天地明察 上 (角川文庫) [Kindle]

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著者 : 冲方丁
  • KADOKAWA / 角川書店 (2012年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (282ページ)

天地明察 上 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 数学に関する描写はさっぱりながら、読みやすく向学心に燃える登場人物たちの姿が小気味良い。話は下巻からが本番というあたりか。

  • ずっと読んでみたいと気になっていましたが、ようやく読むことが出来ました。
    上下巻ともに読了。
    春海の考え方はすごく好きですね。建部氏が亡くなったと分かった時は思わず涙が零れました。
    とてもよい作品だと思います。

  • 碁士の渋川春海はその才能を見い出され星の(ひいては暦の)測量の旅に出る。周囲に関わる人があってこその春海のひたむきさがひしひしと伝わってくる。熱い男、春海。儚く散ってしまう初恋や謎の算術の天才関はいったい何者なのか、うん、面白いよ。

  • 壮大な話が静かに進む感じ。だけど退屈しない。こんな歴史ものもいいと思う。

  • ・根回し、事前準備 計画は必要
    ・ジェネラリストとスペシャリスト

  • 『日本SF短篇50』Ⅴに収録されていた短篇「日本改暦事情」を読んで面白かったので長篇を読んでみた。短篇をそのまま長くしただけなのかと思ったのだが、かなり異なる話になっている。上巻では物語の背景を丁寧に書くことで、下巻での展開をより深めるためではないかと想像する。きっと下巻は短篇のストーリーがメインになると思うので、あの怒濤の展開がこれから来るのかと思うと続きが楽しみで仕方がない。上巻を読んで準備運動はできた。さあ来い、下巻!

  • しなやかな力。


    江戸時代、当時使われていた宣明暦は正確さを失い、ずれ始めていた。
    そこで日本初めての暦の創造の命を受けたのが
    城内碁打ちでありながら、数学に生きがいを見出していた渋川春海だった。

    この春海のキャラクターがいい。
    二刀を拝領しているが、武士ではなく
    気弱で優しい、やわらかい。
    碁打ちに本領を見いだせず、数学の問題と出合うと
    地べたに座り込み、解き始める。
    こんな柔和な人物がさまざまな出来事を通して
    遂には日本独自の暦を生み出し、亡くなるまでを描いている。

    全国を先輩2人と回り
    北極出地という星の測量を行うのが
    上巻のトピックスである。
    そこで出会った先輩のうち一人は
    役目の途中で体調を壊し帰宅し
    戻らぬ人となる。
    その辺りの情感は胸に迫る。
    もう一人の先輩も春海もやさしい。
    そのやさしさが痛い。

    碁打ちとしての周囲との話題も興味深い。
    特に才能あふれる後輩から執拗に勝負碁を迫られるのはおもしろい。

    下巻になると俄然改暦へと話は進む。
    そして、紆余曲折ありながら
    遂には和暦を生み出すのである。

    サブストーリーである
    えんという女性との恋物語にもときめく。
    ともに別の伴侶を得るが
    ともに死別し、再び出会い
    遂には引っ込み思案の春海も結婚を申し出る。

    なぜに気弱で豪胆でもない春海が
    改暦という途方もない事業を達成できたのか。
    ふと思い当たった。
    気弱だから、優しいからこそだと。

    しなやかな力。
    改暦には数学的能力だけでなく
    政治的な手腕も必要になる。
    幕府、皇族、宗教勢力などのパワーバランスを知り
    徹底した対策が必要になる。
    そうしたすべてをやわらかに受け止め
    柔軟に、しかし徹底して行うには
    春海のしなやかな人となりが不可欠だったのではないか。
    読了して、本を閉じたとき
    心の中に春海のそんな姿が浮かんできた。

  • ロマンがあってわくわくする小説だった。自分も早く一事を定め、その達成に向け精進していきたい。

  • 武士でない歴史の話はあまり読んだことがなかったが、各キャラクターがとても良く表されていて、引き込まれた。

    若さと熱を感じる良い前半だった。

  • 春海が暦の作成に本腰を入れることになったのが、全国の緯度の計測だったことは意外。あと、えんに対して抱いていた淡い恋心も…。囲碁・数学・暦、あまり関連性はないのかもしれないけど、案外つながりは深いのかも。暦のズレも一部の人間は気づいていたのは、やっぱ優秀な人は気づいているんだなぁと。
    暦って江戸時代で江戸時代以前の暦を使用していたのが、案外保守的なんだとおもった。
    江戸時代の歴史小説を初めて読んだけど、結構読み進めにくい…。

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