- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953042735
感想・レビュー・書評
-
2回観ました。1回目は理解できない部分が多々ありました。ただ、もっと深く観てみたいと言う印象を持ちました。スパイ映画です。単純に言ってしまえば、裏切り者を探し出すと言う内容です。しかし、派手なアクションもカーチェイスもありません。登場人物は男ばかり、さらにおじさんばかり。画面のトーンも暗い。ただ、深い。ゲーリーオールドマンが、いいんです。私の中では今でも「レオン」のキレた刑事役の印象が強いんですが、凄く良い年齢を重ねています。大人の映画です。好きです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冷戦下のMI6を舞台に、引退した諜報員がソ連のスパイを探す物語です。
ドンパチがあるわけではないですが、次々と事実が明らかになる展開と映像に引き込まれました。過去への郷愁が物語全体に流れていて、最後はとても物悲しい気持ちになりました。
ただ、序盤は名前と顔が一致しなかったために細かいストーリーやヒントに気づけなかったので、二回観てしまいました。伏線がちゃんと回収されているという意味でも良い映画でした。 -
イギリス諜報部、通称「サーカス」。その幹部の中にロシアの二重スパイが紛れ込んでいるという疑惑を、サーカスを退職した男が追う。
削ぎ落とされたストイックな脚本、過去と現在が入り乱れる構成などによって分かりにくい部分が多く、「登場人物の名前を覚えないと分からなくなる」という前情報があったお陰で大筋は理解できたものの鑑賞後に原作『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』のWikiで情報を補足した。
邦題はジョン・ル・カレの原作そのままで良かったのではないだろうか?「裏切りのサーカス」ではあまりにもヒネリがなくて、センスが良いとは思えない。
とにかく私の大好きな英国男性俳優が揃い踏みで、しかも女と子供が絡まないクールな内容。さらにBL風味のスパイス付き。ジョン・ル・カレは難しいというイメージがあったけれど、なかなか美味しい映画だった。
いい感じに歳を重ねたゲイリー・オールドマンの枯れた演技、ベネディクト・カンバーバッチ演じるギラムの若い献身、コリン・ファースのラストの表情などはもう絶品。
意外だったのは、英語が聞き取りやすかったこと。イギリス英語は聞き取りにくくて苦手なのだけど、この作品はどの俳優も滑舌よく、またセリフも端的で短いため、非常に分かりやすかった。 -
1973年の薄暗いロンドンが舞台のスパイ映画。イギリスでは原作の小説が有名で、観客たちは話のプロットや粗筋を知っている前提らしい。しかし、名前とコードネームか錯綜して、一度見終わって段階では完全に理解できなかった。画面も暗く、説明がとにかく省かれている。ネタバレサイトの感想を読むと、パーティシーンでのお互いの視線とかで人間関係性が表現されているとのこと。職場の男性同士の同性愛が話のプロットとなっていることは途中が気が付いたけれど。見終わったあとにスッキリもしないし、見ている最中ワクワクもしない。てことでいまいちな評価。
-
原作は大昔に読んだきり。もっと長く、複雑な物語だったような記憶がある。渋ーいキャスティング。たまりません。
-
字幕: 松浦美奈
…取り敢えず、もう一回見てから書く。
10/1再鑑賞。
時間も場所も行きつ戻りつを繰り返すプロット、分かりやすい説明を容赦なく省きつつも小道具や撮影手法で補う演出、無駄のない脚本、ゲイリー・オールドマンを筆頭に、それぞれが役に徹した主要キャスト。(どの役者も無言の演技が秀逸。) どこを切り取ってみても唸らされる。
刃物で音も立てずにスパッと切られるような冷ややかな鋭さがあって、まさにそこがハードボイルドの真骨頂という感じ。
原作も読もうっと。 -
とても渋い!
映像が美しいです。
光の使い方が上手いからでしょうか。
色彩も音楽も引き込まれました。
実話に近いのかなと思うとドキドキします。
テレックスを久しぶりに見ました。
懐かしい。 -
邦題は(例によって)最悪ですが、映画は素晴らしかったです。切ないですねえ。