乙嫁語り 1巻 (青騎士コミックス) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 中央アジア(中でもモンゴルっぽい)の12歳の夫に、20の嫁が嫁いだんだけど、嫁側の親族が嫁返せとか言い出して不穏な感じになる話。
    絵がめちゃくちゃ繊細で、特に民族衣装のがすごいです。それだけでも読む価値はあるかなと思います。ただ、個人的に話自体はあんまり興味がなかったので、次巻は読まないかな。既刊13巻まで出てるので、人気みたいです。

  • 面白い。

    20歳の妻と12歳の夫、しかも舞台はシルクロードロマン溢れる異国で19世紀。
    奥さんが年若い夫をとても大切に思っているのがよく伝わってくる。
    遠い昔、もしかしたら、こんなお話が本当にあったかもしれにないと素直に思える。
    当時の風習、考え方、その土地ならではの暮らしなど大変興味深い。
    これから二人がどうなってゆくのか、楽しみだ。

  • 中央アジアの遊牧民の文化と、生活、恋愛の物語。

    土地の文化を研究・記録しながら旅行しているイギリス人のスミスが狂言回しの役を担い、様々な人々の生活を覗き見しているような視点で物語が展開する。

    食べること、人と出会い接すること、恋することを淡々と描きながらも、そのように生きていること自体が尊いことであると感じる。
    私たちも日々、様々なことを考え、もがきながら生きていることは実は尊いことなのだなと思う。

    刺繍や装飾、背景の書き込み量、作者の知識量(好きゆえに書いている、という感じ)が尋常じゃなく、絵で見てもかなり満足度が高い。紙のコミックで買い続けたい漫画のひとつ。

  • 作品の雰囲気と作者の絵柄が合っていて良い。衣装や絨毯の描き込みが細かくて綺麗。彫刻の模様が美しく、ただ彫っているだけのシーンなのに引き込まれた。カルルクとアミルの二人が微笑ましい。寝込んだカルルクを心配してオロオロするアミルが可愛い。柔らかい雰囲気のまま進むのかと思ったら、アミルの親族と揉めそうな予感…?

  • 綺麗なお姉さんが綺麗な嫁さん。

    【内容】
    十二歳のカルルク。嫁のアミルは二十歳。この辺の女性としては晩婚らしいが二人は好意を抱きつつ日々の暮らしを生きている。

    【感想】
    服とかえらい丁寧に描かれていてびっくり。マニアックやなあ。
    アミルの颯爽としたスーパーレディぶりはカッコいい。
    裏腹に他人の病気にはとても弱いが過去に何かあったのかもしれへんね。

    アミルを取り戻そうとする実家との間で一波乱ありそうやけどそれがメインになるよりは中央アジアの暮らしを淡々と描いてくれたらええなあとか思うけど、さてどうなるんでしょ。

    自分が小学生か中学生の頃二十歳の女性となると、おばさんとはならないまでも相当な差を感じてたと思う。男女としての感覚を抱けるようになるまでかなりかかりそう。

    今さらながらに読み始めました。
    この作者のメイドさんのお話は読んでましたが。

  • おすすめのところに紹介されていたので、何気なく読んでドハマりした作品。
    「なにこれ!この作品スゴ過ぎる!」そんな衝撃な印象だった今までにない作品。もはや芸術。
    服などの装飾類の細工が一つ一つ丁寧に描かれていて、刺繍一つにしても思わず溜息が零れてしまうくらい綺麗。
    動物も細かいところまで描かれていて、動きなども躍動感が溢れ、作者の中央アジア熱と動物愛がひしひしと伝わってきます。
    絵もさることながら、ストーリーも思わず引き込まれてしまうくらい魅力的。スッとその世界に入っていけました。
    目的を達成したり、激動なことが起こったりするような内容ではないのだけど、セリフがなかったりすることで中央アジア独特のゆっくりとした時間を感じられ、その日常の中で起こっていることが非常に魅力的に描かれている。
    コマの使い方が上手く、時折、タイトル通りの”語り”を感じられる作品です。

  • 舞台は19世紀後半の中央アジア。主人公のアミルは姉さん女房でだんなさが8才年下の12才のカルルクさんだったというぐらいか。風習の違いに驚いたのは。それ以外はどこにでもある家族の物語でその土地ならではの文化風習があるだけだ。「言われた事はちゃんとやらないと終わってないのに遊びに行っちゃダメですよ」嫁のアミルさんは物怖じしない素敵な女性でたとえ甥っ子といえども厳しい所は厳しい。「今日見つからなくてもまた別の日に来てみればいいですし、ゆっくり探しましょう」かと思えばおおらかな所もあり。人として素敵な女性。

  • ありえない描き込み量。読んでるとなんだか旅行してる気持ちになります。

    揚げ餃子食べたい~

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ありえない描き込み量。」
      敬意を込めて、舐めるように読んでます!
      「ありえない描き込み量。」
      敬意を込めて、舐めるように読んでます!
      2014/03/27
    • 揚げフライさん
      自然と本に顔が近づいてしまいますね
      自然と本に顔が近づいてしまいますね
      2014/03/28
  • 図書館の予約数がすごかったので諦めていたのですが、ちょうどBOOK☆WALKERで今85円だし、電子書籍を試してみたかったので、お試しで。
    紙に印刷している質感のが好きですが、でも場所を取らないですし、慣れたら違うかな。

    森薫さん、ほんとに仕事が丁寧。愛を感じます。
    そして、想像力(妄想)を掻き立てられる話。
    残りの巻も買おうかな。

  • It made me think about getting married.

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著者プロフィール

家族支援カウンセラー。1950年佐賀県に生まれる。中央大学卒業後、2007年まで東京都内の中学校において、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総研所長・家族支援メンタルサポート協会理事長。専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。

「2023年 『家庭にしのびよる“うつ”に負けない! 悩めるママとカウンセラーの家族をみつめる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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