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感想・レビュー・書評
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東日本大震災のあとの発行。世界の情勢は「そんなことあったなー」という程度。知らなくても生きてはいける領域だなと思ったりした。
●この目で見た世界の大問題~世界中の民衆がモノを申し始めた~
・世界中の民衆が立ち上がり始めた
・クルディスタンに勝手に引かれた国境線
・震災時に暴動が起きなかった日本
・イタリアとギリシャの相似点
・北朝鮮、ソマリア
●アラブに春は来たのか?
・アラブの独裁政権が次々に崩壊した
・中東紛争のもとはイギリスの三枚舌外交
・イランとイスラエルの緊張関係
●日本が無視できない三つの「独裁」国家
・北朝鮮の2012年は「強盛大国の大門を開く」大事な年
・中国のトップ交代 山積の課題もバトンタッチ
・ロシアのプーチンが再び大統領に
●揺らぐ資本主義
・世界が注目するアメリカ大統領選挙
・国債が買われると金利が下がる
・ユーロ経済圏が大きすぎてなかなか事態が収拾しない?
●震災、原発事故後の日本は内憂外患のまま
・政権交代はいったい何だったの?
・社会保障費が足りないから消費税率を上げる?
・「府市合わせ」を何とかしたい!
●浮上してきた新たな国
・イスラム金融には利息という考え方が無い
・トルコはイスラム圏とヨーロッパの懸け橋になるか?
・ミャンマーの資源と民主化の動きに世界が注目
・東アジアの2つの緊張関係
●エネルギー、人口、温暖化問題が深刻に
・温暖化対策は先送りのまま
・人口の急激な増加に地球が追い付けない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカの経済が持ち直してきた時期、ギリシア危機がなんとかなった後の時期。2と同様比較的フラットですが、橋下氏のところは少し世間の熱があった頃と感じました。また、民主党の野田政権の頃で、与党にも野党としての自民党にも期待をしかねている時期にも思えました。
アラブの春という名前がついており、流れで読むことで感じるものはありました。プーチン再任、習近平がいよいよ登場する直前、感慨深いです。 -
勉強になった。
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振り返ると色々ありました。
サブプライムローンという胡散臭い金融サービスに端を発したリーマンショック、悪夢のシリア内戦の始まり、エネルギー問題の見直しなど。。。
民主党が失敗し自民が復活したのもこの頃、当時バブル崩壊から失われた15年といわれ日本は下降気味だったけど今を振り返ると悪いなりに踏ん張っていた感があるなあ。
この後安倍に代わって7年が過ぎて、利権、教育の劣化、幼稚な政策、原発維持、日本会議、弱者の切り捨て、そんな言葉しか連想されない政治だったなあと自分は思ってたけど、先日(2021年10月)の選挙で日本人は安倍菅を高く評価、まさか自分がマイノリティでした。。。。 -
答え合わせ的に読むととても面白いです。
この時に池上彰さんが言っていたことがその先どうなったのか、現代を生きる我々だけが持っている特権です。
この時何が起きて、その結果がどうなったのか、そのことを追いかけながら読むと、答えを知っている状態で復習をするようなものなのでその事象が良く頭に入ってきます。
余談ですが、次のシリーズの4ではコロナウイルスに対して言及しているのですね。2003年のSARSの件でした。これもコロナウイルスです。この時は世界的に感染が広がらなかったからそこまで話題にならなかったのか、それとも日本にほとんど入ってこなかったから騒ぎにならなかったのか。それらも含めて後追いで検証できるのは楽しいです。解説も詳しいので、とても勉強になります。 -
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震災から1年という時に出版された本書ですが、個人的には自民党の55年体制が続いた理由が面白かった。
今(2013年11月)時点、自民党が与党であるが、ひょっとするとこの体制がずっと続くのではないかと感じている。すると、55年体制のように何も変えないことが善という状態で、いつのまにか茹で蛙状態になってしまいそうで、すごく怖さを感じた。 -
シリーズ第3弾。(2012年5月とか)
同じようなことを書きつつも、毎回新しい発見が。1ヶ月おきぐらいに読むのがいいね。
シリーズはあと1冊やな、今のとこ。
以下メモ。
・イスラム金融(利息でなく手数料)って言葉を初めて知りました…お互いリスペクト。
・最近民主主義の限界というか難しさをすごい感じるように。
・ロシアとトルコに興味津々。 -
読んだ当時は「なるほど…」「さすが池上さん。分かりやすい」
と思ったもんだが今となれば覚えてない(笑)
な、もんで★-1 -
歴史・地政学を体系的にとらえるにはやはり村上彰の書き方がスッと入ってくると感じた。
- 中国共産党の権力の歴史
- イスラエルと中東の宗教関係
- 自民党と対抗軸のここ20年の力関係
このあたりのモヤモヤが極めてコンパクトに理解しやすく書かれている。