裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : トーマス・アルフレッドソン 
出演 : ゲイリー・オールドマン  コリン・ファース  トム・ハーディ  ジョン・ハート  トビ―・ジョーンズ 
  • Happinet(SB)(D)
3.57
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感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953042735

感想・レビュー・書評

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  • 2回観ました。1回目は理解できない部分が多々ありました。ただ、もっと深く観てみたいと言う印象を持ちました。スパイ映画です。単純に言ってしまえば、裏切り者を探し出すと言う内容です。しかし、派手なアクションもカーチェイスもありません。登場人物は男ばかり、さらにおじさんばかり。画面のトーンも暗い。ただ、深い。ゲーリーオールドマンが、いいんです。私の中では今でも「レオン」のキレた刑事役の印象が強いんですが、凄く良い年齢を重ねています。大人の映画です。好きです。

  • 冷戦下のMI6を舞台に、引退した諜報員がソ連のスパイを探す物語です。
    ドンパチがあるわけではないですが、次々と事実が明らかになる展開と映像に引き込まれました。過去への郷愁が物語全体に流れていて、最後はとても物悲しい気持ちになりました。
    ただ、序盤は名前と顔が一致しなかったために細かいストーリーやヒントに気づけなかったので、二回観てしまいました。伏線がちゃんと回収されているという意味でも良い映画でした。

  • イギリス諜報部、通称「サーカス」。その幹部の中にロシアの二重スパイが紛れ込んでいるという疑惑を、サーカスを退職した男が追う。

    削ぎ落とされたストイックな脚本、過去と現在が入り乱れる構成などによって分かりにくい部分が多く、「登場人物の名前を覚えないと分からなくなる」という前情報があったお陰で大筋は理解できたものの鑑賞後に原作『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』のWikiで情報を補足した。
    邦題はジョン・ル・カレの原作そのままで良かったのではないだろうか?「裏切りのサーカス」ではあまりにもヒネリがなくて、センスが良いとは思えない。

    とにかく私の大好きな英国男性俳優が揃い踏みで、しかも女と子供が絡まないクールな内容。さらにBL風味のスパイス付き。ジョン・ル・カレは難しいというイメージがあったけれど、なかなか美味しい映画だった。
    いい感じに歳を重ねたゲイリー・オールドマンの枯れた演技、ベネディクト・カンバーバッチ演じるギラムの若い献身、コリン・ファースのラストの表情などはもう絶品。

    意外だったのは、英語が聞き取りやすかったこと。イギリス英語は聞き取りにくくて苦手なのだけど、この作品はどの俳優も滑舌よく、またセリフも端的で短いため、非常に分かりやすかった。

  • 1973年の薄暗いロンドンが舞台のスパイ映画。イギリスでは原作の小説が有名で、観客たちは話のプロットや粗筋を知っている前提らしい。しかし、名前とコードネームか錯綜して、一度見終わって段階では完全に理解できなかった。画面も暗く、説明がとにかく省かれている。ネタバレサイトの感想を読むと、パーティシーンでのお互いの視線とかで人間関係性が表現されているとのこと。職場の男性同士の同性愛が話のプロットとなっていることは途中が気が付いたけれど。見終わったあとにスッキリもしないし、見ている最中ワクワクもしない。てことでいまいちな評価。

  • 激渋な人々。面白かったです。
    展開が読める作品もあるけど、謎解き系はほとんど出来ないのでわぁ〜!と思いました。
    君が《もぐら》か!

    MI6に、KGBとの二重スパイ有り…でその人を探すのだけれど、「サーカス」をそもそも把握出来ないまま観てました。サーカスはMI6の中でも精鋭とかそんなんかな、それとも年重の人が多かったので長年勤めてる人はサーカス入りするんだろうか。課長クラスみたいな。各人の名前は覚えられませんでしたけど職業なコードネーム?も格好良かった。
    あと、全ての黒幕っぽい〈カーラ〉も最後まで出てこなかったし気になりました。

    それでも、カンバーバッチを動かしてもぐらに迫っていくゲイリー・オールドマンは渋くて格好良かったですし、最終的にこの人だったコリン・ファースも良かった。
    途中でスパイ退職させられた(相手側に拘束されたけど開放されたので)人とコリン・ファースの関係も哀しかったな。せめてこの手で、って…めっちゃ銃の腕良い。
    とてもさり気なかったですけどカンバーバッチも恋人は男性っぽかったな。。

    カーラになにかされてソ連に情報送らされてたサーカスの人も、祖国に送り返すのだけは…!って縋ってたので、スパイの失敗=死、なんだろな。任務中にその場で失敗しても死、戻ってきても死…過酷。

    登場人物たちも渋いし、光の加減とか風景がどの場面もきまってて抑えた美しさがありました。
    スパイドンパチは無いので派手な作品ではないですけどじわじわ沁みます。硬派でいいし素敵な英国紳士たくさんで眼福でした。

  • BSプレミアム録画>個人的にはこういう雰囲気の映画はとても好き^^。ただちょっと難解?登場人物の名前把握が…犬神家の時みたいにちょっと混乱する。頭がこじれてるので脳内整理してもう1回見てみたいとこ。
    英国俳優陣の揃い踏み!!!で嬉しくなる(≧▽≦)!!!好きな俳優陣がズラリ♪♪♪渋い。
    ゲイリー(・オールドマン)然り、M.ストロング,C.ファース,トム・ハーさん(大好き☆),ベネさん(B.カンバーバッチ)豪華☆!!!皆素敵☆
    スパイMI6?諜報員の中の「もぐら」(内通者)は誰なのか?…を引退した(?)老スパイ(ゲイリー)が紐解いていくお話。犯人誰か?誰が殺される?とハラドキします。
    静かな音楽も相まって○サスペンスタッチで要所アート的な綺麗な画(鮮やかな差し色を挟んだり、図書館内の構図や幾何学背景等)を挟む映像も○時系列バラバラ細か過ぎて割と脳内整理していく(いつの時の話なのか?)のもちょっと大変。ちょっとブツ切りっぽい感じもしなくもない。
    でもこの雰囲気良いなぁ…と思いながら見てたら何とあの「ぼくのエリ」の監督だったんですね!!通りで♪…好きな訳でしたww「ぼくのエリ」は背景描写が美しく、上質な雰囲気(寒々とした雪の背景や透き通るようなショタ映画)が素晴らしかったので。あとラストなんかの撮り方も巧かったなぁ~♪あの場面は(プール内)非常に好きです。
    新作(「ザ・スノーマン」:2017年)が出てるみたいなんで、次作にも期待です♪

  • 原作は大昔に読んだきり。もっと長く、複雑な物語だったような記憶がある。渋ーいキャスティング。たまりません。

  • 字幕: 松浦美奈

    …取り敢えず、もう一回見てから書く。

    10/1再鑑賞。
    時間も場所も行きつ戻りつを繰り返すプロット、分かりやすい説明を容赦なく省きつつも小道具や撮影手法で補う演出、無駄のない脚本、ゲイリー・オールドマンを筆頭に、それぞれが役に徹した主要キャスト。(どの役者も無言の演技が秀逸。) どこを切り取ってみても唸らされる。

    刃物で音も立てずにスパッと切られるような冷ややかな鋭さがあって、まさにそこがハードボイルドの真骨頂という感じ。

    原作も読もうっと。

  • とても渋い!
    映像が美しいです。
    光の使い方が上手いからでしょうか。
    色彩も音楽も引き込まれました。
    実話に近いのかなと思うとドキドキします。

    テレックスを久しぶりに見ました。
    懐かしい。

  • 邦題は(例によって)最悪ですが、映画は素晴らしかったです。切ないですねえ。

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