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感想・レビュー・書評
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折りに触れて何度も読み返す、読みたくなる、そんな大好きな漫画は、本棚に並んでいるタイトルをぼぉーと眺めてるだけでなんだか安心する。
夢に向かって、ひたむきに頑張る姿に元気をもらえる『バクマン。』も、わたしにとっては大切な漫画。努力・根性を前面に、夢を叶えるために突っ走った日々が描かれている。
高い画力を持つ中学3年生の真城最高(サイコー)と、文才に長けるクラスメートの高木秋人(シュージン)がコンビを組み、「ジャンプ」の漫画家を目指す。
そこにサイコーが片思いをしていた亜豆美保と、ある夢を叶えるための約束を交わすことになる。
彼らはプロとなった後も、目指す方向への迷い、自分たちが越えていかなければならないライバルとの出会い、コンビ解散の危機など、様々な苦境を乗り越え、一握りの者にしか得られない栄光を手にするための険しい“マンガ道”を歩んでいくのだ。
サイコーたちとは読み返すたびに歳が離れていく一方のわたしだけど、やっぱり何度読んでも胸が熱くなるのは変わらない。
ふたりは夢を叶えるには運も必要だけれど、やっぱり努力がいちばん大切なんだということを教えてくれる。
それがどれだけ困難で難しいことだとしても、夢を叶えるためには努力するしかないのだ。
これでもか、これでもかと、ただまっすぐに夢に向かっていくサイコーとシュージンには、勇気をもらった人たちがたくさんいるはず。
彼らが描いた「最高の形で終わった」連載漫画同様、『バクマン。』は未来へと駆け抜けていく勢いのまま終えた。
熱いよ。今燃えてるよ、わたし。
夢を叶えることは、なにも子どもだけの特権じゃないもの。大人だって遅くはないはず。
ちっちゃいことでもいいじゃない。やりたいことが見つけられたなら、それは幸せなことだよ。
ありがとう。読むことが出来て本当によかったよ。ずっと本棚に並んでいてね。これからもよろしくね。
最後に……
最悪の危機が訪れたサイコーと美保の恋愛と夢の行方は、ハラハラしながらもドキドキだった。ふたりのぶれない愛、わたしは好きだー!
だけど、いちばん好きなのは美保の親友である香耶ちゃんだー!!
香耶ちゃんのその明るさと気づかいに、どれだけ男2人(シュージン&サイコー)は助けられたことか。家事にお仕事にお疲れ様。ありがとう、香耶ちゃん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画家としての成功を目指す青年達の物語。
「ものづくりの好きな人間は、きっと楽しめる」という話を友人から聞いて読み始めたお話なのだけど、読み始めてから周りの声を見聞きすると、現実の裏話とでもいうのか、少年ジャンプの現場が舞台となっているという部分を評価している方も少なからずいらっしゃるようでした。
実際に漫画の持ち込みをする人も増えたのだとか?
ものをつくる、というのは、一件華やかに見えるのかもしれないけど、実際には本当に地味なことをコツコツ積み上げてゆくことだと思います。そしてそれに伴う努力。それは人生においても同じことだと作中でも語られますね。私がこの作品を好きな理由は正にこの点で、努力が報われて未来が切り開かれてゆくということは、いつの時代も大切であってほしいと思うんです。
親やその祖先といった特別な血統の勇者が魔王を倒すという話も面白いし、彼らにもそれなりの努力や葛藤はあるのだろうけど、特別でない人間が知恵や努力を重ねて大成するというお話の方こそ、子供が触れる作品なんじゃないかなと思ったりもします。
最終巻、夢を現実にしての終幕はあっさりしています。
でも、とても清々しい。
現実には自分の希望を100%形にできる人間なんて恐らくゼロだろうと思います。それでも、そこへ向おうとする姿勢や努力は評価されるものですし、その時の努力はいつか何らかの形で自分の力になります。
そういう意味で、若い人には是非読んでほしい、お薦めの作品です。
もちろん、何かを始めるにあたって早いも遅いもない、なんて言うまでもないことです。 -
バクマン。を再読
週刊少年ジャンプを家族が買っていて、楽しみに読んでいたが 途中から読めなくなって最後が気になっていた作品。
小畑健の絵は かっこよくもあり、現実的でもあり読者を魅了する。
登場する編集者たちやマンガ作家の仲間たちもみんな個性的で どのエピソードも楽しく読めた。
うん! また読み返そう。 -
面白すぎて一気読み。
ひとつの夢を叶えるため、努力、純愛、友情、ライバル全てが良い!
他の漫画家さん、編集部さんの個性も滲み出ていて漫画にかける熱意も伝わってくる作品でした。 -
純愛。
夢を追う人に。 -
久しぶりに読んだらめっちゃ面白かったです。
作中の言葉を借りるなら、ジャンプ作家を漫画の題材にするっていう超邪道設定で、「恋愛、友情、努力、ライバル」などの王道ジャンプテーマのど真ん中を貫いていく、という感じでしょうか。
下手したら恥ずかしくなるぐらいストレートに描いてるのに寒さを感じないのは、魅力的なキャラクターと面白いストーリーを作るのが本当に上手なタッグだからなんでしょうね。
アンケート結果至上主義、連載は続けてなんぼ、なジャンプ紙面で一喜一憂するのがストーリーの大半なんだけど、最後にはそうじゃない価値観を叩きつけて、バクマンという漫画自体も綺麗に終わるっていうのがとてもカッコいいです。
主人公たちが描いてる漫画がもっと面白そうに見えたら説得力がより増したかなと思いました。
唯一ラッコ11号だけは面白そうでしたが。 -
ハマった!
面白い!夢って大事!
2人ともかっこいい -
映画公開を機に人にすすめられて一気読み。そのあと映画を見て、また再読。ひさびさにどはまりしたコミックでした。
ものづくりへの執念っていう題材にわたしは弱くて、一も二もなく惚れてしまう。それにくわえて、主人公のふたりだけでなく、まわりの人たちもみんな魅力的。編集部も、ライバルの漫画家たちも。みんな登場時は、クセがあってつきあいにくいやつのように見えながら、どんどん魅力がわいてでてくるのがいいよね。平丸さんには、もうなんともいえない愛着を感じましたわ。
そしてシュージン、サイコーのコンビがほんとにサイコーなんだよね~。若者のくせに昭和なテイストなのもいい。たぶんまた読みかえすと思います。 -
名作!
原作も作画も最高!(サイコー!)
もっともっと読みたいという希望はあるけれど、
20巻という長さなのもきっとちょうどいいのだと思う。
かれこれ少なくとも5周は読みなおしています。