本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (640ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
頁数は多いですが長いとは感じさせません。
それは単に二つの事件が平行して進行しており二本分のボリュームがあったからですが、それを1+1>2にしてしまう所が本作の凄み。
両話を交互に良い所で場面転換させる事と、二つの一見無関係な事件にさりげなく関連性を差し込む事で、兎に角先が気になり頁を捲らせてくれます。
更に一方の視点しか無い江神が他方の事件の関連性と本質まで捉えて纏めて解決する様には舌を巻きます。
期待感溢れる題材と展開にお得意の消去法理論。
信頼できる二枚看板を得た氏の作品は最早磐石、そう感じさせる一冊でした。 -
関西弁のウィットに富んだ会話が好き。
しかし長かった。 -
2つの場所での話がテンポ良く順番に出てきて、最後まで飽きることなく読みすすめることができた。初めて、江上さんの答え合わせ前に推理の一部を当てることができた。
犯人に共感、まではできないのがなぜか少々残念だが、物語としては読みやすく、納得の行く作品だと思う。 -
前半やや退屈だけど、殺人が起きてからはなかなかのスピード感。前フリもしっかり最後にいきてくるというのはさすがですね。ちょっと都合がいいのはしょうがないかな。