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- / ISBN・EAN: 4527427653436
感想・レビュー・書評
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主人公のユアンマクレガーの繊細な雰囲気がいいおっさんのはずなのに、青年のようにみずみずしい。
母親が亡くなった途端、父親がゲイと告白、余生を自由に楽しみ始めるが、がんになり他界をする。
父母のすれ違いから子ども心に恋愛に、人を信じることができなくなっている主人公。イラストレーターなのか、アーティスティックな雰囲気。
とびきりの美女があちらから近付いてくるなんて、不自然極まりないのだが、この主人公ならありかなと説得力がある。2人はがっつくわけでもなく、お互いに気を遣いながら、惹かれあう。
現実で考えたら、美男美女の余裕にしか見えないだろうが、映画では、痛々しい切実さがうかがい知れる。
恋愛の相手を大切だと思うとても幸せな気持ちと、お互いの存在が不安定な危うさと、なんだか罪のような共犯意識、絶妙にまじりあい、甘酸っぱくいて苦い。
不器用な恋愛が、全くわざとらしくなく描かれている。
なんだかド恋愛映画で、ときめいてしまうものだった。
父親たちの人生の終焉に対し、これから始められる、信じられる恋愛というテーマに、人生を肯定できる力をもらえた。
いつも隣にいる犬のかわいらしさ。
メラニー・ロランの美しさ。
これだけでも観ていて気持ちいい。 -
主人公どこかで見たことあると思ったらオビワンなのか
ヒロインがめちゃめちゃタイプ
特に最初のしゃべらずに筆談で仲良くなってくシーン
500days of summerに匹敵する可愛さと小悪魔さ
犬がめちゃめちゃかわいい
ちょいちょい字幕でオリバーと会話するところとかたまらない
この3役のやり取りのおしゃれさが凄くよくて、これだけでも観てよかった
個人的にはお母さんと息子の回想シーンも微笑ましくて好きだった
バーンって言って死んだふりするとことか超かわいい
ここら辺の「俺がこんな幸せになっていいはずがない」みたいな考え方で溢れてる映画
Anna: Why do you leave everyone? Why did you let me go?
Oliver: Maybe because I... I don't really believe that it's gonna work, and then I make sure that it doesn't work. -
メモ帳で会話するシーン、ローラースケートでホテルの廊下を走るシーンが好き。
メラニーロランは大好きな女優なんだけど、アナが抜群に可愛い。500日のサマーに匹敵する小悪魔天使。
人生は思うがままに生きたほうが幸せだ。 -
何かでタイトルを知り、人生はビギナーズ、という言葉の響きが良く、気になって借りた。
人生はいつからでもビギナーズってことなのか。悩んでる人が見ると、タイミングによっては背中を押してくれたり、共感する部分があったり、シンプルに見えて内容がしっかりしてるなーと感じた。 -
てっきりポップな作品だと思って観てたら、静かで緩やかな展開のひとつひとつ丁寧に描かれた作品だった。そして、音楽や画面から押し出されるアーティスティックな面が、非常にお洒落な作品でもあった。
キャストが良い。ゲイをカミングアウトし残り少ない余生を謳歌しようとする老人という難しい役を演じたクリストファー・ブラマーはもちろん、虚無感から抜け出せない38歳独身男のダメっぷりを演じたユアンも、実は父との確執を持って人生に疑問を持って生きる女優を演じたメラニー・ローランも、とても良かった。登場人物全員の幸せを願える映画ってのは、良い。
喪失感・虚無感と向き合っていく困難。この作品では無理に人生謳歌するわけではなくて、少しずつ困難と向き合い、人生を少しずつ再生する可能性を教えてくれる。 -
主人公に感情移入できないし、ヒロインも何考えてるか全くわからなかったけど、とりあえず終わり方は好きだった。
あと犬。可愛すぎ。犬。 -
オルタネイティヴ/USインディー好きの人なら、名前は知らずともそのアートワークは必ずどこかで一度は目にしたことがあるであろう、マイク・ミルズさん。
昔マーク・ジェイコブスの広告にソニックユースが使われてたんだけど、たぶんそれはこの人の作品。
最近だと、僕の好きなWildFlagってバンドのアートワークをされてて、これが最高に雰囲気がよい。
そんなマイク・ミルズさんが映画監督をされてることは全然知らなかった。
この映画は、ゲイをカミングアウトした末期癌の父親と、その姿を通して思い出した「過去」の家族の記憶、そして変化していく「今」の主人公を描いた自伝的作品。
父親がゲイであることに折り合いがつかない葛藤、自分が自分らしく生きるには?そして恋愛とは・・・。
かなり良い作品でした。傑作。
雰囲気もマイク・ミルズさんらしいかわいらしいトーン。
キャラクターもいい、犬がかわいい。
ヒロイン役のメラニー・ロラン、『イングロリアスバスターズ』のあの子ですけど、これが美人すぎて困る。
美人すぎるとあんまりよくないなー、減点だなーと思ったけども、
映画における美人だからしょうがない、好きだもの。 -
ワンコがとっても可愛かった。クリストファープラマーも、ゲイのキャラを楽しそうに演ってたな。ただ、ヒューマンドラマなのに、誰にも感情移入できなかったなあ。