ロジカル・シンキング Best solution [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 問題が挟まるのが読みにくいが、参考になる。思考論理分析読了後に読んだのも良かった。

  • メッセージは次の3要件を満たすものである。
    ・課題
    ・相手に期待する反応
    ・答え

    答えの要素としては、
    答えの核となる「結論」
    なぜその結論なのかの「根拠」
    結論がアクションの場合は実行するための「方法」

    説得力のない答えに共通する欠陥は下記。
    ・話の重複、漏れ、ずれ
    ・話の飛び

    それを防ぐために、
    ・MECE (Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
    ・グルーピング
    ・So What? / Why So?

    MECEの切り口には色々あるが、
    3Cや4P、効率・効果、事実・判断、流れやステップで考えるのが一つの方法。

    So What?する場合、何から何へ、どう動いているのを言わなければ何も言っていないのと同じ。
    市場は変化している、というSo What?したのではほとんど意味がない。
    また、観察のSo What?があってこその洞察のSo What?である。

    そして、論理は、
    結論を頂点に、結論に対する根拠もしくは結論を実現するための方法が一つの構造として組み立てられたもの。
    その際、縦方向にはSo What?/Why So?の関係、
    横方向にはMECEな関係。

    構造としては2パターンあり、
    並列型と解説型(事実→判断基準み判断内容)


    ビジネスコミュニケーションでは、相手が結論を納得してくれ、こちらの期待通りの反応をとってくれれば良い。むやみに多くの情報を与えることは、相手にプラスをもたらさない。

    課題に照らして結構を設定すること。

  • とにかく難しい。再読必須。

  • ロジカルシンキングについて解説した本書は多くの大学生にとって読む価値のあるものだと思います。本書はビジネスを舞台にして様々な例を交えて解説していますが、普段の生活や学習、研究に生かせるところも大きいです。学生は文を書くことや解いた問題の解説をする機会も多いと思います。その時に自分がどれだけわかりやすく、論理的に伝えられているか評価してみてください。無駄に長く説明したり、話が飛躍したり、「結局どういうことなの?」となってしまったりしてはいないでしょうか。
    大手コンサルティング会社に長年勤めた筆者らは、論理的な文章やわかりやすい話には一定の法則や構造があるといいます。それらの方法論や思考法を学べば誰にでもある程度論理的でわかりやすい文が書けると私は思いました。人に伝わる文を書くために必要な要素を詳しく解説した本書はどんな分野に従事している人にとっても読む価値があると思います。
    (理科Ⅰ類・1年)

    【学内URL】
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000015405

    【学外からの利用方法】
    http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/faq/gakugai.html

  • 相手にうまく伝えるにはどうすればいいか
    論理的に相手に伝える手順がかかれています。

    当たり前のことを手順を追ってまわりくどく書いていますが
    論理的思考が苦手な方は参考になると思います。

    政治家などは答弁を答えるべき内容からそらす場合が多くありますが、
    あれは最悪の答え方です。
    まったく論理的ではないからです。

    真似をしないように。

  • ロジカル・シンキングの書籍を探していると、大体この本が出てきます。

    古い本ですが、それほど芯をとらえているのでしょう。
    読んでみて、多少分かりにくい部分もありましたが、概ね理解できました。

    よく伝えるべき課題(テーマ)は確認していましたが、相手へ期待する反応も確認するというのは初めて聞きました。
    ですがコミュニケーションでは、相手に何かして欲しいから伝えるので、その確認も大事なんだと思いました。

    とにかく論理構造を作る練習をしようと思いました。

  • ★アウトプットする中で現在の自分課題は?
    →まだまだロジカルシンキングが甘いため、MECEに要素分解ができる精度を上げる

    ★この本で得たいこと/目的
    →ロジカルシンキングの基礎固めのため、ロジックツリー、ピラミッドを学ぶ
     
    ★この本で学んだこと

    ①本書の問い
    体系立った、シンプルで実践的なロジカルコミュニケーションの技術の紹介

    ②それに対する答え
    ③具体的な方法論

  • まず課題を明らかにする→結論→根拠 結論と根拠はSo what, why soの関係で繋がっていないといけない。観察と洞察。根拠は並列型(MECE意識)と解説型(事実→判断条件→判断)で表現できる。組み合わせも可。相手に合わせて何段階必要か考える。 いい話ではあるが、考えてみよう!の問題の解答例がないのでもやもやする。

  • 上司とのMTGで「ロジカルではない」と言われ、急遽読んだ本。20年も前に書かれた本だが、全く古くなく、ビジネス全般で使える内容だった。
    ロジカルに思考を整理する方法、論理を組み立てる方法について書かれており、非常に参考になった。MECEな思考整理は、企画業務において基本中の基本であり、日々実践する中で一刻も早く身につけたい。

  • ・論理的なメッセージを伝えることによって相手を説得して、自分の思うような反応を相手から引き出すスキル

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著者プロフィール

照屋 華子(テルヤ ハナコ)
コミュニケーション・スペシャリスト
コミュニケーション・スペシャリスト。企業におけるロジカル・コミュニケーション定着のためのサポート提供とともに、論理思考やロジカル・コミュニケーションに関する研修を多数企画・実施している。ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(経営学研究科経営管理専攻経営管理コースで卒業研究担当)、首都大学東京大学院非常勤講師(経営学研究科経営学専攻経営学プログラムでロジカル・ライティング担当)。東京大学文学部社会学科卒業後、株式会社伊勢丹(当時)広報担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。同社でコンサルティングレポート等の論理構成・日本語表現にアドバイスをするエディティング、コンサルタントや顧客企業対象の論理構成に関するトレーニングに携わった後、独立、現在に至る。著書の『ロジカル・シンキング』(共著)と『ロジカル・ライティング』(ともに東洋経済新報社)はロングセラーとなっている

「2018年 『ロジカル・シンキング練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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