愚行録 (創元推理文庫) [Kindle]

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著者 : 貫井徳郎
  • 東京創元社 (2009年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (320ページ)

愚行録 (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 東京の郊外の一戸建てに住む四人家族全員が何者かによって惨殺される事件が起きて一年、その被害者夫婦の人柄を取材するインタビューの形式として話は進む。
    夫は早稲田大学卒の大手不動産会社に勤めるやり手のサラリーマン、妻は慶應大学卒の落ち着いた雰囲気の美人。近所の評判も良い。誰からも恨まれそうにない家族を包丁で滅多刺しにした犯人の動機は怨恨なのか?強盗なのか?

    インタビューに答えるののは家の近所に住むおばさん、殺された家族としての夫の会社の同僚、妻の大学時代の友人、夫の大学時代の恋人、妻の恋人…それぞれのインタビューを読み進めるうちに、幸せなエリート家族という平面的な像から、誰でもやっていたことかもしれないが、決して善人というわけでもない夫婦の姿が立体的に立ち上がってくる。
    そして、インタビューの合間に挟まる、インタビュアーの妹と思われる女性の話は、この事件とどう絡むのか?…
    今年の2月に妻夫木聡と満島ひかりの共演で映画化された「愚行録」の原作です。
    映画が良くできていたので、原作もと思い読みました。映画独自の捻りもありますが、ほぼ原作通りに映画が作られていました。だから、原作も面白かった。
    しかし、やはり、映画は誰がどういう言動をしたかがビジュアルに表現されるので、ある時点で、「そうか、この人だったんだ」とわかる瞬間の衝撃は映画の方が良かったかも。

  • 結局最後まで全容がわからず最後にああ、こういうことだったのかと全て腑に落ちた。人の主観というのは難しいな...と考えてしまう。読後感は重い。

  • 映画化されたのを知って読んでみた。
    『慟哭』のような衝撃的な結末を期待していたが、期待外れだった。
    これをどうやって映像化しているのかは興味あるけど。

  • ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ,わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。池袋からほんの数駅の、閑静な住宅街にあるその家に忍び込んだ何者かによって、深夜一家が惨殺された。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。
    『慟哭』の作者が放つ、新たなる傑作!

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    貫井/徳郎
    1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。不動産会社勤務を経て、93年に『慟哭』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • この本をレビューする行為自体が愚行に値する、そんな気持ちにさせる本。

  • 犯人が誰とか、動機がどうとか・・・そんなところとは全然違うところに面白さがあった。
    他人が評する人間の面白さ。そして人間全体の愚かさ。
    まさに“愚行録”。

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