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感想・レビュー・書評
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花屋で働いている六花に惚れた葉月は、アルバイトとして入店した青年。そんなある日、彼が彼女の家の中に入ったときに、島尾篤という霊に会う。 篤は、3年前に病死した六花の夫であった。篤は、彼女に近づくべく、葉月の体を借り、彼女とと一夜を過ごす。
一方で葉月本人は、 篤の作った絵本世界という 生死の境を彷徨続けることになる。
果たして、六花は葉月自身を愛するのかもしくは葉月の中の篤を愛するのか。 葉月本人は現実世界に持ってこれるのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少年みたいな花屋の店長六花に恋をして、アルバイトにまでなった葉月。ある日、彼女の亡くなった旦那・島尾と出会う…その幽霊は葉月にしか見えなくて…それぞれの想い、変化していく六花の気持ち、取り巻く花が水水しく、素敵なお話だった。
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「死んだ人には勝てない」
そういう話なんだけれど、高河ゆんの「メタルハート」を思い出した。
「永遠の愛はあります」と処女のまま旦那を思い続ける高校教師。
この世代の漫画家は多かれ少なかれ、高河ゆんの影響を受けるので読んでいても不思議じゃないけど、読んでいると仮定すると作者は「いつかは違う愛を手に入れられる」という答えを書いている。
葉月の六花への胸が痛くなるほどの片想いと献身。文字通り全部を捧げて、彼女を愛の呪いから外にだそうとする。わかっていてもその愛の呪縛に彼女にいてほしいと願ってしまう島尾。
島尾を愛しながらも、葉月に惹かれていく六花。
全4巻で美しくまとめ、もりあげるところはもりあげる。
ラストは六花の「永遠の愛」を壊したのに、「永遠の愛」を貫き手に入れてしまった葉月と、愛の呪いのなかにまだ閉じ込められていたままの島尾。
完璧なまでの調和した物語。
あくが強くなく読みやすい。 -
独特の世界観。フラワーアレンジメントのイメージが少し変わった。葉月の奮闘ぶりが微笑ましい。こんなに愛されたら幸せだなぁ。
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アニメに感化されて買いましたっ!
凄く切ないけど最後はほっこり出来る感じがFeeiコミックらしいなぁって思います