に判断を)
     ・眼前の小利にとらわれず、冷静に時を待つ(自省・辛抱・精進)
     ・自分の仕事は世の中の仕事
     ・なんでもないことをなんでもなくできるように→「あたりまえ」を積み重ねること
     ・心を高める=易きに流されない心を持つ
     ・自然の道理に逆らわない

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著者プロフィール

パナソニック創業者

「2019年 『現場で闘うリーダーに知っておいてほしいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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