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感想・レビュー・書評
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老いたら一つの場所に落ち着くように心掛けよ。
いやだ。貧困対策をしておこう。
好奇心が満たされると老いがやってくる?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シルクロード編。旅も中盤に入り慣れてきた感が読める。
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旅も後半になり、老いや孤独について考えながら、心が弱くなっていく様子がうかがえる。/私も沢木耕太郎のような観察力と描写力をもって旅をしてみたい。それは何かから逃れる旅だが、その何かとは老いであり、たぶん今回の巻で明確になったと思う。
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何回でも読み返したくなる本
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前作のインド・ネパールに続いて、パキスタン、アフガニスタン、イランとシルクロードに沿って進んで行く部分です。本作部分はインドに比べればアクの強さは劣りますが、マレー半島・シンガポール遍同様に人との出会いと別れが印象的な旅のワンシーンとなっています。特に後半はテヘランで友人と落ち合うために乗ったバスが、これまた凄まじい体験をさせられるものではありつつも、またそこでの人々との交流がこの長い旅にまた新たな彩りを加えるものとなっています。さらにはドミトリーや街の時計屋でも取っ付き難そうな人々との交流が印象的です。文中ではコミュニケーション手段は省かれてはいますが、基本的に英語が通じない場合はジェスチャーに頼る他なく、それでも何となく意思の疎通は出来て人間関係が成り立っているわけです。島国に育った僕たちは言葉が通じなければコミュニケーションなど不可能だと思いがちですが、そういった思い込みこそ頭が固く、視野の狭い考え方なのかもしれませんね。