キツツキと雨 通常版 [DVD]

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監督 : 沖田修一 
出演 : 役所広司  小栗旬  高良健吾  臼田あさ美  山崎努 
  • 角川書店 (2012年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111242129

キツツキと雨 通常版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • とにかく間がすごい、すごい。間で笑わせたり、間で考えさせたり、間でこころをどすっとさせたり。この間は日本独特のものだな。これだから邦画はやめられない。

    日々はただ淡々と続いていくし、でもその中におかしいことがあったり、ちょっとワクワクしたことが起こったりするから、やっぱり日常はやめられない。岸さんがとてもいとおしい存在。この映画の中での日常の代名詞。

    甘いものを断っている2人が甘味に食らいつくシーン。朝、靴下をはくときに、いつも聞こえてくる自分の心の中の声「黒はやめとけ」を無視するシーン。
    知らず知らずのうちに、自分ルールを決めてそれにとらわれて生きてしまっているけれど、そのルールをとびこえるということは自分自身をとびこえるということなんだな、と。それをとびこえたら、なんでもない日常がちょっと変わったり、ちょっとだけおもしろくなっていったりするのかな。

    この映画のために作ったとだけあって、主題歌の星野源の「フィルム」が流れたときは、すべてが丸くおさまった気がしました。

  • 小栗旬さんと役所広司さんが主演の映画です。
    木こりを営む頑固なおじさんは、仕事を辞めた息子ともすれ違いの日々を送っていた。そんな中、村で映画を撮影している消極的な監督と出会い・・・。監督は無事に映画を撮り終えることが出来るのか?という話です。

    とにかくすごいのは、会話の間が絶妙です。とてもリアルです。
    会話の間の間が映画ではなくて日常を垣間見ているのか?と錯覚させるほどに巧妙に取られています。
    思わず映画という事を忘れてしまうくらいです。

    小栗旬さんが演じられる自分に自信がない若監督、役所広司さんが演じるきこりもどこか憎めない人物に仕上がっており
    大切なものにまっすぐに向き合えない不器用な2人が
    互いの交流を通して大切なものに向き合って行きます。
    最初の出会いは最悪で、何事にも消極的な監督に木こりは怒りを覚えて目の前で直接文句を言うくらい第一印象が悪かった2人ですが
    映画の撮影という共通の目的に向かって一致団結していきます。

    この2人の共通点として
    ”甘いものを絶っている”というものがあります。
    木こりは医者から止められている(健康の為)
    監督は映画がうまくいく、というジンクスの為(この詳細は最後まで明かされませんでした)
    2人が思い切って甘味を食べるシーンは2人が大切ななにかにしっかり向き合えた証しだったのでしょうか、みていて頬が緩みました。
    最後の、木こりが撮影のクライマックスに駆けつけるシーンもとてもグッときます。
    2人の成長が感じ取れる最高のシーンです。

    その過程もユーモラスに描かれており鑑賞していて一緒に笑ったり落ち込んだりしていました。
    人を変えるのはや人との交流、そして交流を通して自分の心に湧きあがってくる、何か。
    それはとても大切な事なんだなあ、としみじみと感じさせてjくれる映画です。

  • 人里離れた山あいの村。
    木こりの岸克彦は3年前に妻を亡くし今は1人息子の浩一と2人暮らしをしていた。
    浩一は定職にも就かずふらふらとしてばかりで克彦はそれが情けなく不満でならなかった。
    そんなある日彼はゾンビ映画の撮影にやってきた新人監督の青年田辺幸一と出会い撮影の手伝いをすることになります。
    小さな山村を舞台に無茶な木こりと気弱な新人監督が映画の撮影を通じて可笑しくも微笑ましい心の交流を繰り広げるさまを綴ったハートフルヒューマンコメディです。
    沖田修一監督が役所広司・高良健吾・小栗旬を出演で描いた笑える映画でした。
    久しぶりの小栗君やはり格好良かったです。
    沖田修一監督の作品をこれからも探して観てみようと思いました。

  • 沖田修一監督

    役所広司の 芸の幅の広さにはおどろく。
    とぼけた感じで 人懐っこい。
    それで、リーダーシップもあり,
    相手の気持ちを察する。
    この男の存在で 新人監督の小栗旬は、
    徐々に 変化し始める。

    自分のつくった台本が 面白いのか
    どうかも,よくわからなくなっている中で、
    役所広司が ほめてくれることで 自信を持ち始める。

    台本の最後のページに 『自分』という大きな字が
    すべてを 暗示させる。

    大スターの山崎努にも、演技の注文をつけて、
    それが,山崎努にもほめられる。

    耳の後ろでささやく、言葉に 忠実に聞いていたが、
    やっと,自分で どの靴下をはくのかを決めることが
    できるようになった。自分に自信が湧いてきたのだ。

    監督の名前は 幸一。25歳。
    役所広司に 檜の監督椅子を贈ってもらう。
    監督は幸一。 役所広司の息子の名前が 浩一。
    つながりを持つ。
    浩一は 東京に出て行くが また舞い戻り
    父親と 美味しいそうに食事をする。
    このシーンが ほほえましい。
    多くを語る必要はないのだ。

  • いい映画!沖田修一のほのぼのとしたセンスむっちゃ好き!役所広司には笑ったなー!!でも全体的に間をゆったり取り過ぎたのか、後半に感情のピークがやってこない感じはある。山崎努のシーンは良いシーンだけど、なくても良かったような気もする。

  • 立って、転んで、また立って、と仕事仲間に話す役所広司の顔がすごく良かった。

  • 岐阜の山村を舞台に木こりの中年男と気弱な若手映画監督の物語。

    最近のMobageのCMでよく見かける古舘 寛治さんは助監督役で出演。
    他キャストを見ているとカメラマンは帝都物語の嶋田久作さん、木こり仲間には伊武雅刀さん、大物俳優役には山崎努さんと豪華な俳優陣。

    淡々と映画製作は進んでいくのだが...

    何かにコンプレックスを持っていたり、傷ついたり、挫折したり、やめようと思ったことがあると思うけど、もう一度真剣にやってみるんだ!って思わせてくれる作品です。

    そしてたくさんの人が協力することでひとつの素晴らしい作品が完成する。

    『ゾンビは走れません!』

  • いい映画。
    役所さんが素敵。
    本当に素敵。
    あのなまり。
    あのちょこんとした感じ。

    奥さんのサンダル履いて、卵焼き。
    濡れた洗濯物。
    いどころなさそうに砂いじり。
    お風呂の中でゾンビ。
    ラッシュみにいこうかどうだか。
    台本読むとこ。
    あんみつ食べさせるとこ。

    そして、だんだん変わっていく人たち。
    そう!
    なんだって変えることができるわけ。
    ただ望んで、実行すれば。

    山崎さん最高。
    あと曲。

    ともかくあっという間。
    でもワンショットが長い。
    役所さんと小栗くんとこなんて、芝居みたい。

  • 明日は晴れる。
    下駄を飛ばしたら晴れる。
    でも、てるてる坊主は雨を降らすかもしれないよ。
    小さな奇跡や、ジンクスや、そんなことが、起こることもあるんだなっておもう。
    誰にだって、あるんだなっておもう。
    小さな幸せが、想像以上に元気をくれるってことに気付く。
    毎日、そうやって進む。
    変わらないけど、どこかで。
    ドキュメンタリーみたいで、なんだか、わたしの毎日までハッピーになるんだ!
    役所さんが、とてもよかった。
    近所のおじさんみたいで。
    わたしのお父さんみたいで。
    微笑ましくって、恥ずかしくって、おっさんだよおっさん。
    沖田監督がとてもすきだ。
    フィルムはいい曲だなあ。

  • ドキドキもハラハラもしない、なのに見入ってしまう。
    過剰な期待はせずジャケットに惹かれて見たけど内容とバッチリ。
    疲れてイライラしてたけど毒素をまるっと抜かれてしまった。

    極端に言ってしまえばほとんど起伏のないストーリーだが、それでも目が離せなかったのはやはり役所広司の溢れんばかりの魅力か。

    この岸克彦というオッサン、人間味ありすぎ・・・!!


    ゾンビは走れません!!

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