Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]

  • 220人登録
  • 3.67評価
    • (20)
    • (26)
    • (26)
    • (6)
    • (3)
  • 32レビュー
監督 : ヴィム・ヴェンダース 
出演 : ピナ・バウシュ  ヴッパタール舞踊団のダンサーたち 
  • ポニーキャニオン (2012年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013167667

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ピナの映画、2本目。

    最初はダンスの数々が、よく分からない。普段とは違う身体の動きを目の当たりにして、ちょっと引いちゃってる感じかもしれない。

    でも、段々と目を離せなくなってくる。なぜか、脈絡ないように見えるダンスを、心が読み取ってくれるような、そんな感じになってくる。ピナと関係のあった人たち、一人一人のダンスはどれもずっと観ていたくなるようで。

    見終わったあと、いつもの道を歩くと、風でふくらむお店ののぼりや、秋の虫の音が妙に気になってしまう。人間だけじゃなく、風や、光や、虫もダンスを踊りながら、何かのメッセージを交換し合っているんだ、と思う。私も、複雑な動きではないにしろ、食べたり眠ったり、自分のメッセージを放っているんだと思う。顔が見える相手に対して、何かを伝えようとしているのではなく、自分が感じた今の世界を、自分のことばで、ただ表したい、という風に。

  • ◆きっかけ
    池澤夏樹『終わりと始まり』

  • 2011年公開
    監督 : ヴィム・ヴェンダース
    ==
    伝説的なコレオグラファーの作品と、彼女の没後、関わったダンサーたちに行ったインタビューの記録映画。

    「圧倒的な才能に身をゆだねること」がどれだけ贅沢で得難いことかを、半ば宗教のような陶酔し切った様子で振り返るダンサーたちの表情と言葉が最も印象的。バウシュがどれだけすごい人かは、作品を見ていると理屈を超えたところで感じることだけど、彼女の表現の一部であれたことを語る人々の顔つきが、ちょっと怖いくらい、印象的でした。才能とはかくも残酷なものなり。

    生で見たかったですけどねえ、新作をとってだしのときに。それは今や叶わぬ故、さらに神格化されるのやもしれませんが。

  • 魅力を感じつつも少し退屈したのは真面目過ぎる構成の影響も大きいような気もする。ピナ・バウシュの作品の振り付けはカッコいいと感じる部分と、滑稽に見えてしまうところの落差も感じた。でも3Dで見たら作品の印象変わりそうではある。

  • 舞踏団のメンバが話しているシーンはほとんどなく、躍っていています。ひとりひとりをクローズアップするときも声をあとからかぶせているので、口の動きがなく、黙って画面を見つめています。怯えたりしているように見えるダンサーはピナ・バウシュから課題を与えられて苦悩している人のようにも見えます。月になってといわれて…

  • 白昼夢のようです。

  • 公式サイト:http://pina.gaga.ne.jp/

     舞踊と演劇を融合させた舞台芸術を創出し「タンツテアター」と自ら命名したドイツの舞踊家・振付家ピナ・バウシュ(1940/7/27~2009/6/30)。彼女の作品では、ダンサーたちは踊るだけでなく、時には台詞を語り、歌いもする。激しいアクションから突然泣き叫び、笑い転げることさえある。それらの作品のシーンを観客として客席に、またダンサーたちと共に舞台や町中に出て演じているような身体の感覚を覚えさせられる。3D映像でなければ、観ていて自分の身体が疾走し、浮遊しているような錯覚に陥っただろうか。「踊りなさい。自らを見失わないように」と教えたピナの魂が、ダンサーたちの踊りをとおして観るものを鼓舞する。

     ベンダース監督は、随分前からピナと共同で映画をつくる企画をすすめていたが、タンツテアター作品を映画化する手法に悩んでいたという。そして2007年に3Dでの映画化に見通しをつけたのだが、ピナの急逝。一時は映画化を諦めかけたが、作品の完成を待ち望む声がベンダース監督の背中を押した。

     クラシックバレーの研さんを積んでいるヴッパタール舞踊団のダンサーたちが、コンテンポラリーダンスの舞台セットで、街なかで、また原野へ出て行き、ピナが選んでいた「春の祭典」(1975年)、「カフェ・ミューラー」('78年)、「コンタクトホーフ」('78、2000、'08年)、「フルムーン」('06年)4作品の様々なシーンを脈絡なく踊り、ピナの魂を演じていく。

     近年は、賛美歌とタンバリンダンスで聖書の神を賛美するムーブメントが浸透しつつあるキリスト教界。喜び踊りなさいを与えられている身体で表現し、神のものへと証ししていく。映画では、各国から集まっているヴッパタール舞踊団のダンサーが、ピナから受けたことについて語っている。ダンサーの一人は「愛とは」と投げかけられ、それを表現する。作品のシーンとは別に、ダンサー各自の個性的な踊りも演じられていて、その一つひとつがピナの独自な世界にレスポンスしている。

     踊りを愛する人たちを愛したピナ。この映画から受ける感動と刺激は、身体を使って踊ることの喜びと熱情を揺さぶる。それは、観るものにも心の奥底に、ある躍動を呼び起させる。

     昨年の第24回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、舞台に立ったベンダース監督は、「これから皆さんを、東京からドイツの小さな町(ヴッパタール)……ピナが40年来活動した町へと連れて行きます」と挨拶した。その招きに素直に応じてみたい。   

  • コンテンポラリーダンスというジャンルは難解で定義付けしがたい(する必要もないのかもしれない)からこそ面白い。言葉もなく、身体一つで魅了させられる、まさに「身体言語」という究極の表現世界。それを表現し続けたピナ・バウシュのドキュメンタリー。観ていて全く飽きなかった。映画だけれど映画じゃない、その場で舞台を観ているかのような感覚は、ヴィム・ヴェンダースの素晴らしすぎるカメラワークゆえでしょう。心底惚れ惚れしました。密室で、街中で、モノレールの中で、美術館の踊り場のような場所で、とにかくあらゆるところでダンサーが踊るシーンがあるのですが、ピナのこだわった「自然を招き入れて踊る」を体現する様をみて、ダンスって本能表現なんだ!と感銘。音楽も非常に好ましく、サントラを聴いて余韻に浸りたい。五感をフルに使って味わえる、素晴らしい104分。言葉では表せない高揚感が凝縮された作品でした。ダンスってやっぱり面白い。しなやかに伸びやかに動く筋肉が魅せる造形美、人が束になって初めて意味をもつ無言で雄弁な動作、演者も観客も互いに想像しあえて、全てが答えといえる正しさの許容。部活で創作ダンスをやっていたこともあり、久々に表現する楽しみを身体で味わいたくなりました。映像として、本当に面白かったです。

  • 言葉で表現するのは難しいことがある。

    これも言葉で表現するのは難しい。
    身体全体から発せられるパワー。
    美しい線と動き。
    ただただ、感じる。

  • ピナ・バウシュに捧ぐ映画『Pina』を観た。

    故人ピナは言った「言葉で表せない何かってある。それがダンスの原点だと思う」と。

    だからかな、ピナ・バウシュのカンパニーの舞踊を見てて「解らない」「?」って終わることがないんだよね。一番重要なこと。

  • 一瞬だけ踊るピナの映像を超えるダンサーが居ない事が一番悲しい。
    痛みをさらけ出して踊るピナの描く色彩は最高に美しい

  • 奇妙だけど美しく惹きつけられる。難解だけど自由で楽しい。

  • 隅々まで力が漲っているのに、重力から解き放たれたように脱力した身体の美しさ。
    ステージ観たかったな

  • 夢の教室の方を最初に観たのですが、コンテンポラリーダンスとは踊りの中でも一番捉え方が難しく、正に感性というのか感受性がなければできないものだなぁと思う。
    どこがいいとかそういうことははっきりとは言えないけれど、観ていて飽きるものではなかった。

  • この映画ではじめてピナ・バウシュを知った。ダンスブームにより日常的にダンスを見ることが増えた。それに伴ってダンスのバリエーションに限界を何処かで感じるようになっていた。何故なら、みんなが踊るダンスはかっこよかったり可愛かったり、でもどこか似たり寄ったりな気がしていたからである。そこにきてこのピナ・バウシュをみた。すごい。ダンスはまだまだ可能性があるし素晴らしいものなんだと気づかされた。

  • 現代アート的であり、原始的。この劇を生でみたら、刺激が強すぎて、一週間くらい仕事が手に付かなそう。

  • ピナ・バウシュの作品と演者たちのインタビューにて彼女に迫ったドキュメンタリー。
    彼女の作品は舞踊芸術と呼ぶそうだが、インタビューでも言っていた「身体言語による表現」という言葉がとてもしっくり来る。
    演者たちの迷いを溶かすピナ・バウシュ、それによって吹っ切った気持ちそのものを作品の中でそのまま表現する演者たち。
    言葉で表現することは難しいが、それが観る人の心を打ち、美しい映像に紡がれる。
    「身体言語」で表現されている以上、こちらも言語で表現することは難しい、とにかく観てみるしかない、そんな作品。

  • ヴィム・ヴェンダースだし、予告映像にとても惹かれたので見てみる。

    このピナ・バウシュという方なのか全く知らないが
    彼女の作り出したダンスを見ているとそのカリスマ性が伝わってくる。
    彼女も言葉で表現できないものを表現するのがダンスだといっている通り
    今回観たこの映像を言葉でどういうふうに表現すれば良いのかわからない。
    しかし、只者では無いということだけはしっかりとわかる。
    面白い経験だったと思います。

    踊るロケーション、シチュエーション、振り付けが魅力的。
    馴染みの無い方も一見の価値はあると思う。

  • 人の身体ってすごい そんなふうに動かせるんだ

  • ピナは踊り手に自由に踊ることを求め、踊り手は自ら、自身の自由な表現について探らなければならなかった…
    その探求のさなか、自分自身とはなんなのか、いったい何が自分の表現の武器になるのかということを、踊り手ひとりひとりが考え、模索し、見出してゆく様子を、ヴェンダースの紡ぐ美しい映像が流れるように結び合わせてゆくさまは圧巻。

    踊るということが、単なる肉体的感情表現を超えて、ひとつの芸術に昇華していくことって、こんなにもひたむきで、大変で、美しいことなのだと、考えさせられる。

  • Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
    PINA
    (2011年 ドイツ/フランス/イギリス 監督:ヴィム・ヴェンダース)

    初めてピナを鑑賞したのは、「トーク・トゥ・ハー」の劇中の群舞。
    言葉にできないものを表現して、
    言葉で語る以上に人に伝える、
    そんな圧倒的な世界があることを教えられた気がします。


    No.6 / 2o13

  • 躍動する肉体は美しい。

  • 亡くなったドイツの舞踊家ピナ・バウシュの舞台や、バウシュの舞踊団のダンサー達の踊る姿を追ったドキュメンタリー。

    ピナ・バウシュに関する知識ゼロだったけど、想像していたダンスと違ってびっくり。
    劇団とか舞台とかに近い感じかな。
    爆笑してしまうような踊りもあり。周りは誰も笑ってなかったけど、笑い抑えるの苦しかったです(^^ゞ

  • 新宿バルト9にて鑑賞。観たのは去年(2012年)の3月ですが、忘れないようにいまさらではあるけど登録。

    話題の3D版では、本当にメディアの特性が活かされたと感じました。
    まるでダンサーが自分の目前にいるようで、彼らの美しい肉体と躍動感に酔いました。

    その上、監督のヴェンダース氏は映画界の大御所であるにも関わらず、過去の手法に囚われずに3Dを余すことなく自分の土俵としてしまう。

    今ではこの映画を観なかった自分を想像出来ないくらい、印象的なステージでした。

全32件中 1 - 25件を表示

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]に関連する談話室の質問

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]に関連するまとめ

外部サイトの商品情報・レビュー

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]を本棚に「いつか観る」で登録しているひと

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]はこんな映画です

ツイートする