マネーボール [DVD]

監督 : ベネット・ミラー 
出演 : ブラッド・ピット  ジョナ・ヒル  フィリップ・シーモア・ホフマン 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.58
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感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462082596

感想・レビュー・書評

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  • いまや野球界ひいては野球ファンにも広く浸透した「マネーボール」理論。

    そのマネーボールをいち早くチームマネジメントに導入したビリー・ビーンの軌跡を描いた映画。

    「マネーボール」というと、打率とか防御率とかそういう表面上の数字(パッと見て分かりやすい指標)を過信せずに、出塁率のようなマイナー(今ではそんなことないですが)かつあまり評価されない指標に重きを置く・・・といった程度の理解。
    主人公のビリー・ビーンにしても、たしかナカジのメジャー移籍の際にTVで見たくらい。

    それゆえ、ビリー・ビーン自身がかつて超高校級の選手としてプロの世界に飛び込み、将来を嘱望されたものの挫折、引退後はGMへ・・・
    といった彼のバックグラウンドも初耳で驚き。

    短気でジンクスも信じてしまう彼がマネーボールという、いわば無機質な数値の集合体であるデータに彼のGM生命を賭けるというのもまた面白い。

    調べてみたら
    20連勝ってノンフィクションなんですね。。凄いの一言に尽きる。
    あと、リアリティ追求のために選手の役は元野球選手が多用されてるとのこと。どうりで何の違和感もなく気分が高揚したんだろうなあ、と。

    当時の野球ファンにとってはさぞかし衝撃的だったんだろうなあ・・・

    今じゃもうどこの球団でも出塁率はかなり重要視される指標になってるだろうから、マネーボールが今後どう姿を変えていくか、というよりもどう適応していくかが気になるところ。

  •  貧乏球団アスレチックスのGM、ビリー・ビーンの実話に基づく映画。
     野球を統計学的に分析し、少額の予算で効果的に選手を配置し、勝ち上がっていく。単にそれだけの話じゃなくて、既得権益との戦いや、挫折した男の再起が描かれていて奥行きがある。叩かれても、自分の信じるように仕事をバリバリやっていくビリーはかっこよかった。
     ビリーが選手をモノのようにトレードするさまは少しゾッとしたのだけど、それも勝たねば意味がないプロならではの厳しさなのだろう。

  • ある日、メジャーリーグで弱小チームのGM(ゼネラル・マネージャー)を務めるビリー(ブラッド・ピット)は悩んでいた。

    ビリー「あーヤンキースに勝てねーわー。そもそも予算が違いすぎるわー
       うちみたいな貧乏チームじゃ勝てねーわー」

    謎の男「お困りのようですね。私はピーター・ブランド。
       名門イェール大学で経済を学んだエリート。
       実は、お金の無いあなたでもヤンキースに勝つことができるんです。
       そう、統計学を駆使したこの・・・"マネーボール戦略"ならね。
       興味・・・ありませんか?(メガネクイッ」

    ビリー「マジかよ!高卒だから統計とかワカらんけどすげえ!やるやる」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ハッテバーグ「あー肩いてーわー。ボール投げれねえわー。
       ボール投げれないけどどっか雇ってくれねえかなー。」
       出塁率には自信あんだけどなー。」

    ビリー「塁に出るの!?なら雇うわ!ボールとか投げなくていいらしいよ!」

    ピーター「クックック・・・(メガネクイッ」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    アート監督「(いやハッテバーグをスタメンとか正直ありえないっしょ・・・
       もっとマシな選手入れとこ・・・)」

    ビリー「ゴルァァ!このクソ監督がァァァ!ハッテバーグに打たせろやァァァ!」

    アート監督「(白目)」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ビリー「おいピーター。まるで勝てんぞ。どういうことだ。」

    ピーター「私の理論は完璧ですがあの監督がよくない。
       あの監督のお気に入りをクビにしてやりましょう。」

    ビリー「そうしよう」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    グレディ「ねえビリー、ちょっと話があるの・・・
       最近あなた変よ・・・何かあのメガネの男に騙されてるんじゃない?」

    ビリー「やかましァァァ!時代は統計学だ!わからんやつはクビだ!
       おい久保田、こいつをつまみ出せ!」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ピーター「フ・・・フフ・・・どうですかビリーさん!
       5連勝・・・10連勝・・・15連勝・・・・!!」

    ビル「わはははは!我がチームは最強だ!
       やはり君の言った通りだったよ!うははははは!」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ビリー「結局負けた・・・今年もダメだった・・・
       あの・・・あの連勝は夢だったのか・・・
       俺は・・・俺は・・・」

    ピーター「こういうこともあるものです。
       ですが私達の理論は間違ってはいません。
       さあ、気を落とさずに!また来年があるではないですか」

    ビリー「・・・そうだな・・・」







    ビリーの娘「もっと野球を楽しんでいいのよ。パパ。」

  • 珍しく(?)爽やかな印象のブラピです(^^;
     
    何事も初めて、というのは
    周りからの反発が大きいものです。
     
    野球界に経営学の考えを初めて導入して
    成功を収めた実話を基にした映画。
     
    シーズン途中の20連勝は上手くいき過ぎな感も
    ありますが、チームスポーツのあり方を
    考えさせられる良い作品でした。

  • 実話をもとに映画化と言われても
    正直野球も大リーグにもあまり興味がなく
    実際の話も知らなかった私としてはあまり乗れなかった

    ただ今までのやり方がダメなら
    やり方を根底から変えていこうと
    周りに批判されながらも自分の考えを信じ
    結果を出していくのはすごいと思うし
    20勝目の試合には映画とは言え鳥肌がたった

    ビリーは終始何かを食べて飲んで
    ボールペンをカチカチしたり
    マグに爪でカチカチいわせたり
    落ち着きのない様子が印象的

    ブラピは年をとったなと
    目の周りのたるみを見て思ったけど
    それでも良い男には変わりなかった
    やっぱりかっこいいわー(←そこ


    【マネーボール】予告編
    http://www.youtube.com/watch?v=4cn-GMnMzt4

  • 連敗続きで自らの首も危なくなるなど、絶体絶命の状況に陥ったとき、主人公ビリーは有望な新人選手をトレードに出し、自分の理論に合った選手を強引に起用して状況を打開しようとします。常識的に考えるとあり得ない行動です。
    「感情だけで決めてはいけない。この判断は人に説明できないよ」という相棒に対し、ビリーは「大事なのは自分の決断に自信を持てるかどうかだ。本当にやりたいこと、自信のあることなら誰かに説明する必要なんてない」と言います。この台詞がすごく刺さりました。
    自分の普段の仕事では、いつも誰かに説明すること、そして他人に批判されないようにすることにばかり意識が向いていることに気づかされました。
    これだけ情熱的に、一つのことに人生を賭ける生き方をしたいなと思います。

  • 「負けないチームを作る」

    この目的のために、“合理的な”あらゆる手段を尽くす。

    いいですねぇ。

    『パッチ・アダムス』とかもそうですが、

    こういう“芯のある人物”には心を打たれます。

    映画的な観点からいっても、

    娘や妻との関係といった“副次的な部分”はほとんど説明せず、必要最低限の描写に留めているので、“不毛な間延び感”もなく、「伝えたいこと」につねに重心を置いているところがいい。

    合理性を突き詰めるという「内容」

    ムダを一切省いた「演出」

    ここに矛盾がないのでスッと作品に入り込むことができる。

    良作。

  • いや、何がいいって、挿入歌がいい。歌詞も含めてやられちゃいました。こんなCD娘にもらったらしんじまいますよ、実際。
    I'm just a little bit caught in the middle. Life is a maze and love is a riddle.. just enjoy the show...

  • 経験と直感だけの古めかしい世界に、統計という新しい手法を取り入れて革命を起こそうとする様子にワクワクしみいってしまいました。

  • 結局、ブラピは格好いい。それに尽きる。
    筋としてはほぼ事前情報通りで、あとはディテールだと思うけど、結果ブラピが格好いい、だった。

    大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンも出ていたが、あれ、彼である必要あったの?

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