誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール 【会話がとぎれない!話し方シリーズ】 [Kindle]
- すばる舎 (2009年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (205ページ)
感想・レビュー・書評
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表紙を見ればなんとなく想像がつくと思いますが
「超」初心者向けのコミュニケーション本です。
コミュ障15分の会話をどう耐えしのぐか。
小手先のテクニックが66個学べます。(このうち30個くらいは誰でも知っています)
確かにこれらを実践したら15分くらいの会話ならばなんら問題なくクリアできるなと思う一方で、この本の知識では、関係が深くなるような会話力は身に付かないだろうなとも思いました。
明日から使えるようなノウハウはたくさんあるので、今すぐ会話のネタが欲しい!という方にはおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書はベストセラーとなり続編もでているとのことですが、流石というか、とてもわかりやすくまとまっており、かつ、他のコミュニケーション本よりも一歩進んだ方法が書かれており非常に参考になります。
コミュニケーションの自己啓発の本を読むと、
よく書いてあることとしては、以下の3点が挙げられる。
1.相手に質問することで会話を弾ませよう。
2.相槌を打って相手に話やすい雰囲気を作ろう。
3.話題に困ったら天気の話をしよう。
これらがいずれもコミュニケーションに必要なことであることは理解できるのであるが、
コミュニケーションが苦手な人間からすると、これだけでは正直心もとない。
天気の話題を振っても
「いいてんきですね。」「そうですね」「「・・・」」
となるパターンしか見えないし、
相槌を打っても
「私、実は○○なんです。」「へー、そうなんですか。」「はい。」「「・・・」」
となるような気がするし
質問しても、質問が尽きれば話題に困ってしまう。
就職活動の際の「逆質問」というのは本当にきつかった記憶がある。
*「逆質問」というのは、学生側から採用担当者に対し質問を行うという採用試験形式で、
企業によっては30分近くこの「逆質問」の時間がとられており、私の経験から言うと質問が尽きて沈黙しがちになった場合と大概は落とされる(笑)。
では、どうすればいいのか。
その先を教えてくれるのが本書です。
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前の例でいえば、質問はすぐにしないほうがよい、と著者はいう。
相手が言いたいことを言う前に質問をしてしまうと、むしろ相手の話の勢いを削いでしまうことになるからだ。
例えば、「昨日終電まで残業しちゃって・・」と、相手が話し始めたら、
「残業頼まれたの?」とか「断ればよかったのに」と言った言葉をすぐに発してしまうのはNG。
代わりに「大変だったでしょう。」とか「それはついてないね」といったように
相手への共感を示す程度に抑えておいた方がよいという。
相手の話の中核は何であるかを見極めることがまず重要である。
そして、次に相槌については、相手の話の中で、「相手が共感してもらいたいと考えている部分」に対して、
大きく相槌を打つことが重要であるという。
例えば、相手が「今年は5回も花見に行きましてね」と話し始めたとき、
まだこの話の趣旨はわからないのなら、あまり大きな相槌を打つのは、すぐに質問すること同様危険である。
「ほう、花見ですか」と相槌を打ったら、5回の方を強調したかった場合、
相手は少し今日を削がれてしまう。
そのような場合は、「ほう、5回も」と相槌を打つのが正解であるが、これは相手の身振りや手振り、表情を読み取っていくしかない。なかなか難しいが、慣れてくると結構わかるものである。
コミュニケーションが苦手な人というのは、一般に発想が独創的な傾向があるので、
この共感するポイントがずれてしまっていることも多いと思う。
この点を意識することは非常に重要だろうと思われる。
逆もまた然りで、相手に共感のポイントがわかりやすいように話すことも重要だ、と著者はいう。
最後に、本書で述べられている、話題にこまった時の対処法をピックアップしたい。
1.天気の話
「降水確率何%くらいで傘持ってきます?」とか、「雨が続いて、シーツが干せないので困っちゃいますよ」とか、
ひとひねりした形がよい。
降水確率の高い日に傘を持っていなければ、「もしかして面倒くさがりですか?」とか、そういったつなげ方も可能である。
2.おうむ返し
沈黙してしまったら、過去の話題に戻るのもありだという
例えば、「携帯をなくしてしまい、焦りましたよ。」「そうですか。」「「・・・」」
と、不意に沈黙が音連れてしまった場合、
「いや、焦ったでしょうね」
といったように再び前の話題に戻すことで、
「いや本当に。友人に連絡を取ったら友人宅にあったからよかったのですが」
「危なかったですね。」
といったように話をテイク2で再開することが可能です。
これもなかなか重要そうに思えます。
苦し紛れな質問をして、沈黙を深めてしまうよりずっとよい気がします。
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他にも、1週間にあったちょっとした「うれしかったこと」「哀しかったこと」「恥ずかしかったこと」などをまとめておくことで話題をストックしておくという方法や、うまい自己紹介の仕方など、コミュニケーションが苦手な人にとっては有益な情報がたくさんあります。 -
話の内容そのものではなくて、相手がどう感じたかにフォーカスをあてて話を聴くのが大事、という話。 なるほどたしかにもっともだと思う。人間というのは不思議なものだなあ。。 内容が役立つかどうかの前に、自分がコミュニケーションについてどう考えているのかということを改めて振り返る機会になった。
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■読んだ動機
引き続き、会話が途切れず楽しく続くといいなという重いから手に取った。
■感想
目新しい発見があったわけではないが、よく言われていることが書かれていたなという印象。
■以下よかった文章
- 人は自分の話をしたいもの
- いきなり質問しない。まずは反応する。共感する。
- 素朴なエピソード、感情は、身近に感じやすい
- 話、質問には、情報よりも気持ちに耳を傾けよう。どんな気持ちになったのか
- 質問の返事に、自分の情報も少し加えたりすると、聞いていい話題なんだって思ってくれる。
- 第一印象も大事なので、自分から挨拶しよう。
- 身だしなみや、行動の変化に気づくと喜ばれる
- 初めのうちは、Yes/Noで答えられる質問から始めるのも良い -
会話の基本の小手先が書かれた本。
心理学的な要素はない。
会話が下手な学生でも読みやすい本である。
営業マンや社会人はもう少し深い論法であったり心理学的要素の本の方がおすすめ。
・会話は思いやり
・相手の+ー感情を把握し共感する
・会話の出だしはねぎらいから
・天気の話
などなど、小手先の話題作りと聞き出し方などが
シンプルに書かれている。
おすすめな人
・会話が苦手な学生、若者社会人など -
いつぞやの「王様のブランチ」で紹介されていたので読んでみた。
この手のハウツー本は平易な文体で読みやすいし、結構「ふむふむ」と思えることが書いてあるので、読み捨て御免と割り切って買うことが多いです。
もちろん、ちょっと胡散臭いなーと思いながら読むことも忘れないw
タイトル通り、人と話をするときに会話が続くためのあれこれノウハウを紹介してます。
どこから読み始めてもいいし、どこから実践にうつしてもいい。ちょっとした一言を覚えておくと、次の飲み会が楽しみになる。
就活・婚活・合コン・セミナーなどなど、初対面の人と会話をする機会が多い人にはオススメ。
どうでもいいけど、この本の中に挿絵で出てくるネコがわりとキモかわいい系なので、ぜひ見てみて。 -
話し方の基本がわかった。
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気持ちを表現してコミュニケーションするというのは新しかった。
その場の事実や起こったことを口にするだけではダメなのだと理解することができた
総じておもしろかった -
よくある悪い会話シーン、そうなってしまう要因、解決策といった構成を基本とした内容で、主に著者の経験を踏まえたアドバイスが書かれている。「自分って話下手だな」と思う状況を思い返しながら、著者の解説を読むとチェックシート的に機能した。根拠が示されていない断定的な言い方が散見されて少し気になったが、それは著者の経験であることを前提にして、自分もそう思う点は改善してみればよいし、懐疑的な見方が払しょくできない点は別の考え方を探してみる、というぐらいの姿勢で臨めたので、大きなストレスを感じることなく軽い気持ちで読み切れた。
以下、参考になった点のメモ。
・聞き手上手になる。単に質問の仕方が上手いというのではなく、その時の相手の気持ちを思う姿勢が大事。相手が何を話したいのかに耳を傾ける。
・コブクロの話→ストリートミュージシャンの話では、相手がコブクロについて話したかっただろうに聞き手側が相手の話の方向性を変えてしまった。こうすると話し手は会話を続ける気を失ってしまう。
・事実の後にほんのちょっと自分の気持ちを込める。些細な感情の揺れ動きで良い。ちょっとだけムッとすること。少し嬉しいこと
・相手の名前を覚えることは相手の気持ちを思いやること。
・名前を呼びながら気持ちよく挨拶する。