- Amazon.co.jp ・電子書籍 (365ページ)
感想・レビュー・書評
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学生アリスシリーズ2作目。 新たにマリアが入った推理研の江神とアリスは、マリアの伯父が所有する島の別荘へ招待される。 そこには伯父の残した遺産のダイヤが、モアイが点在する島に隠されているという。 推理研のメンツをかけて見つけ出そうと捜索にかかるが、そこで悲惨な殺人事件が起きてしまう。 事件とダイヤは関係しているのか?また3年前の悲劇の真相とは? 有栖川有栖さんには1作目で心を掴まれ、この2作目ですっかりファンになった。 小難しい専門知識が必要なトリックではなく、論理的に理詰めされたトリックは大好きだ。
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アリスシリーズ、この本も数年積読でした。月光ゲームを読んではまちゃった感じです。なんか古き良き時代(殺人が起きるわけだから「良き」はないけど)に浸れる感じ。すごいとびっくりするようなことはないし、犯人も薄々わかっちゃうのだけど、推理ゲームをやっているような気分になって、なんか楽しいというか面白い。
ここまできたら第三弾「双頭の悪魔」ももちろん読みます! -
前作と違って登場人物も多すぎず、最後まで楽しく読みすすめることができた。
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双頭の悪魔、女王国の城はなかなかの大作だったが、王道クローズドサークルと青春小説としてこちらも良作。伏線はだいぶ拾っていたが、ちゃんとパズルを組み立てられなかった。部長の推理シーンはどの作品も演出がいい。
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学生有栖シリーズ2作目。
よくできていて面白かった。 -
そこまでトリックしてなかった。
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学生アリスシリーズの2作目。
最近文庫化された、学生アリスシリーズの短編集を読んだせいで、懐かしくなって再読(電子書籍を購入)。
やはり面白い、本格ミステリ。 -
読書の何処に価値を求めるか。
僕であれば如何にワクワクできるか、これに尽きます。
ミステリの場合、今まさに読み進めているこの頁の内容が後の大変な伏線だったと思い返す時が来るのだろう、と解答編を想像するだけで心が踊る訳です。
とはいえ始終それでは疲れるし飽きる。
できれば程々に、例えば他の楽しい事に気を取られている中で、ふと思い出した様にワクワクを感じてしまうという風な、それ位が丁度いいと思うのです。
本書はミステリの上に宝探し要素も加わって、ワクワクが倍加なうえどちらも"丁度いい"。
最強の組み合わせに狂喜できます。 -
2013/11/30
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日本語だと読むスピードが英語に比べて段違いに速くなるので、あっという間に読み終わった学生アリス2作目。またもワタシのトリアタマが大活躍。これも少なくとも3度目のはずなんだけど・・・いやもういいか。
読みながら「?」とひっかかっていたところを解決の糸口にして全貌を解き明かす江神さん。解いていくロジックが見事でスッキリする。有栖川有栖はリリカルな作家だけれど、ロジックを重視するこのシリーズではそれほどその色が濃くないと思っていたのに・・・いやぁ、やっぱり随所にチラホラ。さすがアリス(笑)。でも楽しめました、大満足。
しかしこのスピードで英語の本も読めるようになるのはいつのことだろうか・・・はぁ。