尼さんはつらいよ(新潮新書) [Kindle]

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  • 著者は大阪生まれの尼僧である。仏教とは無縁なサラリーマン家庭に育ち、イラストレータの仕事で一旗揚げながらも30代の前半で仕事を辞めて、「何となく」出家の道へ。比叡山で修行を重ねて念願の尼僧になるが、宝塚歌劇団のように「清く、正しく、美しい」というイメージとはかけ離れた醜い尼僧たちの人間関係に愛想を尽かして「尼寺から出家」... (!)。その後は京大の大学院・しかも博士課程でサンスクリット語や阿弥陀仏を学び、現在は仏教研究者として全国の各地で教えを広める「ホンモノの尼さん」である。尼寺に興味のある女性、これから尼僧を目指す女性に送るヒントと「傾向と対策」が詰まった興味深い一冊だ。

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著者プロフィール

1955年(昭和30年)、大阪府に生まれる。1991年に天台宗青蓮院門跡にて得度。佛教大学文学部仏教学科卒業、京都大学大学院文学研究科文献文化学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学・花園大学)。専攻はインド仏教学、パーリ学。花園大学非常勤講師、叡山学院専任講師、天台宗教学財団特別研究者、姫路市立生涯学習大学校講師、スリランカ国立ケラニヤ大学パーリ学仏教学大学院客員研究員等を経て現在、東方学院講師を務め、執筆を中心に活動。著書に『チャリヤーピタカ註釈――パーリ原典全訳』(国際仏教徒協会、2007年)、主な論文に「菩薩と菩薩信仰」(『大乗仏教の実践――シリーズ大乗仏教3』所収、春秋社、2011年)等のほか、研究論文を多数執筆。また最近は、『尼さんはつらいよ』(新潮新書、2012年)など、一般向けの仏教書の執筆や雑誌等への寄稿も多い。

「2009年 『座標軸としての仏教学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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