- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
-
面白かったです。
時代的に算術やら暦やらすべてが未解で、それを解き開こうとする情熱が爽やかで爽快でした。
登場人物も魅力的。
北極出地の道程が情景が浮かぶようでとても好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Kindleにて。こんな興味深い話が展開されるとは、タイトルから想像しなかった。江戸時代、それも戦国時代を知る人がどんどん減っている平和な時代、算学に魅力を感じる男がいた。漢数字ですべてが表されるのって見ていて面白い。術(算数問題)を出し合うっていうのも面白い。このまま下巻へいく。
-
題名が気に入って興味を持った本だ。
上下巻まとめての感想。時代小説と思って読み始めたら、どちらかというとライトノベルな文章。
と思ったら、著者はライトノベルも手がける人のようだ。
(ライトノベルふうというのは、良い意味でも悪い意味でもないです。念のため)
天文観測を扱っているのでSF的な感じもする。
実際の渋川春海についてネットで少し調べたら、天文観測の旅や、和算家・関孝和との交流は史実ではないらしい。個人的に、そこが一番面白かったので、ちょっと残念。
読んでいてイマイチだったのは、聡明な人物はどこまでも立派で、暗愚な人は良いところなしのように描かれてるところ。でもこれは、私はそう感じたけど、読む人によって感じ方は違うだろう。
読んでる途中に、映画を見た。
映画よりも展開は地味だけど、映画より感動した。
もともと、暦の類いはわりと好きなのだが、読後、さらに好きになった。 -
ブクログでは電子書籍はamazonで販売している物しか登録出来ない。これは以前hontoで購入したもの。やっとamazonで配信を始めたようです。電子書籍サイトのシェア争いはどうなっていくのだろう。
-
読了
-
新鮮なおもしろさがあった。
-
主人公の春海の描写、時代の移り変わりに対する春海のスタンス、そしてストーリー展開の素晴らしさ。実に爽快。史実に基づくフィクションだが、登場人物が実に魅力的。今の世の中に通じるメッセージ性もあり、是非読んで欲しい1冊。オススメ。
-
失敗しながらもやりたいことに向かっていく真っ直ぐな青年の姿、清清しいですね。
-
映画を観てから原作を読みました。
映画とはいろいろ違っていて、内容を知っていてもまた楽しめました。
原作の方は、いろいな人との関わりが描かれていて、静かながらも、じっくりと物語を追う事が出来ました。
怒涛の展開みたいなのは無いですが、読後の余韻が良かったです。
実話が基になってますから、史実ではどういう展開だったのか調べてみたくなりました。