白夜街道 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 着実に成長してますね。

  • 公安刑事・倉島シリーズその2。相変わらず主役はヴィクトルなんだけど、今回は舞台がロシア。いろいろ仕込みがされていて、誰が誰を嵌めようとしているのかが謎めくのがこのシリーズなのだろうか。謎めきすぎて、ラストがいまいち盛り上がりに欠ける感は否めない。倉島のキャラもいまいちイメージしにくいし。民族的な問題って我々にはなかなかぴんとこない部分もあるから政治背景もふくめて描ききるのは難しいのかもね。
    でも次作も読むよ。

  • 公安・倉島シリーズの第二弾。シリーズ名が正しいかどうかは謎。
    曙光の街に登場したダークヒーロー、ヴィクトルが今度はロシア
    で大活躍、の巻。

    舞台が(ほぼ)日本で無くなったことで若干の違和感こそあるもの
    の、誰がヒールか解らない展開は実にスリリング。そして、前回から
    優秀な公安捜査官に化けた倉島の人の変わったかのような活躍が目覚
    ましい。2作目にして世界観が出来上がった感。

    それでいながら、各キャラに親近感まで沸いてくるのがちょっと不思議。
    そもそもあの名作、「ハロー張りネズミ」の頃から旧ソ連のスパイもの
    はかなり好きな舞台設定でもある。ゆえに、続編が楽しみ。

    ・・・今のところこのシリーズ、次でKindle版は終わっちゃうのだけど(^^;)。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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