官僚の責任 (PHP新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 実家の近くのブックオフで100円になってて、興味本位で買った。告発っぽい本はバイアスがかかってる感じがして鵜呑みにしないが、ちょいちょい「そうでしょうね」と思う点はあった。全員ではないと思うが、「国益のため」ではなく「省益のため」に動いている人たちは少なくなさそう。この点は国連にも同じことが言える(私は国連の一機関で働いてる)。権限争議の話が出てくるが、これも国連と同じ。よくOne UNと言うが、各国際機関は自組織の領域を守ることに注力し過ぎて、職員も何のために働いているかを見失いがちになる。入った当初の志のようなものは年月を経て変化するし、気を付けないとすぐ「役人化」する。あと「守られすぎの人を守るべきでない」という考え方は同感。財源が限られているなら尚更。

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著者プロフィール

1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。『官邸の暴走』(KADOKAWA)、『日本を壊した霞が関の弱い人たち』(集英社)など著書の累計発行部数は100万部を超える。自身が企画・プロデュースし、本書が原案となったドキュメンタリー映画『妖怪の孫』が2023年3月に公開され、大きな話題を呼んだ。





「2023年 『分断と凋落の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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