スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ [DVD]

監督 : ジョージ・クルーニー 
出演 : ライアン・ゴズリング  ジョージ・クルーニー  フィリップ・シーモア・ホフマン  ポール・ジアマッティ  マリサ・トメイ  ジェフリー・ライト  エヴァン・レイチェル・ウッド 
  • 松竹 (2012年9月7日発売)
3.12
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本棚登録 : 303
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105064812

作品紹介・あらすじ

ジョージ・クルーニーが監督・出演を務めた政治サスペンス。アメリカ大統領選の裏側に隠された裏切りや陰謀、不正、裏取引など、モラルなき闘いを描く。『ドライヴ』のライアン・ゴズリングが共演。製作総指揮はレオナルド・ディカプリオ。

感想・レビュー・書評

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  • 研修生との浮気はモニカ・ルインスキーとクリントン大統領との話をベースにしているようだが、こういうケースは明るみに出ていないだけで結構あるんでしょうね。
    政治の世界は欲望と騙しあい、理想を語っても目の前の選挙戦を勝たなければ実行できない、有力者からの選挙協力や資金を得るためには魂を売る・・翻ってトランプ勝利は自前のポケットマネーで選挙を戦えたことで、タブーや気遣いもなく言いたい放題やりたい放題だったのが逆に受けたのか!?
    脚本は見事、エリート同士のワンフレーズ会話(相手の質問に対して短い言葉でウィットを利かせる)も楽しめる極上のポリティカル映画です。

  • 米国大統領選の舞台裏で巻き起こる、
    欲望、裏切り、葛藤を描く。

    大ヒット漫画ワンピースに
    「正義が勝つのではなく、勝ったほうが正義になる」という
    少年誌とは思えぬほど、示唆深いセリフが出てくる。

    特に合衆国大統領選の場合、そのお国柄を反映してか、
    結果はall or nothing。敗者には何一つ残らない。
    だから、自身の政治的信念を曲げてまで勝ちに執着する、
    いびつな構造が生まれる。

    最初からどす黒い奴は誰一人登場しないくせに、
    淡いグレイが濃いグレイを生み、それがまたグレイを呼び、
    といった具合に徐々に変色していく様が面白い。

    特にフィリップ・シーモア・ホフマンの好演が光る。
    選挙参謀として清濁を併せ飲み続けながら、
    唯一点、忠誠にこだわり続け、最後に落ちていく様は、妙に清々しい。
    (つい最近、お亡くなりになったようだ)

    ストーリーとしては割とありがちだが、
    構成と俳優陣の演技で魅せる作品。

  • ジョージ・クルーニーがその人望で名優そろえました! っていう映画でした。
    話はどうってことないんだけど、役者がみんないいもんだから、それで見せるという感じです。

    ベテラン陣に囲まれながら主役をやったライアン・ゴズリングは、全然負けていなくて良かったなあ。激しいところがあまりないのは「ドライヴ」もそうでしたけど、引きの演技がうまいんですね。

  • 脚本もしっかりしてるしテンポもよくて面白いんだけど。。
    公明正大にloyaltyを尊んで闘っておきながら、結局足元すくわれて正義を売った理由が女。古典的かつ典型的パターンで陳腐だ。そういう意味でがっかり。
    人種や宗教やセクシャリティの多様性の話がcampaign上の建前ではあるが出てくる。しかし結局は女で失敗という、なんとも原始的なドジ。古臭い性概念。いい加減オシモのコントロールできるようになろうね、と私なんかは思ってしまう。

  • クルーニーの悪役、もう少しどぎつさが欲しいかなぁ。

  • もっと派手な展開になると思ってたら
    かなり地味で ありそうな話で 実際あったような

    俳優陣がよいので 見応えはある

  • 選挙についてこれだけ堂々とした作品を作れるアメリカは、日本よりもずっと民主主義の国だと感じました。
    大統領候補者に対して学歴や経歴、実績をしっかり求めるし、日本のようにエリートに対する変な反発や嫉妬を政治に持ち込まないのはある意味格差社会でもあるからか…。

    国民総中流意識の日本の選挙の実態は共産的で衆愚政治に陥りやすく、マスコミに操られやすい数的主流派が学歴も経歴も実績もないお金と看板と大声だけ持っている政治家を量産しているのかも…。

    アメリカの大統領選挙に絡む駆け引きの物語だけど、他国民の自分としては、それを見て我が国について考えさせられました。
    優秀な人材を潰す報道ばかりしているマスメディアの腐敗を改善できれば、日本の政治も変われるのかな?

    バックの優秀な頭脳が演説の内容を考えているとは言え、電気自動車の開発・利用率の促進が中東からの石油を買わずに済む=中東と距離を置けるという政策説明等、きちんと「なぜならば」「どのようにして」を語るアメリカの選挙はいいね。
    日本は「消費税をなくす!」とか耳に良い言葉だけで、それは年収100万円の男性が「毎晩高級店で外食」「半年に1度は海外旅行」「お手伝いさんを雇う」って女性をくどいているようなレベルだものね。

  • アメリカ大統領候補選の陣営内側を描く。きっちりとした構成と筋書きで、選挙に関わる人々の運命が羽のように、駒のように上下する。これがスリリングだ。

    ライアン・ゴズリングは有能な選挙広報官・スティーブン役。これがまたかっこいいんだなあ。きちっと決まった背広、コート、髪型。有能な設定だからして表情もクール。ファンとしてはこういう見た目にうっとりしてしまう。前日見たのが「ラースとその彼女」での籠りぎみの役とは対照的。役者だー。「ドライブ」の次の作品。

    2011アメリカ
    2020.3.13レンタル

  • アメリカの選挙戦を描いた1本。日本の選挙とは随分様子が違うらしいと聞いてはいたけど、自分からの距離で言えばどちらの国でも「選挙」自体と距離のあるところにいることを認識した1本だったかも。世論を味方にするための仕掛けと、勝負に勝つための仕掛け。この両方を上手く操れないと選挙戦を戦っても勝ち目はない。そのためには引き出しの多さもそうだし、人間が試されるシーンもたくさんあるだろうと思いました。こういう叩かれ方は、人を傷つけるかもしれないけど、打たれ強くもするだろなと。自分は、味方の旗色が悪くなった時にそれを覆せる人間になりたいと思って今があることを思い返した1本でもありました。

  • 所詮、政治は色と欲。この映画を見ていると、ドナルド・トランプ氏が何故大統領になれたのかがわかる気がする。彼はこの映画で描かれている政治のやり方を全く持って無視していたから・・・なんだよなあ。名優たちを揃えて手堅くやりましょう的な無難なテイストは見ていて感じたかも。

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