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- / ISBN・EAN: 4988111242464
感想・レビュー・書評
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一度は行ってみたいなんて思いはこの1本で事足りた。スペインのバルサにある世界一予約の取れないレストラン!これは食か?芸術か?って僕にはきっとバルサの家庭料理の店に入って満喫できたような気持になるのが落ちだとわかった。
「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」
https://www.youtube.com/watch?v=rNMmTcKl0jE
う~ん王様のレストランにはいきたくないなぁ~そんな風に感じる。チームが一つになって作り上げている感は全く感じない。すべては王様の匙加減。自分を曲げないのもいいが、若手の絶妙な意見でさえも無にしてしまうところもある。どこでもシェフは絶対だが、この作品は強すぎる感もある。
と言うよりも訳し方が下手のようにも思えるんですけどね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エル・ブリについては山本益弘氏が「エル・ブリ 想像もつかない味」 (光文社新書) で一冊ものにしています。エル・ブリの繰り出す料理に対し、「正確に言葉で表現する」ことに挑んだ意欲作でした。
エル・ブリを支えるのは実験による食材加工の工夫。それぞれの食材に対しどのような加工をするかどんなものに合わせるか、果てしなく試します。この時、レストランは長期閉鎖となり実験に没頭するのです。
そしてレストラン開店。レストランのスタッフはメニューの作り方、サーブの仕方など徹底的な組織対応を叩きこまれます。三時間で35品出すにはそのレベルの対応が必要です。
印象的なのはPCのデータを消してしまったシェフに対し、
「紙じゃダメなんだ、データじゃないと!」とフェラン氏が激しく怒る場面。近代的な調理器具も合いまって、エル・ブリはITを駆使して高度に管理された中小企業でもあります。
驚きのシーンの連続です。
柿や松茸、オブラートまで、日本のものが使われているのもちょっとうれしいです。 -
レンタル
スペイン食文化を研究している先生から聞いた、料理に科学を持ち込んだシェフ、フェランアドリアと彼のレストランEl Bulliの1年について。
試作を全て膨大な写真と共にコンピュータでリストにし、データを組み替えて、その年のメニューを作る。
キノコひとつとっても、蒸したり焼いたり真空調理したりメレンゲ、オイル漬けと、とにかく試して試す。
オイルとスパイスの組み合わせ。
10日で20回の試作をこなす。
リサーチ→ブレスト→クリエイトの繰り返し。
色々なメニューが出てきて、どれもびっくりするものだけれども、フィーチャーされていた、オイルを加えたカクテルがおいしそうだった。
写真がパッと出てくるところ、ラストのメニュースライドとバックの音楽もよかった。STEPHAN DIETHELMという人が音楽監督のようです。 -
WOWOWでやっていたのを鑑賞。
エル・ブリがあるのはスペインなんですが、何故か制作しているのはドイツの制作会社という。
音楽がアンビエントっぽくてああ、ドイツっぽいなと思ったりもしました。
内容はというと、もう見ているとコックコートを着ているからどうにか「料理」なのだということを意識できるけれど、やっていることは理科の実験室のようなものばかり。
料理をアートとして捉えるとここまでなるのか!と驚かされるものばかりでした。
個人的に自分が食べてみたいかと思うと、そのような立場にはないなぁという気後れを感じる部分の方が多くを占めていて、いつかこのような料理を体験して、びっくりして楽しめるそんな人になれるのだろうか…と考えたりもしました。 -
想像力と地道な試作の繰り返し
采配する姿は指揮者のよう
たぶんこれを観た人は自分の分野で頑張ろうと思うのではないか -
新メニューの創作は科学の実験のようでした。