曙光(しょこう)の街 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • やる気のない公安警察官と、むちゃくちゃ強いロシアの殺し屋と、元プロ野球選手の武闘派ヤクザが闘うお話。主人公は警察官なんだけど、どちらかというとロシアと武闘派を中心にお話は進む。それぞれの生き方の過去未来がいろいろとからみあって、肘や肩がバンバンはずれたり鼻が潰れたり脳みそが飛び散ったりもするけど、なんとなくヒューマンな感じで爽やかに終わるのだった。続編では、今回で警察のお仕事に目覚めた公安くんがキリリと活躍するらしいのでそれまた楽しみ。

  • いくらなんでもハッピーエンドすぎじゃねと思わないでもないんだがまあ流れ的には必然っちゃあ必然なのかも。

    とまれ読んでる間は楽しかったんで全然オッケーみたいな。

  • またもや今野敏作品のKindle版。
    今回のアイテムは公安・元KGB・プロ野球崩れのヤクザ。
    コレを並べるだけで充分に興味をそそられる。

    全篇に溢れる緊迫感が相変わらず凄い。
    そもそもこのキーパーソン3名はそれぞれがそれぞれの立場で
    やる気を失しているにもかかわらず、物語の圧倒的なスピード感
    に引き摺られ、終盤には3名とも魅力溢れるダークヒーローに進化。
    終盤前の怒濤の展開からエンディングに至るまでの過程は、
    スカッとした爽快感すら。

    集中して読んでいるKindle版・今野敏作品だけど、今のところコレ
    がいちばんのインパクト。他にもまだまだ作品は待機中。読み物に
    困ってる活字中毒者にはオススメです!

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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