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感想・レビュー・書評
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【メモ】
・ビジネス文書では、何について書くのかを決めるのは、読み手。書き手は読み手の知りたいことを、読み手の関心に向かって書く。
・ビジネス文書では結論は冒頭に書くのが原則。
・考える作業で大切なのは、最も重要な考え(主メッセージ)を見つけること。
・OPQ分析(Objective Problem Question)のコツ
①すべて読み手の視点で表現する
②比較のレール(トピック)を外さない
③文書の主メッセージは読み手のQに答える
・ピラミッド構造に組み立てたメッセージ構造は、そのまま文書構造になる。
・主メッセージを1つに絞り込めないのであれば、文書を2つ以上に分けるべき。
・考えを組み立てるプロセス
①グループ化し、要約メッセージを探す
複数のメッセージを1つのグループにくくり、そのグループを象徴する1つのメッセージを見つけ出す
②メッセージに従って、グループを作る
ある1つのメッセージについて、その根拠となるメッセージ(支持メッセージ)のグループを作り出す
・要約メッセージを文書にするときの「4つの鉄則」
①名詞表現、体言止めは使用禁止とする
→メッセージを明確に表現しようとする本来の目的を妨げる
②「あいまい言葉」は使用禁止
ex. 見直し、再構築、問題、適切な
③メッセージはただ1つの文書で表現する
④「しりてが」接続詞は使用禁止とする
→メッセージを表現する場合には、「1つの主部と1つの述部」で構成される短文表現にする
・帰納法は「つなぎ言葉」でチェックする
①「つなぎ言葉」を下部メッセージ文の冒頭に入れてみる
ex. 「なぜならば」「たとえば」「具体的には」
②声に出して読み上げ、上下のつじつまを確認する
③下部メッセージ群のつなぎ言葉を見比べる
・ピラミッド=伝えるべきメッセージを明快にし、説得力あるように組み立てるツール。「So what?」の自問を繰り返しながら、何度も作り直す。
・段落の基本
①メッセージ毎に段落を作る
②段落の違いを明確に表現する
③段落のメッセージ文を段落の冒頭に置く
・メールの基本的な注意点
P(主メッセージ部分)
D(詳細)
F(今後のアクション)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
⭕️so what で自問しメッセージを明確にする。
⭕️ピラミッドは書く前の思考である。書き始めない。 -
バーバラ・ミント著の同作を読む前の導入本として本書を読んだ。日本語特有の問題に触れているのと、例や練習問題が記載されていて実践的な内容であることが評価の高い点だった。この本のおかげで、バーバラ・ミントの方はかなり時短で読めると思う。
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日本語で文章を書く際に、論理的な主張の妨げになる要素が分かる。本書を読む前と読んだ後で書く文章に明らかな違いが現れるという点で即効性があり、読む価値がある。
特に、論理的な関係性を明らかにしない and に相当する接続詞は少なくとも考えを整理する時には使用すべきでない、という指摘は実践する価値がある。
ビジネス上のレポートを書く色々なシチュエーションを例に挙げ、漠然とした課題に対する結論を支持するための情報を論理的に組み立てて、どのようにして文章を構成していけばいいかの指針が書かれている。
全体を通じて例文が多く書かれていて、内容も易しい。
本書は、バーバラ・ミントの著書 The Pyramid Principles(邦訳『考える技術・書く技術』)を参考にした「日本人による日本人のための実践ガイド」とされている。
レポートの読み手の疑問を明らかにするための「OPQ(Objective, Problem, Question)分析」というフレームワークが提唱されていて、たしかに理論を展開する際のサポートに役立つだろうという印象は受ける。
一方で、The Pyramid Principles で提唱されているとされる「SCQ(Situation, Complication, Question)分析」も有益だろうという予感があるので、そちらも知った上でどのような考え方が有益なのか判断したい。 -
Opq分析
読み手、その課題、その聞きたいことを考えた上で、回答するのか文章 -
ベイカレントコンサルティング社内の推薦書籍よりリストアップしました。
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●OPQ分析:読み手を意識した文書の作成
・Objective:望ましい状態(売上倍増)
・Problem:Objectiveと現状のgap(売上にブレーキがかかってきた)
・Question:読み手が抱く疑問(目標を達成する術は?目標を下げるべき?)
・Answer:OPQを踏まえて(特にQに対して回答を与える)答え/提言
●ピラミッド構文
・主要メッセージ+その背景/論拠
・主要メッセージの作成に当たっては、
① 体現止めの禁止:”市場の推移”ではなく”何がどうなっているのか”をぼかさず
明言する
② 曖昧表現の禁止:”体制の見直し”ではなく”解散を念頭にxx”
”問題を抱えている”ではあく”撤退すべきだ”
③ しりてが表現の禁止:xxしyy、xxしたりyy、ではなく”ロジカル接続”を意識
~の結果として、一見xxに見えるが実際は、、など。