日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 鴛鴦歌合戦 HDリマスター版 [DVD]

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監督 : マキノ正博 
出演 : 片岡千恵蔵  市川春代  志村喬  香川良介  深水藤子 
  • Happinet(SB)(D) (2012年9月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953048768

日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 鴛鴦歌合戦 HDリマスター版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 消臭プラグの殿のCM、あれ好きだったんですけど、あれはこの映画へのオマージュだったんでしょうか。最高に面白い。

  • 市川春代さん。

  • 最近観た映画の備忘録。
    「鴛鴦歌合戦」。1939年公開、日本映画、モノクロ、69分。
    脚本監督・マキノ正博。撮影・宮川一夫。出演・片岡千恵蔵、志村喬、市川春代、ディック・ミネ、ほか。

    観るのは20年ぶりくらいで、多分2回目です。DVD、衝動買いしてしまいました。
    この映画は、傑作です。未見の方は羨ましいです。

    時代劇です。多分江戸時代で、場所は江戸でしょう。
    ミュージカルです。というかオペレッタです。
    多分ですけど、
    ●「オペラ」いわゆる舞台の歌い上げるアレですね。
    ●「オペレッタ」もっと軽い、短い、基本、バカバカしい喜劇です。
    ●「ミュージカル」もっとアメリカ的な、ダンスも総合的に含まれている感じの出し物です。

    という区別なんだと思います。
    詳しい人がいたら教えてくださいね。

    これは「時代劇オペレッタ映画」です。
    そんな映画ほとんどないんですけどね。
    あえて言えば「ジャズ大名」とかになりますかね。アレも最高でしたね。

    服部富子が美人町娘です。いきなり冒頭、服部富子を取り巻く男たちの唄からはじまります。合唱です。
    バカバカしく、最高です。楽しいです。
    ちなみに服部良一さんの妹です。元宝塚です。

    そこにディック・ミネの殿様が登場です。「ぼーくーはとのさまー」と歌ってます。
    もうここでノック・アウトです。素晴らしすぎます。
    もうここで、映画は物語から大きく離陸しています。

    ストーリーは、必要などうでも良さとシンプルさを備えています。

    片岡千恵蔵が、美青年の裏長屋で自由に暮らす浪人です。
    ブルジョアお嬢さんの服部富子と、貴族(武士)の深水藤子と、裏長屋の町娘の市川春代がみんな、千恵蔵に惚れています。
    市川春代のお父さんが志村喬。気のいい骨董狂いの傘貼り浪人です。

    この三人の娘の恋の鞘当て、ラブコメディ。
    そこに、志村喬が骨董で騙されて落魄する危機。
    そこに、おバカな骨董好きで女好きの殿様ディック・ミネが絡まります。

    最後は、なんだか良く分からないけど市川春代を腕ずくでさらいに来た殿様の家来たちを、千恵蔵がやっつけます。
    そして、千恵蔵は自由と気楽を愛して、出世と金持ちを憎んでいます。
    最後はその思想に共感した市川春代と結ばれて終わりです。
    歌って笑ってみんな仲良し大団円です。
    これ、1939年ですから。当時のマルクス主義/社会主義的な思想の普及が偲ばれます。
    だけど、映画としては素敵にバタ臭い。でも時代劇。セリフとか、超・いい加減に現代風。
    もう、最高にオフビート。そして王道、オンビート。自由自在です。脱帽です。

    撮影は、何でも時間がなくて千恵蔵が病気して、急遽適当に作った企画を1週間くらいで撮ったみたいで、ラフです。
    だから、千恵蔵は意外と出番が少ないです。志村喬の方が、市川春代の方が多いのでは。
    でも、バランスとしては千恵蔵の映画になってる。ちょっと番外編ぽい気もするけど。
    B面映画の気楽さですね。それが全部、いい方向に回っています。
    ズバっと長回し、セットアングル使い回し。自由闊達のびのび、偶然と奇跡と才能とゆとりと適当さ。
    時間のなさ、予算のなさ、制限が思い切りの良さになってると思います。映画への愛情がキラキラと溢れています。
    志村喬、美声です。そしてなんと、このとき片岡千恵蔵より若かったそうです。
    笠智衆の老け役なんて目じゃないくらい、この人の老け役は年季が入ってますね。

    日中戦争中、真珠湾の2年前にこの映画。
    こういう映画を苦しい中でも作ることができる。
    例えばそういうことだけが、僕にとっては愛国心です。
    日本、素晴らしい。ありがとう、マキノさん。
    マキノ映画を見ると、つくづく日本人が、日本が、日本語が、好きになります。
    日本は、歌う楽しい自由で明るい素敵な国なのかも、しれません。

    DVD買ったら、意外と音質も良かったです。
    これ以上語るときりがないのでやめます。素晴らしいです。

    ちなみに、マキノ雅弘(正博)というだけでいくらでも夜通し語れるんですけど、
    一つ言うなら、小堀明男主演の東宝版「次郎長三国志」シリーズ。これ、至高の映画です。

  •  1939年、日活。マキノ正博監督、片岡千恵蔵主演。
     
     前からウワサには聞いていたサムライ・オペレッタを初めて視聴。いきなり江戸の街で大店の若いお嬢さんと、ちょっとマヌケな若殿一行とが歌って踊り始めてしまうシーンに驚倒させられる。日中戦争真っ最中の1939年にこうした映画が作られていたことを過大評価してはいけないと思うが、文化の質とは、それぐらいの厚みがあるものだと考えるべきなのだろう。

     筋書きは本当に他愛のないもので、千恵蔵演じる浪人をめぐって、3人の娘たちが恋の鞘当てを演じる、というもの。ともかく、モダンなデザインの傘の動きを使ったシーンが素晴らしい。どこかタカラヅカを思わせるスピード感あふれる演出だが、何か人的なつながりがあるのだろうか?

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