ももへの手紙 [DVD]

監督 : 沖浦啓之 
出演 : 美山加恋  優香  西田敏行 
  • バンダイビジュアル (2012年10月25日発売)
3.46
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本棚登録 : 508
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569644381

感想・レビュー・書評

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  • 楽しみに見始めたのだけれど、これは好き嫌いが別れるのでは。
    賞狙いのあざとさが透けて見える薄っぺらい作品、というレビューを見たが
    かなり辛辣ではあるもののそう言いたくなる気持ちはよく分かる。

    親の事情に振り回されて
    親は実家だから気が楽かもしれないが、子供にとっては
    友達も好きな家からも引き離されたよく知らない場所に連れて行かれ
    親は子供のことを考えてくれず話も聞かず
    子供だけが見えている妖怪が子供に迷惑をかけるのだけれど
    なぜかそれがハートウォーミング風にまとめられて終わる。

    レビューを見ていても色々な人が色々な他作品の名前をあげているが
    これだけを見ていればさして問題はないだろうが
    いろんな作品に触れている人であればあるほど、チープに感じてしまうだろうと思う。

    娘が盗んだものを屋根裏にたくさん持っているというのも問題だし
    かと言って娘が話すことを全く信じず頭ごなしに怒り、しかも殴る母親というのは最低で
    台風が来るからというのに娘が走って医者を呼びに行くのも無謀であれば
    追ってくる子供に囃し立てられた大人が何をしてくれるかと思えば
    ノーヘルで会社のバイクで二人乗り、バイクほど横風に弱い乗り物はないのに
    それで橋を行き、
    そこで妖怪が助けてくれるのは良いのだが、覆いになってくれるだけで
    運んでくれる訳でもないし
    橋を渡った先からは何故かお見送り。
    更にはそこからいきなり朝になってしまい
    どうやって医者を連れてきたのかも特に説明もされず
    気を失った大人の違法行為も不思議な現象についてどう認識したかもわからない。

    母親が娘の話を信じたのか、その根拠も特に示されず
    お互いに謝ってなんとなくハッピーエンド風。

    『北の国から』『海がきこえる』『となりのトトロ』 『ユタとふしぎな仲間たち』『シックスセンス』などなど
    どこかで見た話、よくある設定を持ってきて継ぎ接ぎして
    しかもそれが表面だけの浅いものなので
    何も面白みを感じなかった。

    もも以外に妖怪が見えているといううみちゃんがもっと関わってくるとか
    その御蔭でももの母親が妖怪のことを信じるとか
    いっそのことうみちゃんが主人公であれば
    まさか町中から野菜や小物を盗みとったとも思われず
    成立したかもしれないと思う。

  •  幾度もCMが流れていただけに、あらすじで心惹かれていただけに、こんなにも胸糞悪くなるようなアニメ映画は久しぶりでした。
     ネタバレありですので気を付けてください。
     まず、妖怪たちに感情移入が一切できないのです。亡くなった人がきちんと天にあがれるようになるまでのあいだ、のこされた人たちを見守るために派遣された妖怪たちなのですが、どれだけ悪さをしても一切反省の色がない。しかもそれを追及される場面もないし痛い目に合う場面もない。窃盗という立派な犯罪なのですが、せめて凄く痛い目にあってもう盗みなんてしない!っていうような場面が欲しかったです。
     そもそも彼らは昔罪を犯してその罪を償うために見守り組にさせられた経緯がある。それも含めればきちんと『反省する』場面は必須ではなかったのでしょうか。
     ギャグもちらほらあって、笑いは出るのですが、其処で終わり。けしてあとをひくわけではなく、その場のノリで笑わせている感じ。同じことを延々と繰り返すのも……まあ、笑えるからいいんですが。中盤、手紙を送る場面でマメがしつっこくももへ迫る場面は辟易しましたが。
     子供の物語に、大人の情事じみた存在を持ち出すな。郵便局の男性が、主人公の母親に『ほの字』(古いかww)なのですが、それをありありと持ち出されて吐き気がしました。これは子供(ももは十一歳という多感な時期)の物語であってこんな場面を用意する必要性が何処にあるのか?
     最後に百鬼夜行、って、仲間がいるよ、って、何故いまさら? マメが天に書く手紙を悩む場面で幾人か出てきていましたが、彼らと関わる場面なんて全然なかったし、このためだけにどうしていきなりみんなが協力的になるのか?
     なんだかともかく、すべてが薄すぎるように感じました。
     妖怪たちの交流もなさすぎるし、仲間の妖怪たちが協力した経緯もだし、わざわざももが医者を呼ぶために走るのも。だったら妖怪たちが医者迎えに行ったらええやん。
     母の声が優香さんということでしたが全然違和感がなく、凄いなあと思いました。
     ところどころで言われる「ジブリの劣化」ですが、わたしはジブリのジの字も考えませんでした。ただただ感動ものを狙いすぎてはずしたカンのある作品だなあ、と。

    ▼ネタバレありの感想サイト
    http://ameblo.jp/hbd16/entry-11223971189.html

  • 見て損はない

  • 家族への思い、として父からの謎の手紙を見つけるもも。
    実家で出会う怪物たち。
    父は何を手紙に認めようとしたのか。
    そこから見えてくる家族の思い。

    見えにくい家族が互いにどのように思っているのかを、
    怪物たちのおかげで再認することができたもも。
    ストーリーとしてはありがちなないようだったので、
    思ったよりは楽しめなかった。

    泣けるかなーと期待していたが、
    そうでもなかった。

    あまり感情移入できなかったな…。

  • 本当に日本のアニメはきれいでいいねー!
    怪物もかわいい!

  • 救われるわけではないが、なんとなくほろりとくる。

  • 広島の瀬戸内の島が舞台。西田さんの声がいい。

  • 映画とは関係ないが、そんなに田舎が好きなら日本のアニメーターはみんな田舎に行けばいいのに、と思った。

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