吸血鬼 [Kindle]

著者 :
  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 犯人は、最初のほうで目星がついてしまったが、それでもなお面白かった。ミステリー味の冒険活劇かな。明智探偵、頭脳明晰で犯人の思うことを先読みして対応するが、ちょっと間抜けたところもあって好きです。小林少年・文代さんと役者のそろい踏み。それにして倭文子さん、自由奔放過ぎないですか

  • 大筋は「土曜ワイド劇場」(確かキャストは三ツ矢歌子)で知っていましたが(笑)、原作を読んだのは初めて。いや、これ結構好きです。プロットをきちんと考えずに書き出した類の作品(乱歩の通俗物には多い)にしてはよく出来ていると思います。

  • 相変わらずサービス精神旺盛ですな。見え透いていようがおもしろいってのは、実はすごいことなのですよ。

  • ポプラ社の「少年探偵」シリーズでは一番面白かった作品で、書名は『地獄の仮面』だった。
    畑柳家の2階書斎のトリックが何とも不気味で印象が強い。ラストの人間椅子も使い回しトリックとはいえ、事件の幕引きにふさわしい。
    惜しいのはかなり早い時期に真犯人が読者にバレてしまう事。明智も言っているが、余計な小細工が好きな犯人である。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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