ももへの手紙 [DVD]

監督 : 沖浦啓之 
出演 : 美山加恋  優香  西田敏行 
  • バンダイビジュアル (2012年10月25日発売)
3.46
  • (32)
  • (71)
  • (108)
  • (22)
  • (2)
本棚登録 : 508
感想 : 80
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569644381

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 女の子が家族、移り住んだ島の人たち、移り住んだ先で出会った妖怪たちを通して、年齢として成長するよりも、「こころ」の成長を描いたお話です。特別大きな印象をもつ作品ではありませんでしたが、背景がとても綺麗で、女の子の心の変化を見ながらホッコリ、ちょっと心がじんわりとする暖かい感じがしました。大人が見ると、こんな時期が自分にも合ったのかなぁ、あの頃は、子供だから見える何かがあったのかなぁっと思うかもしれません。

  • 島の中を走り回るシーンが景色のごり押しに見えて「これ必要?」と思ってしまう。景色が美しいのはわかるんだけど。

    ネタバレになるがももが医者を迎えに行ったけど結局どうやって島まで連れてきたの?いきなり話が翌日に飛ぶんだけど。
    母親との和解も何故できたんだろう…母親は妖怪の存在を信じたの?自分を命がけで助けたから「こんな良い子が嘘つくわけない」とでも?父からの手紙の件が和解より先ならまあ不思議な現象を信じるようになったんだなと思うけれど、なんとなく解決してたのにその後手紙が届くのはなんだかクドく感じてしまう。
    それとこの映画への違和感の一つに全面的に妖怪の存在を信じてくれる大人がいないことがある。おじさんも妖怪の話はするけれど信じているわけじゃないし。そうじゃないとももが孤立してみえていたたまれない(唯一妖怪が見えるうみちゃんも、見えるわりにそんなにストーリーに絡んでこないし)
    平凡なストーリーになるかもしれないけれど、ももの味方のお年寄りの一人でもいてくれるともっと素直に観られたかなあと思ってしまった。ある程度映画やアニメを観てるスレた人には楽しめない映画かも。

  • 児童文学(というよりYA)っぽい設定とジブリっぽい作画の融合。その方向性がどちらも中途半端で、せっかくクオリティーが高いのにもったいない。妖怪たちも、どこか『もののけ島のナキ』を彷彿とさせるし、細田守にもまだ一歩届かないかな。ただ、あの変なポーズや動きにはオリジナリティーが感じられたので、その方向で差異化をはかってもらいたい。☆3.5

  • 楽しみに見始めたのだけれど、これは好き嫌いが別れるのでは。
    賞狙いのあざとさが透けて見える薄っぺらい作品、というレビューを見たが
    かなり辛辣ではあるもののそう言いたくなる気持ちはよく分かる。

    親の事情に振り回されて
    親は実家だから気が楽かもしれないが、子供にとっては
    友達も好きな家からも引き離されたよく知らない場所に連れて行かれ
    親は子供のことを考えてくれず話も聞かず
    子供だけが見えている妖怪が子供に迷惑をかけるのだけれど
    なぜかそれがハートウォーミング風にまとめられて終わる。

    レビューを見ていても色々な人が色々な他作品の名前をあげているが
    これだけを見ていればさして問題はないだろうが
    いろんな作品に触れている人であればあるほど、チープに感じてしまうだろうと思う。

    娘が盗んだものを屋根裏にたくさん持っているというのも問題だし
    かと言って娘が話すことを全く信じず頭ごなしに怒り、しかも殴る母親というのは最低で
    台風が来るからというのに娘が走って医者を呼びに行くのも無謀であれば
    追ってくる子供に囃し立てられた大人が何をしてくれるかと思えば
    ノーヘルで会社のバイクで二人乗り、バイクほど横風に弱い乗り物はないのに
    それで橋を行き、
    そこで妖怪が助けてくれるのは良いのだが、覆いになってくれるだけで
    運んでくれる訳でもないし
    橋を渡った先からは何故かお見送り。
    更にはそこからいきなり朝になってしまい
    どうやって医者を連れてきたのかも特に説明もされず
    気を失った大人の違法行為も不思議な現象についてどう認識したかもわからない。

    母親が娘の話を信じたのか、その根拠も特に示されず
    お互いに謝ってなんとなくハッピーエンド風。

    『北の国から』『海がきこえる』『となりのトトロ』 『ユタとふしぎな仲間たち』『シックスセンス』などなど
    どこかで見た話、よくある設定を持ってきて継ぎ接ぎして
    しかもそれが表面だけの浅いものなので
    何も面白みを感じなかった。

    もも以外に妖怪が見えているといううみちゃんがもっと関わってくるとか
    その御蔭でももの母親が妖怪のことを信じるとか
    いっそのことうみちゃんが主人公であれば
    まさか町中から野菜や小物を盗みとったとも思われず
    成立したかもしれないと思う。

  • ストーリー的にはフツーのいい映画。
    声優さんが抜群によかった。

  • まめが可愛いと思えるか思えないかで大分変わってくるかと。西田敏行はとてもハマってる。

  • 思いのほか、感動して泣けた。

  •  幾度もCMが流れていただけに、あらすじで心惹かれていただけに、こんなにも胸糞悪くなるようなアニメ映画は久しぶりでした。
     ネタバレありですので気を付けてください。
     まず、妖怪たちに感情移入が一切できないのです。亡くなった人がきちんと天にあがれるようになるまでのあいだ、のこされた人たちを見守るために派遣された妖怪たちなのですが、どれだけ悪さをしても一切反省の色がない。しかもそれを追及される場面もないし痛い目に合う場面もない。窃盗という立派な犯罪なのですが、せめて凄く痛い目にあってもう盗みなんてしない!っていうような場面が欲しかったです。
     そもそも彼らは昔罪を犯してその罪を償うために見守り組にさせられた経緯がある。それも含めればきちんと『反省する』場面は必須ではなかったのでしょうか。
     ギャグもちらほらあって、笑いは出るのですが、其処で終わり。けしてあとをひくわけではなく、その場のノリで笑わせている感じ。同じことを延々と繰り返すのも……まあ、笑えるからいいんですが。中盤、手紙を送る場面でマメがしつっこくももへ迫る場面は辟易しましたが。
     子供の物語に、大人の情事じみた存在を持ち出すな。郵便局の男性が、主人公の母親に『ほの字』(古いかww)なのですが、それをありありと持ち出されて吐き気がしました。これは子供(ももは十一歳という多感な時期)の物語であってこんな場面を用意する必要性が何処にあるのか?
     最後に百鬼夜行、って、仲間がいるよ、って、何故いまさら? マメが天に書く手紙を悩む場面で幾人か出てきていましたが、彼らと関わる場面なんて全然なかったし、このためだけにどうしていきなりみんなが協力的になるのか?
     なんだかともかく、すべてが薄すぎるように感じました。
     妖怪たちの交流もなさすぎるし、仲間の妖怪たちが協力した経緯もだし、わざわざももが医者を呼ぶために走るのも。だったら妖怪たちが医者迎えに行ったらええやん。
     母の声が優香さんということでしたが全然違和感がなく、凄いなあと思いました。
     ところどころで言われる「ジブリの劣化」ですが、わたしはジブリのジの字も考えませんでした。ただただ感動ものを狙いすぎてはずしたカンのある作品だなあ、と。

    ▼ネタバレありの感想サイト
    http://ameblo.jp/hbd16/entry-11223971189.html

  • 見て損はない

  • 主役の声よかった。調べたら美山加恋なのね。母親の優香も良かった。

全80件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×