COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 07月号 [雑誌]
- 講談社 (2012年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
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経済において堅調、教育においては世界トップレベル、幸福度は上位の北欧諸国を特集
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■世界ニュース
1.テストなしでも競争力が育つフィンランド:フィンランドは児童の学習状況の改善をするためなら、あらゆる努力をする。学校の多くは小規模で、先生は学習プログラムの改善を日々、同僚達と行っている。フィンランドでは高校3年生の年度末に受ける試験を除き、標準テストが義務付けられていないが、OECDの調査によると、日本より読解力、科学的リテラシー、数学的リテラシーは上である。
2.シリコンバレーで人気を博す「コンピューターのない学校」:グーグルやアップの社員たちは、体を使った学習や独創的なアクティビティを重視する「シュタイナー教育」を実践している学校に子どもを入れている。PCなどの技術よりまず想像力。 -
北欧特集なので久々に購入した。編集長が変わってから雑誌の質が明らかに下がったので、定期購読を止めてしまった。文体については、編集長交代直後よりはよくなったような気がする。
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北欧諸国の社会システムを学ぶことで、
「幸せに生きるヒント」を探す特集。
特に面白かったのは、税金と起業率
とのDATA。ノルウェーは税金が高い。
例えば…ある起業家の税金は所得税が50%、
更に純資産の1%、25%の消費税を払っている。
それでも、グローバル起業モニターの調査では
ノルウェーの方が人口あたりの起業数は多い。
低い税率が経済の繁栄をもたらす証拠は実はない。
というのは衝撃だった。
また、税金を負担ではなく、家族や自身への
生活サービスへの消費や投資として考えている
のが彼らの特徴。
他にも特別な教育法や税金の使い方など…
ビジネスのヒントが今号も盛りだくさん。
みんなの大好きなレゴ社、デンマーク本社
への取材もある。特に食事や家族的な経営など、
かなり変わった取り組みは面白い。
デンマークは人口が少ないにも関わらず
グローバル世界で抜群の競争力を持つ国の1つ。
その秘密は何か…
ちゃんと学びたい要素タップリの1冊。 -
北欧特集が面白かった。フィンランドの教育特集で、多くの移民を受け入れて授業を成立させているところが制度であったり教員であったりすごいやと思う。一クラス20人程度で落ちこぼれを出さないようにきめ細かく配慮ができる状況をどうやって真似できるだろうか。