アミダサマ(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 【2022年64冊目】
    ホラーでもなんでも「なぜその事象が起こっているのか?」が気になってしまうので、そこが曖昧だとなんか曖昧な気持ちを抱えたまま終わってしまうんですよね…っていうような話でした。解説の「これは物語を曼荼羅で紡いだものだ」みたいな言葉が結構秀逸だなとは思いました。

  • 何かの声に呼ばれて、悠人は廃車置場へと向かう。僧侶の浄鑑もその声に気づき2人は出会う。そして、冷蔵庫の中から瀕死の少女ミハルを救い出す。しかし、ミハルと悠人には呼び、呼ばれる、災厄を起こす何かがあると感じた浄鑑は2人を引き離す。ミハルは力を増大させ、悠人はミハルに恋い焦がれつつも律子という女に出会い少しずつ救われるのだが、ミハルの父親が現れ、町には不穏な事件が起こり始める。みたいな話。全体的に暗く重苦しい空気なんだけど、そこまでホラーっぽくもなく、どちらかというと哀切を感じる作品。自分の存在の不確かさ、を感じずにはいられなくなる。

  • 何かで薦められていて読んだけど、

  • ゾクゾクする。
    ひきこまれる。

  • 映像で見たい作品。

  • 世界観が受け入れられなかった。1人の少女に狂わされる小さな村ととある男性について書かれていましたが、表現がグロいし、何より性描写が嫌だった。最後まで読むのは辛かった。登場人物は主人公とか母さんしか好きじゃない。

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著者プロフィール

沼田 まほかる(ぬまた まほかる)
1948年、大阪府生まれの小説家。女性。奈良県在住。読んだあとイヤな後味を残すミステリーの名手として、「イヤミスの女王」という称号で語られることもある。
寺の生まれで、大阪文学学校昼間部に学ぶ。結婚して主婦になり、母方祖父の跡継ぎを頼まれ夫がまず住職となるが、離婚を経て自身が僧侶になる。50代で初めて長編を書き、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞、56歳でデビュー。
2012年『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、2012年本屋大賞にノミネート(6位)。それを機に書店での仕掛け販売を通じて文庫の既刊が売れ出し知名度を上げた。
代表作『ユリゴコロ』は2017年9月23日に吉高由里子主演で映画化。同年10月、『彼女がその名を知らない鳥たち』も蒼井優・阿部サダヲ主演で映画化された。他の代表作に、『九月が永遠に続けば』、『猫鳴り』、『アミダサマ』。

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