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- / ISBN・EAN: 4988001739500
感想・レビュー・書評
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おすすめ資料 第473回 (2019.05.10)
当館のスペイン語関連視聴覚資料のなかで、
密かに増えているのが、フラメンコのDVDです。
ドキュメンタリー映画を中心にさまざまな作品を揃えています。
スペイン映画界の巨匠の作品から伝説のフラメンコダンサーを追ったものまで、
多様なフラメンコの世界をお楽しみください!
【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/2215047151878311詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フラメンコって意外と演歌みたいだなと。
本当は説明つきで歌詞を知りたいところ。
踊り手の美しさはもとより
細部にわたるまで舞台装置にも
カメラ割りにもこだわった統制のとれた映像美。
ありがとうございました。 -
フラメンコとは芸術であり美。集団で踊るフラメンコは圧巻。
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公式サイト:http://www.flamenco-flamenco.com/
いま、日本のフラメンコ愛好者人口は5万人とも言われ、あの独特な節回しと情熱的な声が印象的な歌(カンテ)のファンも増加し、スペンに次ぐフラメンコ好きな国として認められてきている。スペイン新世代を担うフラメンコギターリスト、カンタオール(男性歌手)、カンタオーラ(女性歌手)、バイラオール(男性舞踏家)、バイラオーラ(女性舞踏家)らが出演するこの作品は、フラメンコの醍醐味と明日を予感させ存分に味わわせてくれる。
監督・脚本を手がけたカルロス・サウラは、ギュスターヴ・ドレやジュリオ・ロメロ・デ・トレスなどヒターノ(スペイン語でジプシー)絵画の数々を舞台背景のようにふんだんに使い、パコ・デ・ルシア、マノロ・サンルーカル、ホセ・メルセーたちのギターや、サラ・バラス、エストレージャ・モレンテ、エバ・ジェルバブエナらバイラオーラとイスラエル・ガルバン、ファルキートらバイラオールを舞わせるホセ・メルセー、ミゲル・ポベダのカンテでフラメンコを体現させる。
説明や台詞はなく、“生命の旅と光”をテーマにフラメンコの多彩なパロ(曲種)と作品で21幕に構成し描いていく。「最初の作品ルンバ“緑よ、私が愛する緑よ”に始まり、。誕生<アンダルシアの素朴な子守歌>、幼少期<アンダルシア、パキスタンの音楽とそれが融合した音楽>、思春期<より成熟したパロ>、成人期<重厚なカンテ>、死期<奥深く、純粋で清浄な感情>から、希望に満ちた再生へとつなげ、命の蘇りを想起させる。」(プレス資料より)
21幕で演じられる曲種と作品名(主な出演者)は以下のとおり
[1]ルンバ“緑よ、私が愛する緑よ”(カルロス・ガルシア<カンタオール>、マリア・アンヘレス・フェルナンデス<カンタオーラ>、ホセ・カルモナ<ギター>)
[2]アレグリア“わが娘 サリータに”(サラ・バラス<バイラオーラ>、マロ・モントーヤ<ギター>)
[3]ソレア・ポル・ブレリア“フアン・モラオ”(ディエゴ“エル・モラオ”<ギター>、モンセ・コルテス<カンタオーラ>)
[4]カンタヘネーラとゴレリアス“二つの魂”(ダビド・ドランテス、ディエゴ・アマドール<ピアノ>)
[5]ガロティン“不思議な者の美しさ”(ロシオ・モリーナ<バイラオーラ>)
[6]コプラ・ポル・ブレリア“それら四つのカポーテ”(ミゲル・ポベダ<カンタオール>)
[7]ソレア“哀歌”(エバ・ジェルバブエナ<バイラオーラ>、パコ・ハラナ<ギター>)
[8]“サタエ”(マリア・バラ<カンタオーラ>)
[9]“聖週間”(群舞)
[10]マルティーネーテとトナー“立ち上がれ”(ホセ・メルセー<カンタオール>)
[11]ブレリア“シギリージャ”(マヌエル・フェルナンデス“エル・カペータ”<バイラオーラ>、ヘスス・ゲレロ<ギター>)
[12]無伴奏“静寂”(イスラエル・ガルバン<バイラオール>)
[13]グアヒーラ“夜が明ける前に”(アルカンヘル<カンタオール>)
[14]アレグリアス“孔雀の踊り”(マルロ・サンルーカル<ギター>)
[15]タンゴ“タンゴス”(エストレージャ・モレンテ<カンタオーラ>)
[16]“時”(群舞)
[17]ブレリア“時の伝説”(トマティート<ギター>、ニーニャ・パストーリ<カンタオーラ>)
[18]子守歌“子守歌とコーヒー”(エバ・ジェルバブエナ<バイラオーラ>、ミゲル・ポベダ<カンタオール>、パコ・ハラナ<ギター>)
[19]サバテオ“いっぱいの夢”(ファルキート<バイラオール>)
[20]ブレリア・ポル・ソレア“アントニア”(パコ・デ・ルシア<ギター>)
[21]ブレリア“ヘレスのブレリア”(ルイス・フェルナンデス“エル・サンボ”、ヘスス・メンデス<カンタオール>、モライート・チーコ<ギター>)
ブレリア・ポル・ソレア“アントニア”を弾くパコ・デ・ルシア
独自の文化と因習を疎まれ、偏見と迫害の長い歴史を歩んでいるヒターノとフラメンコは深いつながりがある。苦しみの哀歌に留まらず、さまざまな曲調を歌い、踊り、演奏する“生命の旅と光”の競演は、まだフラメンコを知らない人たちにも新たな情熱と躍動の息吹を感じさせてくれる。 -
ストーリーはありません。フラメンコ三昧の映画です。フラメンコ好きなので、見れて良かったです。次は、お酒を飲みながらみようかな。
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たんたんと当代一流のフラメンコダンサー、カンタンテ(歌い手)のパフォーマンスを紹介して行きます。
私の知る、雑然としたタブラオの雰囲気の中で行われるものではなく、きちんとした音響、背景の中で記録を取るようにダンスと歌が続いて行きます。
出演者のインタビューやバックステージの表情など余分なものは一切なし。
シアターキノで見たい。 -
現代のダンサーや奏者が多数出演し、フラメンコを魅せてくれるドキュメンタリー。
フラメンコって、踊りありきのものかと思ってた。
曲だけとかもあるんだね。 -
スペインの巨匠、カルロス・サウラがフラメンコの真髄に迫ったドキュメンタリー。別にフラメンコに興味があるわけではないが、撮影監督が『地獄の黙示録』でオスカーを獲得し、照明や色彩感覚に定評のヴィットリオ・ストラーロなので、彼の名前に惹かれたので観た。さすが、ストラーロ。照明の当て方がとても綺麗。DVDしか発売されていないのが残念。ブルーレイで観るべきだと思った。