リーガル・ハイ DVD-BOX

出演 : 堺雅人  新垣結衣 
  • TCエンタテインメント (2012年12月4日発売)
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感想 : 71
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  • / ISBN・EAN: 4571390727847

感想・レビュー・書評

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  • 放送当時、偶然途中から観始めたのをきっかけに最終話まで見届けた作品。
    コミカル?な演技とテンポよいストーリー展開で、1話ごとにきちんと楽しめる内容になっていると思う。
    毎回繰り広げられる流暢な長台詞の掛け合いに、思わず「会話じゃなくて台詞だよ、これ…」と正気づかずにはいられない(笑)

    個人的に、新垣結衣ちゃんと田口淳之介くんの演技が好印象だったドラマ。

  • 弁護士の物語で ここまで 言いきるとすごい。
    「勝ったものが正義だ」というのが 原理として 提出される。
    正義を重んじる 新垣結衣は 裁判で負けを知らない 堺雅人に
    挑むという 物語だ。
    まえにも、弁護士役をやっていた 新垣結衣と
    今回の 新垣結衣は まったくの別人のようにも見える。

    それにしても 3000万円を 自分が納得するために
    銀行から借りてきてしまう 新垣結衣は 
    物語の中での大きな前提となる。
    堺雅人に ぼろくそにいわれながらも 我慢して立ち向かうのは
    すばらしい。
    今の中国の若者に見せてやりたい。

    最初のシーンの東京タワーを背景にして
    堺雅人に とび蹴りを 食わそうとする 新垣結衣のシーンがなんともいえぬ。
    『ALWAYS三丁目の夕日』の脚本家 らしい 気配りだ。
    堺雅人が ウルトラマン のように 君臨している。

    堺雅人は 新選組のときに すごい役者だと想い
    篤姫の しっかりさめた バカ殿ぶりに 感心したが、
    今回は さらに 顔の引き出しが 増えたようにも思える。
    金の亡者、ペテン師といわれながら、
    勝訴請負人という 伝説を 作り続けるのである。

    堺雅人は言う
    「やっていようがやっていまいがそんなのは私には関係ないし何の興味もない。
    検察側の証拠が不十分だった。だから彼は無罪になった」
    「我々は神ではない、ただの弁護士だ。
    真実が何かなんか分かる筈がない」

    言葉が 炸裂する。
    法律的の枠の中で 罪が 裁かれる。
    結局 正義 というものは 
    法律の外にある 「ひとつの遊園地」なのかもしれない。

    おカネで無罪にできる、
    チームワークとしての歌作り、
    ヤジとストーカー
    熱血正義の弁護士の和解交渉戦術。
    はては、小沢イチローまがいの 黒幕フィクサー。

    現代は いたるところに さまざまな物語があり
    それをうまく、拾い上げている 作品が 巧妙だ。
    里見浩太朗の 風雪を経た演技の味が なんともいえない。

    堺雅人はいう
    「おたまじゃくしを育てているんだ。」
    と・・・・

    この表現は じつに 見事だ。
    あまりにも 見事すぎて・・・・。
    たしかに、そうなのだ。
    ひよっこ というレベルではないのだ。

    足も手もない状態・・・・。
    そこから 始まるのだ。

    それでも 必死についていく 新垣結衣が すばらしい。
    根性がある。
    そして、堂々と意見を言う。
    それに対して 堺雅人は なにもいわない。
    言わせるままに 言わせていることがすごい。
    私だったら 怒ってしまうが・・・人ができている。

    堺雅人は言う
    「世の中 悪は なくならない。」

    でも 本当に悪とは なんだろう。
    まじめな顔して 悪 といわれて・・・悩んでしまう。
    善 自体も よくわからないことだから。

    弁護士稼業というのは あくまでも自由業。
    個人の自由で すべてが采配ができる。

    休み と自分で決めたら 休みとなる。

    そんなふうな 暮らしに 突入しよう。

    堺雅人は言う
    「正義は特撮ヒーローものと、
    少年ジャンプの中にしかないものと思え」

    この決めゼリフ。
    すごいぞえ・・・。
    「正義」は 遊戯で 漫画の中に閉じ込める。
    世の中において 正義は どこに行ったのだろうか?

    堺雅人は テレビの前では
    「私たち弁護士の使命は人の心に寄り添うことです。
    金儲けではありません」

    心にもないことを、平気で言える。
    その精神のタフさに驚く。

    さらに新垣結衣にいう
    「ゴミ箱をあさりにいくのは結構だが、
    私の事務所に不潔な残飯を持ち込まないでくれたまえよ。
    貧乏が移る!」

    「貧乏人しか相手にできない無能なおたまじゃくしを
    飼育してあげていることに感謝して、
    せめて飼い主である私に迷惑をかけないよう努めなさい
    と言っているおるのだ」

    貧乏は やはりうつるのだ。

    第6話 もと妻との たたかい。

    いやあ。鈴木京香はいいねぇ。
    こういう 役回りは うまく こなす。
    パーフェクトに 近い。

    それに対する 堺雅人は 見た瞬間
    おなかを壊して トイレに直行するのだ。

    離婚調停ほど 犬も食わないものはない。
    泥沼。そして さらに 泥沼。

    女子会 で ヒントをもらう。
    新垣結衣の酔っ払った顔がいいなぁ。

    キイは ナポリタンもんじゃ。
    堺雅人は言う 「吐瀉物は たべない」と。
    そのうえ、猫舌だった。
    たしかに お好み焼きは おいしいが
    私も もんじゃ焼きは すきになれない。

    お互い 手の内を知りながら あうん の呼吸で。
    うまく、まとまりました。

    離婚しなかったといって、後悔するより
    離婚して 後悔したほうがいい。

    堺雅人の演じる弁護士 古美門の手法は
    やはり ちょっと 姑息だ。
    第10話の 新垣結衣を 大腸がんにしてしまう
    というところで、大きく 物語は 進展する。

    まず わずかな期間に 飲食しただけで 
    大腸がんになるとおもっている
    新垣結衣が がんというものをしらなすぎる。
    浅はかと言うべきことだろう。

    そのうえで 医師を買収して 間違った情報を
    伝えるというやり方が 姑息なのだ。
    無知と姑息で 物語が なりたっている。

    第7話の パロディも
    古美門は 大旦那を 認知症にしよう
    と 物語を作り上げて 論陣をはる。
    つめが 甘い感じがするのだ。

    それにしても 三木事務所には 優れた弁護士がいるはずなのだが
    三木 こと 生瀬勝久の元にいるのが 小池栄子と 
    駆け出し弁護士(イソ弁にちかい)だ。
    確かに、三木はゲストを呼ぶ力は 目を見張るものがある。
    でも、スタッフがねぇ。
    小池栄子の動きが 怪しすぎるのだ。

    古美門には 服部さん(里見浩太朗)が 
    重要なアドバイスをしているのに 比べれば・・・・
    三木には それがいない。
    また 古美門のスパイ 蘭丸の活躍もみのがせない。
    古美門が 物語を作る ベースを 作り上げている。
    インターネットでの調査でなく スパイという設定に 
    うまさがあるのかもしれない。

    朝ドラ ヒロイン 新垣結衣は どこまで がんばるだろうか。

    リーガルハイの11話 は 最終回 なのだ。
    いや。これで 終わってしまうのは 残念だった。

    新垣結衣が 堺雅人に 一矢 報いると思ったが
    そうは、うまくいかないのだ。

    不幸の犠牲の上に 幸福が成り立っている。
    世の中、そんな風に できているのだ。

    勝ったものが正義だということに 反論を堂々とする。
    いいね。新垣結衣。
    夢を 実現すること・・・

    一時期 とても重要な証言で 勝ったと思わせる
    ところがあったが・・・物語は それで おわらなかった。
    ふーむ。
    おもしろい。

    堺雅人は新垣結衣に言う
    『旅人のコートを脱がせたぐらいで勝てると思うな。
    太陽をやるなら灼熱地獄でパンツ一枚残さず剥ぎ取れ。
    それ位できなければ理想と現実を変えることなど出来やしない。
    もっともっと強く賢くなれ、朝ドラ!』

    非情になりきれない 新垣結衣。
    社長との関係を暴けば・・・
    必ず勝利したはずなのだが・・・
    傷をつけるのを おそれて。

    池部社長のトラップにはまる。
    法と証拠がなければ 裁くことができない
    という 証言 だけでは 確実な根拠になりえない。

    コメディ 仕立て でありながら 
    シリアスに 表現する。
    知的な刺激とゲーム感覚を たっぷりと用意する。

  • 堺雅人さんの圧倒的な演技力に感動。

  • いわずと知れた「リーガルハイ」

    最高に最低なヒールの主人公弁護士と
    ドジでまっすぐなヒロイン弁護士が
    怒涛のセリフ量でテンポよく物語を展開します
    たくさん笑って、時に熱く、たまに泣いたりして
    私の中にあった感情が吹き上がりました!

    脚本家の古沢良太さん(イラストも素敵!)、
    この作品で大ファンになりました!感謝!

  • クセになる面白さ。
    主人公が必ず勝つから少年漫画みたいに安心して見れるし、堺雅人と新垣結衣のコンビも相性抜群。弁護士は依頼人の利益に、という当たり前に忠実なのも無駄がなくてよい。

  • 面白くて止まらない。
    一気に全話見てしまいました。

    テンポが良い。
    全話通して小気味が良い。

    そして堺雅人のぶっ飛んだ演技がすごい。

    久々に日本のドラマのヒットです。

  • 普通、テレビドラマでは愛だの人の気持ちの強さだの、そういう所謂”きれいごと”が良いものとして語られるが(そういうドラマも面白いものは面白いけど)、このドラマでは主人公の古美門が、「そこまで言うか?!」という位、そういうきれいごとをバッサバッサと切り捨てる。そのダークヒーローっぷりが魅力の珍しいドラマだ。

    この世は金。金さえ積まれればどんなにクロな依頼者でもあの手この手の詭弁を持って勝利に導く…。見てると憎たらしくなるキャラだけど、女の色仕掛けにコロッと騙されたり、さんざん馬鹿にした黛をなんだかんだ助けてあげたり…そういうちょっと抜けた一面もあるから、嫌いになれない。

    実際にあんな詭弁だけで裁判に勝てるとは思えないけど、ギャグが持ち味のドラマだから、細かいことは気にしない。9話の名台詞など、弁の立つ古美門ならではの台詞も楽しめる良ドラマ。

  • リアルタイムで放送していた時から観ていたドラマ。放送前のCMを観て面白そうだったから観た。堺雅人が演じる古美門研介のキャラクターが面白くて観ていて笑える。期待通り面白かった。

  • 今更ながら、放送中のドラマにはまっている。
    半沢直樹の堺雅人も良かったけど、こっちもいい。
    がっきーもいいかんじ。
    痛快だし、思いっきり演じてるところが見てて気持ちいい。
    レンタルして1season(?)も見たいなあ…

  • 堺雅人は、涼しい顔をしながら人の痛い所に突き刺ささる言葉をズバズバ言う役が超しっくりくる。
    早口うまいね~笑
    最近までずっと堺正章の息子やと思い込んでたけど、
    全然違う別人でした✋

    ハートにグッときた古美門研介の名言✨

    『正義は特撮ヒーローものと少年ジャンプの中にしかないものと思え』

    『厄介な年寄り共だ。戦後の復興と高度成長を成し遂げただけのことはある』

    何か知らんけど、RIP SLYMEのSU氏が本名の大槻一人な感じで裁判画家として登場してた。
    最終話で一言だけ台詞もらってた笑
    主題歌がPES氏やから笑??
    そんなんするんやったら、メンバー全員ちょい役で画面の隅に出してほしかったわ―

    2012年07月10日 

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